私が伝えたいのは「みなさんの大切な人が宇宙人にさらわれないように気をつけてください」ということです。
『音楽チャンプ歌うま日本一決定戦2時間SP』で優勝。「歌カツ︕~歌うま中高生応援プロジェクト~」season1で優勝。広瀬香美×Hulu『歌姫ファイトクラブ!!』で「UtaHime」のメンバーに選抜。歌の実力を買われ、高い評価を得てきた上田桃夏。これまでもコンスタントに作品をリリースしてきた彼女が、自ら新レーベル「TSUKIYORI Records」を設立。プロデューサーに稀代のマルチアーティスト岸田勇気を迎え入れ、5月13日に第1弾シングル『僕の彼女が宇宙人にさらわれまして』を配信。上田桃夏とは、どういうシンガーなのか?最新曲の内容も含め、彼女の魅力を紐解いた。
■自身のレーベル「TSUKIYORI Records」の活動が始まりましたね。
上田 これまではいろんな方々とのご縁を通して、いろんな力をお借りして活動を続けてきましたが、活動をしていく中で、次第に「自分の生み出す音楽を自分の力で……、上田桃夏というエンターテイメントな存在を自分の言葉で世の中に発信していきたい」という気持ちが強くなりました。そこで今年に入ってから準備を進め、ようやく新レーベル「TSUKIYORI Records」という形を取って、新たなフェーズに突入しました。これまで以上に世の中に上田桃夏を発信していこうと、今積極的に動いています。
■上田さんは、「歌うま」系の番組にいろいろと出場しては優勝を果たすなど、歌唱力の高いシンガーとして評価を受けてきましたよね?
上田 今でもよく、「◯◯という番組を見て知りました」や、「◯◯という番組が、好きになったきっかけです」という言葉をいただきます。自分にとっても人生が変わる大きなきっかけになりましたし、上田桃夏という存在を知っていただくチャンスの場になりました。でも、その頃からシンガーソングライターとしてオリジナル曲を歌って活動もしていたからこそ、なおさら「私のオリジナルの曲を聴いてほしい」という気持ちはずっと持っていました。実際に番組を通して私と出会ってくださり、そこからライブを観に来てくださるようになった方々もいます。私はオリジナル曲をみんなに届けたいし、みんなに私の作った曲を好きになってほしい。その気持ちがずっと胸にあったからこそ、その思いが今回の形に繋がりました。
■桃夏さんが曲を作り出したのはいつ頃からですか?
上田 アコギを手に初めてオリジナル曲を作ったのは中学2年生の時でした。私は大原櫻子さんに憧れてシンガーソングライターの道を目指し始めました。私自身、大原櫻子さんはもちろん、井上苑子さんなどのシンガーソングライターの方々に憧れを抱き、自分でも曲を作るようになりました。「自分の作った曲を通して、誰かの心を動かしたい」と、曲を作り始めた時から、その気持ちに突き動かされて活動をしてきました。歌うま系の番組や生配信などをきっかけに私のオリジナル曲を聴いていただける場が広がったことは、本当に嬉しく思っています。私の楽曲の中でファンのみなさまから、「◯◯という曲が好き」や、「◯◯という曲の、この歌詞が好き」という言葉を聞く度に、「私はシンガーソングライターなんだなぁ……」と実感しています。
■先日卒業しましたけど、桃夏さんは広瀬香美さんがプロデュースする「UtaHime」のメンバーとしても活動をしてきました。あの活動も、良い経験に繋がりましたか?
上田 広瀬香美さんには本当にいろんなことを教えていただきましたし、学びもとても多かったです。UtaHimeの活動を通して、歌唱面でのアドバイスはもちろん、私のオリジナル曲を聴いていただきいろいろとアドバイスを受けましたし、シンガーソングライターとして活動をしていく上で相談にも乗っていただきました。中でも強烈に胸に刺さったのが、「この曲は魂を削って作りましたか?それくらい本気で向き合わないと、曲に命は吹き込まれないよ」という言葉でした。他にもいろんな言葉をいただきましたが、それが私の力になっています。
■桃夏さんは結構幅広いジャンルやスタイルの曲を表現していませんか?
上田 バラードから応援ソングまで、幅広く表現しています。中でも応援ソングが比較的多いとは自分でも感じています。
■その理由も気になります。
上田 これは曲が生まれるきっかけのお話にもなりますけど、私自身が応援していただく時に、その人からもらった言葉はもちろん、そこに込めた思いをすごく大事に受け止めています。逆に私が誰かに応援の言葉を送る時には、自分が言われて嫌じゃない言葉を意識して相手に届けます。「頑張って」の言葉にしてもそう。みんな頑張っているから、そこで「頑張って」と言われても、「ありがとう。でも、すでに頑張っているから」と思うことだってあるから、その言葉の使い方なども考えます。私が応援ソングを多く書くのは、誰かのためと言いながらも、それらの言葉を自分自身に問いかけたり、言い聞かせているからなのかもしれ
ません。
■桃夏さんの作る楽曲の歌詞が胸に刺さるのは、本人の心に一番刺さる言葉だからなんですね。
上田 そうかもしれないです。(笑) ファンの方々から曲を聴いていただいた感想で嬉しいのが、「意外と深い歌詞だよね」という言葉です。普段の自分はふわふわしているし、そう言われることも多いですけど、歌い出すとその印象が変わるみたいなんです。私はどちらも自然体ですけど、「そのギャップにヤラれた」という言葉も聞くので、周りからは二面性を持った姿として受け止められることが多いです。(笑)
■ここからは、改めて新しいフェーズに入った、今の動きについてお聞きしたいなと思います。新レーベル「TSUKIYORI Records」を立ち上げたのも、自分自身を積極的に発信していきたい気持ちからですか?
上田 上田桃夏の音楽を自分の力と自分の責任で世の中に発信したいという気持ちが、その理由でした。そう思ったきっかけがあります。
■それが気になります。
上田 世の中には、本当に素晴らしいアーティストがたくさんいます。その人たちと肩を並べようにも、今の実力じゃまだまだ足りていないのが現実です。私も、「アーティスト上田桃夏」を確立させたい。そのためにも、すべての責任を自分で背負って発信する環境を作りたいと思って立ち上げたのが「TSUKIYORI Records」でした。
■4月30日にファンの方々に向けた生配信で、そのことを伝えましたね。ファンの人たちはどんな反応を見せてくれましたか?
上田 事前に「重大発表」と伝えていましたが、みなさんにとっては予想の斜め上を行く発表だったようで、「応援するよ!」との声もそうでしたが、「上田桃夏本気じゃん!」という言葉をいただいたように、みなさんの言葉が嬉しい自信に繋がりましたし、「さらに頑張ろう」と気合を入れ直すきっかけにもなりました。
■「TSUKIYORI Records」より、第1弾シングルとして5月13日に配信になるのが『僕の彼女が宇宙人にさらわれまして』ですが、この曲は2024年8月からライブで歌いだしたと聞きました。
上田 この曲を初めてお披露目したのは、2024年8月に行ったワンマン公演の時でした。世の中には名曲と呼ばれる曲がたくさんあります。もちろん私の中にも、「すごい」と言われる名曲を作りたいという気持ちがあります。その思いを胸に、タイトルを含めてインパクトのある楽曲として作り上げたのが『僕の彼女が宇宙人にさらわれまして』でした。ライブで初披露をした時は、ファンの方々も驚いていましたけど、ライブで披露していく中で支持が高くなってきて、好評だったことも理由にあって、「今回の新しいスタートを切る上で、第一弾になる曲はどれにしよう」と思った時、最初に思い浮かんだのがこの曲でした。
■タイトルからして強烈なインパクトを与えてくれますからね。
上田 そう言っていただけてすごく嬉しいです。私は怖いものが苦手なんです。もちろん宇宙人やUFOも苦手です。これは例えばの話ですけど、「円盤から出る光線によって連れ去られる」のと、「宇宙人に手を引かれて連れ去られる」のを比べたら、私は宇宙人に手を引かれて連れ去られる方がゾクッとします。そういうインパクトを感じたことで、この題材を思いつきました。ファンの方々も、最初はタイトルに驚かれますけど、ライブで何度も聴いてくださっている方々には、「歌詞がすごく切ないし、思っていた以上に深い思いを書いていそう」とか、「何回も聴きたくなる中毒性のある曲」と言っていただくことも多いです。







