androp VANITYMIX 2019 SPRING PICK UP INTERVIEW

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■初回限定盤には“Image Word”も収録されていますが、これはandropにとって、とても大切な曲だと思いますが。

内澤 1stアルバムの『anew』に入っている曲で、自分が青森から東京に出てくる時の決意表明の想いを入れた楽曲なので、個人的にも大切な曲だし、「Image World」という自分たちのレーベルを立ち上げて、その元となった曲でもあるので、バンド的にもすごく思い入れの強い曲です。それを10周年の今入れることによって、何かメッセージとして伝えられるものがあるのかなっていうのと、自分的にも初心を思い出すというか、あのときの気持ちを忘れないようにということで、今だから弾き語りで歌って入れてもいいかなと。

佐藤 初めて4人で鳴らした楽曲でもあるので、本当は恥ずかしかったりもするんですけど、10周年だからということで、ヴァージョン違いで入れるというのは、すごく意味があるんじゃないかと思いましたね。

■今でも当時と気持ちは変わらずですか?

内澤 変わらずですね。青森で過ごした人たちのことを想って作った曲が、今は楽曲を聴いて応援してくれる人や、メンバーがいて、あの頃と変わらない想いで音楽を続けられているし、そういうものに自分が生かされてるような気がしているので、今も変わらず、あのときの気持ちは変わっていないなって、今回歌ってみてあらためて思いました。

■今回のジャケットのカセットテープが気になったのですが、これはどういう意味が込められているんでしょうか?

佐藤 “Koi”でも映画の中でも表現されていることが、時を越えてもまた同じ人と結ばれたいとか、そういう意味合いのことなんですね。それで、これ実は裏面がQRコードになっていて、表面がカセット、開けるとCD、裏面はQRコードになるんです。

■はい。そうですね。

佐藤 音楽って時代によって、どんどん形を変えていっていて、昔はレコードもあったんですけど、カセットがあって、CDがあって、今はストリーミングでって、変わってきているじゃないですか。そういうもので時代の流れと楽曲の表現を重ねていたりするんです。大人の手と子どもの手というのも、生まれ変わってもつながっているよっていうことを表現していて、そういうところも楽しみながら今回のシングルは聴いてもらえたら嬉しいですね。

伊藤 今回は新しさもあるし、今までやってきたこともあるし、それがうまくブラッシュアップされていたりもするし、初めてandropを聴く人も、今までandropを聴いていた人も、どちらの人たちにも楽しんでもらえるようなCDになったと思うので、ぜひいろんな人たちに聴いてもらえたら嬉しいです。

Interview&Text:藤坂綾

PROFILE
2009年にデビューした4人組ロックバンド。これまでに10枚のシングル、10枚のアルバム(ベストアルバムを含む)をリリースし、数々の映画・ドラマ主題歌、CMソングを手掛けるなど、楽曲の注目度は高く、MVなどの映像・アートワークでも世界的に評価を得ている。2019年の今年、デビュー10周年のアニバーサリーイヤーがスタートした。
http://www.androp.jp/

RELEASE
『Koi』

Koi

初回限定盤(CD+DVD)
UPCH-7482
¥1,944(tax in)

Koi

通常盤(CD)
UPCH-5958
¥1,296(tax in)

ZEN MUSIC
2月27日ON SALE