BATON=RELAY VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

BATON=RELAY『ミライ=バトン』『Start me up/かけだしのモノローグ』

■こちらはアプリとのリンク性もあるようにお見受けしました。

矢野 ゲーム内のストーリーは、キャラクターがそれぞれ「なりたい自分」を求めてリレープロダクションに入ってきます。まず、その「なりたい自分」っていうのが、“Start me up”の歌詞に入っているんです。みんないろんな葛藤をしながら「なりたい自分」に向かって頑張って一歩を踏み出したところが、その“Start me up”と重なっていて…。1曲だけでもかなり語ってしまいそうなので、聴いたみなさんがそれぞれ見つけてくれたら嬉しいです。(笑)

白花 ゲームでのストーリーでは、16人一人一人にフォーカスが当てられています。そこでは、それぞれ壁だったり、悩みにぶち当たるんです。沢山悩みながらも、自分なりの答えを見つけて、また前を向いて突き進んでいくんですが、この楽曲は、そんな彼女たちの一連をそのまま投影したような曲だと思っています。ですので、この曲を聴きながらストーリーを見たり、ストーリーを読み終わったあとに聴いていただけると、またそれぞれ違った風に楽しめるんじゃないかなと思います。

■対して、こちらも全員歌唱の“かけだしのモノローグ”。この曲は飛び出していくようなサウンドと歌のリレーション、信じたものに向かっていく想いや、今後への確信が伺えました。

白花 “Start me up”が始まりの曲なら、この曲は16人にとっての日常に近い気が個人的にはしています。飛び出した後、という意味ですね。夢や目標に向かって駆け出す、その中で挫けてしまったり、壁にぶつかり、だけど、仲間たちとの思い出を胸にまた駆け出していく。それぞれの道の途中で流れているような、つらい時に鼓舞してくれるような、そんな曲だなと思っているので、歌っている時は美聡に対して「頑張ろうね!」という気持ちを持って歌っていますね。

石飛 歌わせていただいている私自身も、これからのBATON=RELAYや冬華ちゃん、そしてみんなのこれからが想像できてワクワクしました!そのワクワクやここから始まるぞ!という気持ちが少しでもみなさんに伝わると嬉しいです。

■ここからは各チームの歌に。まずは“四月のDreams come true”は、April4が歌っています。

白花 とにかくバランスがいいなと感じていますね。(矢野)妃菜喜さん、(星希)成奏さんの先輩2人に、(白河)みずなちゃんと私の同期組はいつも助けられています。あと、本当に仲良いんですよ。この4人で一緒にお仕事をさせていただくことも多いので、段々と私たちの仲も深まってきて、最近はよくご飯も一緒に食べたり。この4人でいるとすごく楽しいですし、この4人で良かったなと心から思っています。

■この曲はある種、少女マンガのような、女の子同士のあるあるや教室の光景、そこから夢に向かっていく力強さと儚さの同居のようなものを感じました。中でも「性格も見た目も私たちまるで違うけど」のフレーズは、かなりみなさんと重なりました。

白花 素敵な楽曲です。4人にピッタリな楽曲だなとすごく思います。歌詞にもある通り、4人とも基本的にバラバラなので、性格も見た目も全然違う。だけど、何故かこの4人だと頑張れる。それぞれ個人個人についても、4人とも自分なりに真っ直ぐ頑張っているけど、それぞれ弱い部分もあって、だけどみんな本当は強いんですよね。ちゃんと自分を持っていて、道を見失わない。そういう4人の仲やみんなの気持ちや強さなんかが、すごく繊細に表現されていて、April4 にとって大切な大切な楽曲です。歌っていて「あぁこの3人が大好きだな」と、毎回思ってしまいます。(笑)

■“ビバフィーバーバンビーナ”は、Bambina!!!!の曲ですね。演じる皆さんもとても元気な印象ですね?

石飛 Bambina!!!!は、みんな元気いっぱいな中学生キャラクターで構成されていて、わちゃわちゃと楽しい感じが私たちらしいなと思います。

■確かにわちゃわちゃと楽しく明るいパーティソングで、ライブでもお客さんも交えて楽しく盛り上がりそうですね。

石飛 初めてこの曲を聴いた時、ライブで歌っている光景を1番に想像したんです。なので、やっぱりとにかく「楽しい!明るく!」を意識しながら歌いました。歌詞の中にも「fuu!」や「Yeah!」など、みなさんにも一緒に言って欲しいところがたくさんあるので、ライブで早く歌いたいなーって思います!

■“金糸雀”はCanariaによるものですが、こちらはかなりしっとりとした曲で。Canariaらしさとは、どんなところですか?

澤田 Canariaの特性として「琴音、晶、なお、千里」全員、普段と演じている時や歌っている時とのギャップがとてもある子たちで、その面だと「真里愛、朔、夏海、一花」の4人も、演じている時以外は、すごくいい意味で騒がしいので。(笑) ギャップが強い!というところが自分たちらしいところだと思っています。(笑)

■ダイナミズムがあるミディアムな面も耳を惹きました。かなり感情も込めて歌われていますよね?

澤田 Canariaのみんなは、キャラ的にはほんわかしているのですが、歌はとても壮大でかっこいいんです!特に“金糸雀”は、歌詞が「君と共に空をかけよう」や、「泣きそうなら一緒に泣こう」など、聴いているあなた自身に寄り添うような歌詞が多いのが特徴かなと思います。歌ってみて思ったのは、もうとにかくとっても心地良いんです。(笑) 「金糸雀」自体も鳥の名前なので、翼を広げていけるように、そしてみなさんの翼になれるように、これからライブなどで魅せていけたら良いなと思います。

■“Daylight Sinfonia”はDaylightが歌っていますが、「ザ・アニソン!」って印象を受けました。どんなチームなのでしょうか?

春咲 Daylightは、他のチームと比べてかなり個性的なキャラクターが集まっています。見た目然り、中身然り、個性的というより訳ありと言いますか…変わり者と言いますか…。(笑) でも変わり者の自分を受け入れて、自分なりの生き方をしているところが、Daylightらしいのかなと思います。とってもかっこいいです!

■かっこよさやクールさがあって、歌のリレーションとユニゾンも印象的でした。

春咲 歌詞が皮肉めいているけど、そこを自分たちらしさと割り切っているところと、心地よくてついついリズムを刻んでしまうビートのマッチが、歌っていてとても気持ちよかったです。

■続いて『ミライ=バトン』の話に移ります。タイトル曲の“ミライ=バトン”は、全員歌唱で、憧れはあるけどちょっと自信もない…そんな気持ちを振り払い、夢に向かって一緒に歩もうと歌われているような、明るさや前向きさ、これからの姿を感じました。

春咲 期待と不安が入り混じった複雑な心境で歌いました。キャラも私たちキャストも、これから先、楽しいことばかりが待ち受けている訳ではないと分かっていて、不安に押し潰されそうな時もあるからこそ、等身大の気持ちで歌うことに意味があるのかなと思いました。最後は、挫けずみんなを信じて走り抜けよう!という意志を持って歌いました。

石飛 個人的には不安って出しちゃいけないものだと思っていたんですけど、歌っていて、この歌は不安も含めて全てを受け止めくれる、不安に思う事は悪い事じゃないって言う気持ちになりました。これから先もきっと悩む事もいっぱいあるけど、みんなとバトンを繋いでいきたいなと、前向きになれる曲だなと思います。

澤田 “Start me up”“かけだしのモノローグ”とは違い、“ミライ=バトン”は、目指してきた夢をその先、誰にどう渡していくか、どう届けていくかという曲にもなっていて。特に「あなたにバトンリレー」の歌詞がすごく大好きです。私は「先の見えない道も必ず誰か待ってる」の歌詞の部分をつらいときや、悩んだときのやる気の源にしています。みなさんのやる気や元気の源になれていたらとても嬉しいです。

■“MAJI de MAGIA”(April4)は、可愛い歌声のキャッチーな楽曲ながら、ゲーム内アニメの魔法少女になりきって、「でも世界の平和も私の未来も全部守るんだ」などのセリフっぽい歌詞が面白い歌ですね。

矢野 練習で他のメンバーと歌った時に、私たちの声とすごくリンクしているなと感じました。それぞれ歌い分けがあるのですが、キャラクターにそれぞれ合った歌い分けだったりするので、歌っていてとても楽しいです。

■“四葉のクローバー〜10000分の1の君〜”(Bambina!!!!)は、アップテンポで目まぐるしい展開や各人のキャラクター性、ライブでもアッパーで盛り上がりそうな光景も浮かんでくる楽曲です。

石飛 初めて聴いた時、「はや!!」となったのが第一印象でした…。(笑) でも一回聴くとずっと頭の中で再生されると言うか、口ずさんでしまう中毒性のある歌だなって思います。