BLACK IRIS VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

■BLACK IRISの楽曲の方向性についても教えてください。

杉本　最近の傾向として大事にしているのが、なるべくイントロの部分を短くしながらも衝撃を与えつつ、曲が始まってすぐに響く9人の歌声で、どれだけリスナーの耳を引き寄せられるか。その上で、9人それぞれの声質の違いや魅力を活かすべく、その歌詞や歌声のキーに合わせて一番歌声の映える人を、しかもフレーズごとに細かく当てはめているから、そういう細かいところにも注目して聴いてもらえたらなと思います。隣の広樹ですけど、彼は筋肉が凄い!!

斉藤　えっ、そこなの？！(笑)

杉本　とにかく何でもそつなくこなすし、初めて携わることでもすぐに飲み込んで器用にやってしまうところはすごいよね。あと、いっぱいご飯を食べます。

斉藤　結局そこですか。(笑)

杉本　あと、広樹はBLACK IRISの中でいうと、お母さん的なポジションの人かな。みんなの思いを全部受け止めて、しっかり支えてくれる。まさに家族でいうところの母親的な存在が広樹ですから。

斉藤　ありがとうございます。(笑)　翔太はBLACK IRISの初期メンバーの一人で、結成の時から今もずっとBLACK IRISのことばかりを考えてくれているんです。結構照れ屋だから、表にはそういう面を全然見せないんだけど、めちゃくちゃBLACK IRIS愛の強い人ですね。僕に暴言を吐いてくるのも、きっと愛情の裏返しですからね。(笑)

川﨑　その発言が気持ち悪いよ……。(笑)　それで、最後の真樹ですけど、メンバーの中では最年少で、この中では一番現代の若者っぽいけど、良い意味で古風というか、自分の意志や意見をどんな人にもしっかりと言える、一本筋がビシッと通っている男です。そこが彼を光らせている魅力になっていると思います。

■BLACK IRISは、11月9日にシングル『Super Nova』を発売します。本作を作るに当たっての話を教えてください。

杉本　音楽性の幅広さは、BLACK IRIS結成当初から掲げていたことで、収録した“Super Nova”、“Chimera”、“TINE”、すべて異なる表情を持ってきました。EDMスタイルの“Super Nova”と“Chimera”には、最近のBLACK IRISの特色にもなっている、EDM×バンドスタイルを投影しています。“TIME”は、メンバー9人の歌声を活かそうとハーモニーワークを軸に据えて制作を進めました。BLACK IRISの特色の一つが、時代の変遷に合わせて進化していく面と、変わることのない普遍性を兼ね備えていること。まずはそこに着目してもらえたらと思います。中でも“Super Nova”は、今のダンスシーンの王道×バズるスタイルを提示しているので、聴いてもらえたら一発で覚えてもらえる作りになっています。“Chimera”も同じ路線を軸にしながらも、より中毒性を高めています。“TIME”は、BLACK IRISを応援してくれているファンの人たちへ向けての思いや感謝の気持ちを届けようと作った曲です。

斉藤　“Super Nova”は、サビで何度も「Super Nova」という言葉を繰り返していて、歌詞もすぐに覚えられるし、サビの爆発力がとにかくすごいんです。

杉本　“Super Nova”は、9人の歌割りもかなり細かくやっているので、誰がどの歌詞をどんな歌い方で表現しているのか、そういう細かいところにまで注目して聴いてもらえたら嬉しいです。しかも楽曲自体を約3分に集約して、コンパクトだけどインパクトを強烈に与える曲になりました。

早野　今回はメジャー第一弾なので、ここから新たな道を切り開いて駆け上がっていくのに相応しい曲たちばかりをここに集めましたからね。

半田　“Super Nova”は、ライブパフォーマンスもしっかり見て欲しいです。パフォーマンス中のメンバーそれぞれの爆発力を持った表現や、壮大な踊りを間近で見ていただければ、その迫力を感じてもらえるはずなので。歌い踊っている自分たちも感情の入りやすい曲なので、ぜひライブにも遊びに来て欲しいですね。

佐原　“Super Nova”とは、「星が生まれ変わる時の大爆発」のことを指す言葉なんですが、まさにこの曲は、宇宙の次元が変わっていくような衝撃を持っている曲です。そんな宇宙の力を僕らがこの曲を通して代弁していきます。

長島　“TIME”は、耳や心で感じて欲しい曲だけど、“Super Nova”と“Chimera”はパフォーマンスも含めて目で見て体感してもらいたい曲たちですね。

風道　衣装も反射板やエナメル生地を使うなど、これまでのBLACK IRISにはなかった素材を使って、全体的に白を基調にして、新鮮に見える要因になっていると思います。

■メジャーデビューは、みなさんの中でも良いパワーに繋がっていることでしょうか？

浅川　メジャーデビューはずっと目標にしてきたことだし、しかもより多くの人たちに出会う機会をいただいているのを、日々の活動を通して感じています。だから、今はもっともっと頑張ろうという気持ちでモチベーションが上がっています。

川﨑　ライブも変わらずコンスタントにやっているから、出会う機会は多いと思います。まずはぜひ一度BLACK IRISのライブに触れて欲しいですね。

■今後の活躍に期待しています。改めて最後にシングル『Super Nova』について語っていただいても良いですか。

長島　“Super Nova”、“Chimera”の2曲と、“TIME”は正反対の世界観を持っています。“Super Nova”と“Chimera”では、BLACK IRISの持つダンスパフォーマンス面での魅力を、“TIME”では、メンバーの歌声をメインに楽しんでください。とくに“Chimera”では、かなりバチバチのダンスパフォーマンスを見せていますから。

杉本　さっきも“Super Nova”のことを「星が生まれ変わる時の大爆発」と言っていたように、この作品をきっかけに、世の中にBLACK IRISの名前を知らしめ、大爆発を起こしたいです。その武器として、今回のシングルを手に、たくさんの人たちをBLACK IRISが起こした爆発に巻き込み、その存在を大きく広げていきたいんです。その上でさらに大爆発を起こして、僕らは何度も“Super Nova”し続けますから。

Interview & Text：長澤智典

PROFILE
2018年3月䛻デビューした、杉本琢弥、川﨑翔太、早野李勇、半田豪、斉藤広樹、浅川真樹、風道千、長島翔平、佐原至恩からなるダンス &ボーカルグループ。ジャンルにとらわれない楽曲の幅広さ、個性豊かなボーカルとパフォーマンスが魅力の9人。2019年3月22日にデビュー1周年を迎え、新宿ReNYにて『BLACK IRIS1st Anniversary LIVE』を開催。そして、2019年12月3日にCDデビューとなるミニアルバム『METEOR』をリリース。デビュー作ながらオリコンデイリーアルバムランキング1位。そしてウィークリーランキング3位を獲得。今最も勢いのあるダンスボーカルグループ。
https://blackiris.jp/

RELEASE
『Super Nova』