また一つBLUEGOATSの新たな面として武器にできたらいいな。
青春パンクアイドルグループ BLUEGOATSが、9月22日にニューアルバム『DAMN』をリリース。代官山UNITでのワンマンライブをSOLD OUTさせ、Zepp Shinjukuでのワンマンライブを控えるBLUEGOATS。本作は「さあ、ひっくり返そう」をコンセプトに、これまで青春パンクを軸に活動してきた彼女たちのイメージを大きく更新する作品となっている。青春パンクの衝動や熱量はそのままに、従来のBLUEGOATS楽曲とは一線を画すサウンドや、表現に挑戦。THE BACK HORNの菅波栄純らが楽曲提供を行い、グループの新たな表情を提示する一枚に仕上がっている。
今回は、ほんま・かいな、ダイナマイト・マリン、ソンソナ、チャンチーの4人に、今作の制作についてや、Zepp Shinjukuでのワンマンライブに向けての意気込みを訊いた。
■今回初めての取材なので、まずは最近みなさんがハマっていることや、気になっていることを教えてください。
ダイナマイト・マリン 私が最近気になっているのはシール帳です。ちょっと遅いんですけど昨日買ったばかりなので、これからシールを集めていきます。(笑)
ソンソナ 最近私がハマっているのは梅干しです。スーパーで売られている普通の梅干しもそうなんですが、コンビニとかで売られている梅干しのお菓子も好きです。最近暑くて汗をかくので、塩分補給にもいいなと思ってカバンの中にたくさん入ってます。
ほんま・かいな 最近気になっているのはスマホの格安SIMです。最近スマホの通信代が高くて、すごく安いSIMを探しています。(笑)
チャンチー 私が最近ハマっているのは断捨離で、監獄部屋くらい何もない部屋にしたくて、部屋のものを全部捨てようと思っています。頑張って物を減らしていきます。
■監獄部屋はヤバイですね。(笑) いわゆるミニマリストというやつですね。すごく個性的なメンバーが揃っていますね。BLUEGOATSさんのコンセプトは「あなたと私でBLUEGOATS」とのことですが、どういった思いが込められているのでしょうか?
ほんま・かいな これはもともと私がライブ中に言ったのがそのままコンセプトになっ
ていて。(笑) 私たちはみんなじゃなくて、それぞれ一人ひとりに向けて歌っているので、「この4人とあなたでBLUEGOATSだよ」という意味です。「あなたが歌ってこそBLUEGOATSが完成するんだよ」という思いで言った一言です。
■なるほど。そういうことだったんですね。ちなみに作詞はメンバーのみなさんが担当しているとのことですが、今あるBLUEGOATSさんの曲の中で、この曲はぜひ聴いてほしいという1曲をあげるとしたら?その曲を選んだ理由も教えてください。
ほんま・かいな 私は“嘘ひとつ言えたなら”という曲があるんですけど、グループ的にというか、主に私が中心なんですけど、SNSで結構炎上している部分があって……。それも別に嫌われたくてやっているわけじゃなくて、自分のことを正直に言って、嘘をつかなかったからこそ、嫌われてしまったというか……。この曲を書いたのは炎上する全然前なんですけど、炎上した後にライブをやって、そのライブに来てくれたお客さんたちの前でこの曲を歌ったら、「マジで今の私たちじゃない?!」と思って染みちゃったんです。自分も染みたし、なんかファンの人たちもすごい「そうだよね……」という顔で聴いてくれていて。それで思い入れが深くなりました。
ソンソナ 私は好きな歌という感じなんですけど、“春はあけぼの”というショートチェーンがあって、曲が短いからこそ、メンバーが本当に自由にその場のテンションと勢いで歌えるというか、(ほんま・)かいなちゃんがお客さんのフロアに飛び込んだりとか、チャンチーも最近は一緒にダイブしていたり、(ダイナマイト・)マリンちゃんもどっかに登っていたりとかして、こういうショートチェーンだからこそメンバーの個性も出るんだなと感じてすごく好きです。
チャンチー “解散”という曲がありまして、この曲はまだサブスクにも出ていなくて、今のところライブに来ないと聴けない曲なんですけど、「もし私たちが解散したらどんな歌になるか?」という曲になっていて。すごく歌詞の意味も、多分人によってそれぞれ聴こえ方が違うと思うし、ライブではみんなでピースをするんですけど、その景色が私はすごく大好きで、BLUEGOATSでしか見られない景色だなと思っているので、すごく大好きです。
ダイナマイト・マリン 私は最近特に好きな曲があって、“YOLO”という曲で、これは「You Only Live Once」の略なんですけど、「人生は一度きり」という意味があって、結構ライブの最後に歌うことが多いんです。BLUEGOATSは青春パンクでいつもゴリゴリの曲をやっているんですけど、最後にこういうしっとりと歌う曲がすごく好きで。壮大な感じで締めにふさわしい曲だと思うので、ぜひライブで聴いてほしいです。
■今回はEP『DAMN』がリリースされますが、今作ができあがった今の率直な感想を聞かせてください。
ダイナマイト・マリン 今作の作詞は全部かいなが書いてくれたんですけど、正直に言うとリリースするのがちょっと怖かったんです。ずっと青春パンクをゴリゴリでやってきたので、聴いてくれる人たちが「どんな反応をするんだろう?」と思っていたんですけど、ライブで披露してみたらすごく反応が良くて。これをきっかけにライブに遊びに来てくれる人も増えたりして。また新しいBLUEGOATSを見せられたんじゃないかなと思います。
ソンソナ やっぱり今までにないような曲調のEPになったので、ライブで自分がちゃんと表現できるかどうか、ちゃんと歌えるかどうかという心配が今でも少しあります。だけどその分、歌っていると気持ちがよかったりもするんですよ。だから、また一つBLUEGOATSの新たな面として武器にできたらいいなと思います。
ほんま・かいな 私に関しては「やっと終わった!」ですね。もうこれにつきますはい。(笑)
■今回は全部の作詞をしているんですもんね。(笑)
ほんま・かいな はい。SNSが炎上した時に、ちょうどこのEPの納期がめちゃめちゃ被っていたので、その時の気持ちもより強く出ているし、だからこそ「書いていいのかこれは……?」という思いもあって。「本当にこの気持ちって言葉にしていいんだろうか?」みたいなのもあって。いろいろと考えながらだったので、やっと世に出せて嬉しいです。とにかくたくさんの人に「聴いてね!」って感じです。(笑)
チャンチー 私も今まで青春パンクをやっていたので、「このEPを自分はどうやって表現すればいいんだろう?」みたいな気持ちはあったんですけど、グループのメンバーが炎上していたりだとか、自分の言いたいことを自由に言っているグループだからこそ、作れたアルバムだなと思います。「今作れるアルバムはこれだな」と、すごくやっていて感じます。強い言葉とかも多いんですけど、ちゃんと自分たちのことを言っているからこそ、その言葉の意味がちゃんと伝わる曲というか、自分たちが歌ってこそちゃんとふさわしい曲になっているのが、すごくカッコいいなと思います。今までにないBLUEGOATSが聴けるEPだと思うのでぜひ聴いてください。
■では、収録曲についてもお話を聞きたいと思います。まずは表題曲の“DAMN”ですが、この曲の聴きどころや、注目してほしいポイントを教えてください。
ダイナマイト・マリン この曲は、作曲してくれたTHE BACK HORNの菅波栄純さんがレコーディングの時にディレクションしてくれて、それぞれのメンバーの歌い方がすごくカッコよくなっているのと、途中にラップもあって、歌詞も含めて注目してもらいたいなと思います。
ソンソナ やっぱりこの曲は中盤のマリンちゃんが歌っているラップのパートがとにかくカッコよくて、ライブでお客さんの反応を見ていると、「おおー!」みたいな顔をしていたりするので、やっぱりそこが新たな挑戦だったなというのもあるし、ぜひそこに注目して聴いてみていただきたいなと思います。
ほんま・かいな 歌詞で言うと、この曲は他から引用しているところが何箇所かあって、ひとつは「蜘蛛の糸」という本からで、今作は自分の中で地獄をテーマにしていたので、その作品の中で、カンダタ(犍陀多)が蜘蛛の糸を伝って上に上がっていくけど、途中で落ちてしまうんです。でも「まぁこの地獄だっていつかは自分の居場所になるんじゃないか?」と思って。そうやっていろんなもの参考にしながら引用して書いたので、そういうのを見つけてくれたら面白いのかなと思います。
■確かに「蜘蛛の糸」を読んだら、またちょっと歌詞の理解度が深まるかもしれないですよね。
チャンチー 私は転調する曲がすごく好きなんですけど、この曲も最後で転調する部分があって、その前までは結構強い言葉を使っていて、カッコいいけどちょっと強がっているのかな?みたいな気持ちがあったりして。その気持ちを隠すための強い言葉なのかな?という印象を私的には勝手に思っているんですが、最後に転調した後は、すごく自分の純粋な気持ちが溢れ出ているから、いろんな気持ちになる曲だなと思います。それをみなさんも何回も聴いて味わってくれたら嬉しいです。
ソンソナ 今チャンチーが言ったように、この曲、最初はソロパートで、みんなで声を揃えるところでは結構強く歌っているんですけど、最後にみんなで「ただ抱きしめて」と歌う部分があって、そこはみんなで声を揃えてすごく柔らかく歌っているんです。その最後の部分が結構グッとくるポイントだなと私も思いますので、ぜひ注目して聴いてほしいなと思います。
■この曲はMVも制作されていましたが、かなり衝撃的な内容でした。MVの見どころも教えてください。
ほんま・かいな やっぱり(ソン)ソナが可愛いけど強いところじゃない?
ソンソナ そうなんです!私めっちゃ友達のために戦ったんです!
■確かに。「アイドルなのに強すぎだろう!」と思いましたね。(笑)
ソンソナ 「実は空手を習っていた」という設定でした。(笑)
チャンチー マリンちゃんが、かいなちゃんを車に乗せて警察から逃げさせるというシーンが本当はあったはずなんですけど、運転しながら逃げているかいなちゃんに向かって、「乗って!」と言うシーンを撮り終わってマリンちゃんが戻ってきて、「私これすごいカッコ良かったでしょ?」みたいな感じで帰ってきたのに、そのシーンは全然使われていなかったんですよ。(笑)
ダイナマイト・マリン 私もうすうす「これ使われないんじゃないか……?」とは思っていました。(笑)
ほんま・かいな 私はGoProをつけてめっちゃ走って車に飛び乗って頑張ったんですけどね。そのGoProの映像を後から監督に見せに行ったんです。でもなんか私の走り方がおかしかったのか、めっちゃ鼻で笑われて……。もしかしたら使われなかったのは私のせいかもしれません……。(笑)
チャンチー そのシーンがMV撮影で一番楽しそうだったけどね。(笑)
ソンソナ 私はやっぱり自分のところになってしまいますけど、警察と戦うシーンをぜひ見ていただきたいです。実はあのシーンはファンの方たちにもエキストラとして出演いただいていて。ライブハウスのお客さんとして。そこであのアクションシーンを撮影していただいたので、私の中でブリブリで可愛いアイドルの子が、お友達を守るためにゴリゴリに戦うというギャップがすごくいいなと思うし、「守りたいから頑張れる」みたいな感じが伝わって、すごくエモくて好きなシーンです。そこはぜひ何回も見てほしいです。(笑)
ダイナマイト・マリン 実際に撮影の現場を見ていて思ったのは、チャンチーとかいなが最後に抱き締め合うシーンがやっぱりすごくいいシーンでした。
ソンソナ そう。私たちは裏で見ていたんですけど、そのシーンはなんか鳥肌が立ったよね。(笑) サブスクでドラマ化したらヒット間違いなしのドラマになりそうだけど。(笑)
チャンチー 最初と最後で話がつながるじゃないですか。「あれってそういうことだったのか!」みたいな感じになるので、本当に何回も見たらいろんな見え方ができると思うので、ぜひ見てみてください。
ほんま・かいな 私は逃亡しているシーンでめっちゃ街中を走ったんですよ。しかもずっと靴下で走っているんです。それにすごい撮り方をしているシーンがあって。カメラを床に置いてその上を走りながらまたいでいくんですけど、そこが多分めっちゃカッコよく撮れているんじゃないかなと思います。でも「走り方がダサい」って、監督さんとずっとついてくれていたマメラマンさんから言われて、「なんとかできますか?」というふうにお願いされたんですけど、こっちは一生懸命走ってるし……。(笑)
■走って走って逃げていましたもんね。でもストーリー的にすごくいい話でしたよね。実はチャンチーを庇って逃げていたんですもんね。でも最後にチャンチーが何かを言おうとしたのがすごく気になるところなんですよね。考察のし甲斐があるいいMVでした。
全員 ありがとうございます!
■それでは2曲目は、どっかで聞き覚えのあるキャッチフレーズのような“NO iDOL, NO LiFE”ですが、この曲の聴きどころもお願いします。
ダイナマイト・マリン この曲はメッセージ性がすごくあって、みんなに考察してもらえる曲になったら嬉しいなと思うのと、もともと最初は私が作詞するはずだったのにできなくて、かいなに書いてもらったんです。でもすごくカッコよく仕上がったので、歌詞をめっちゃ見てほしいなと思います。
ソンソナ 今って昔と比べてもすごくいろいろなアイドルがいるじゃないですか。そんな中でも、こういう時代に対してのメッセージ性がある楽曲だと思うので、このタイミングで出すのはやっぱりすごく尖ってるなと思います。だからその分、BLUEGOATSの思いも、色も、ちゃんと伝えられたらいいなと思っています。
ほんま・かいな この曲は、普段の曲ではあんまり歌詞で使わないような言葉をあえて使ったりしていて、すごく書いていて楽しかったです。本当は「メロい」とか、流行りの言葉をあんまり入れたくなかったんですけど、そういうのって後で聴き返した時に時代性が出てしまうし、そうやって「この曲って令和8年っぽいね」みたいに言われるのもあんまり好きではなくて。でも入れてみたらすごく歌詞に張りが出たから、初めての挑戦だったんですけど、逆に入れてよかったなと思って。
チャンチー 初めて聴いた人をちょっと突き放しちゃうかもしれないですけど、今までアイドルを続けてきたことの意味というか、かいなちゃんの想いが最後のフレーズの部分に詰まっていて。2019年にアイドルを始めて、BLUEGOATSの本当の意味が入っていたりとかするし、本当に今だからこそ作れるし、このメンバーだからこそ作れる曲だと思います。私たちの意思表明がすごく詰まっている曲でもあります。
■3曲目は39秒という短さの“WARNING”ですが、この曲の注目ポイントもお願いします。
ダイナマイト・マリン この曲は短いけど、ライブで歌う時はもう思いっきり好きなように歌わせてもらっているんです。私もよくSNSで炎上しがちなので、私生活で「上手くできなかったな」、「やりきれないな」みたいな気持ちを、ライブで発散してぶつけられる曲になっています。
ソンソナ まず今作の『DAMN』というのが、「クソみたい」とかそういう意味合いを持っているんですけど、このアルバムの中で一番そのクソみたいな部分を歌にぶつけているのがこの曲だと思います。本当に短い時間だけど、みんなで「怒りをくれよ」と言っちゃっていますからね。(笑) 本当にそれぐらい大きなパワーをぶつけて歌える曲なので、これからも思うままに歌っていきたいなと思います。
ほんま・かいな 本当に何も意味なんて考えないで聴いてほしいし、歌ってほしいなと思います。大声を出す用の曲だと思ってもらえたら、すごくすっきりすると思います。(笑)
チャンチー 私も何も考えずに歌うのがいいのかなと思って歌っています。あとは「サラバ、愛しき 悲しみたちよ」という歌詞がすごくオシャレだなと思います。
ソンソナ この曲は最初の「Break the fucking rules」のところがめっちゃカッコいいよね!結構4人で練習しました。







