サイダーガール VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

サイダーガール『落陽/ID』

■そうでしょうね。(笑) “落陽”はどうでしたか?

フジムラ この曲も知くんからこうして欲しいってことを言われていたんです。その中で、プロデューサーさんのカッコいいというものや、自分のやりたいことを全部取り入れて、いろんな人のフレーズを取り入れているんです。自分がいちばん気に入っているのは、ラストのサビでベースを畳みかけるところで、そこは知くんからこうして欲しいって要望をもらって、ずっと考えていたんです。サビでずっと攻めていく中、もっと盛り上げるにはどうしたらいいだろう?じゃあここはあえて俺が弾くしかないなって。今までやったことのないフレーズだったし、この曲でまた引き出しが増えた気がしますね。

■知さんはフジムラさんにどのような要望を?

 メロディっぽいベースを弾いて欲しかったんです。なので、それに対してこうして欲しいってことはたくさん言った気がします。

フジムラ それで俺がいくつか送って聴いてもらって、「ここはこっちの感じがいいね」とか、そういう話をプロデューサーさんと3人でしながらね。

 そうそう。この曲は今まででいちばん詰めた気がしますね。

フジムラ その分、曲がすごく難しくなったので、結構練習したんですよ。(笑) でもそれもいい経験になりました。

 僕としては、ベースってルートだけじゃなくて裏メロも弾いて欲しいというか、引くところと出てきて欲しいところがあるんですよ。僕はリードギターなので、そういう意味でベースもリードギターみたいに引くところと出てくるところがあった方が、曲として面白くなっていくよなって。そういうことをこの“落陽”と“ID”のレコーディングで学べた気がしますね。

Yurin “ID”から“落陽”まで2年くらいあるので、同じシングルなんですけど、その間に変わった考え方、増えた手法、そういうものを随時つめ込むことができたし、そういう駆け引きみたいなところが今回たくさんあった分、学ぶことも多かったですね。

 “ID”もレコーディングは最近だったので、2年前にレコーディングしていなくて良かったなって思います。

フジムラ 確かに。

 どっちの曲も、2年前じゃできなかったことができた気がするので。

■今だからこその曲、今だからこそのシングルになったと?

 そういう気はしますね。2曲ともタイアップの書き下ろしではあるんですけど、自分たちのやりたいことをちゃんとつめ込むことができたし、今だからこそのものができたと思います。

Interview & Text:藤坂綾

PROFILE
2014年に、動画サイトを中心に活動していたYurin、VOCALOIDを使用して音楽活動していた知と、フジムラで結成。ネットを含むメディアには一切顔を出さず、ライブ会場でのみ本人たちの姿を目撃できるということと、独自の〈炭酸系〉サウンドが相まって話題となり、2017年にシングル“エバーグリーン”でメジャーデビューを果たす。2020年1月には、早くも3rdフルアルバム『SODA POP FANCLUB 3』をリリースし、9月2日にWタイアップ楽曲を収録した両A面シングル『落陽/ID』をリリース。
https://cidergirl.jp/

RELEASE
『落陽/ID』

初回限定盤(CD+DVD)
UPCH-7568
¥2,200(tax in)

通常盤(CD)
UPCH-5974
¥1,320(tax in)

初回限定アニメジャケット盤(CD)
UPCH-7569
¥1,430(tax in)

ユニバーサルJ
9月2日 ON SALE

EVENT
5th Single「落陽/ID」 オンラインリリースイベント「room726」
配信日程:2020年9月2日(水) 開場(待機時間)19:30/開演 20:00 終演/21:30頃予定
料金:一般3,000円 / ファンクラブ会員2,500円
受付URL:https://eplus.jp/cidergirl-st/
アーカイブ配信:生配信終了およそ30分後〜2020年9月6日(日) 23:59まで視聴可能
チケット販売期間:2020年8月22日(土)10:00〜2020年9月6日(日)22:00まで