DREAMCATCHER VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

DREAMCATCHER『The Beginning Of The End』

■話を戻しますけど“Breaking Out”はYouTubeでMVも公開されましたよね。見てほしいポイントは?

スア お互いを渇望する姿ですね。届くようで届かないというか。MVの監督さんが「渇望だよ!渇望だよ!」ってずっと言っていたんです。(笑)

■なんで渇望を表現しようと?

シヨン お互いを助け合うことによって、この悪夢から抜け出すことができる。でも、まだそこには届かない。そのもどかしさを表現したかったんです。

■赤い糸が張り巡らされていたのには、どんな意味があったんですか?

ジユ 蜘蛛の糸を表現しています。

シヨン そこに私たちが囚われてしまったんです。

ジユ 私たちが悪夢を担当することになった理由も、ストーリー上では蜘蛛を殺してしまったからなんですよ。

■なるほど!

ジユ そういうことを紐解いていくと楽しくないですか?

■謎が少しずつ解けてきて楽しいです!ちなみにジユさんが髪の毛を縛られているシーンは、どういう意味があったんですか?

ジユ あれは自分が囚われていることを表しているんですけど、その縛っている縄は自分の手で持っているじゃないですか。だから、自分の手でその抑圧から抜け出すことができるということを表現しています。

■そういう意味があったんですね!

ジユ あと、MVの最後で全員が手をつないで丸くなるんですけど、そのシーンに至った意味を感じ取ってほしいです。

■それは教えてくれないんですか?

シヨン これは開かれた結末です。みなさんにおまかせします。

■ほかに注目してほしいポイントはありますか?

ダミ 全員で踊る場面も、すごくいい振り付けで表現できていると思うので、そこも見てほしいです。

■手のフリがすごく細かいですよね。練習は大変でした?

シヨン 大変でした。いまもちょっと難しいです。

スア ディテールを追求すればするほど、終わりがなくなってくるんです。

ユヒョン 細かい角度が違うだけでも、ダンスの見え方が違ってきちゃうので。

■どのくらい練習したんですか?

スア 3日連続ではないんですけど、全部で3日間費やしました。

■僕は勝手に手の振り付けが難しいと思い込んでいますけど、もっと難しいところもあるんですか?

スア ありますね。「ここから 今 Take me up」のところで、私とジユが、シヨンの後ろに入って、また出てくるんですけど、そのときは足の筋肉が弾けるんじゃないかと思うくらい辛いです。

■そうなんですね。家に帰ったら、もう一度見てみます。

スア あ、訂正させてください!「探しだすから」のところは、もっと辛いです。でも辛さの分だけ、できあがったときの満足感たるや!という感じです。そこが終わると、すごく自分を褒めたくなります。

■そこも筋肉的に辛いんですか?

スア はい。なので私たちの筋肉は(力こぶを見せながら)けっこうすごいんです。(笑)

■そういう辛いことを乗り越えるのは、みなさん好きなタイプなんですか?

スア そうですね。本当に地道に、毎日毎日練習を積むっていうことが、それを乗り越えるためには、いちばんの近道だと思っていて。そういうことを私たちは絶えずやっていきたいと思っています。

■簡単なことよりも大変なことのほうがやりがいがある。

スア その通りです!

シヨン 簡単なものだと楽しくないですよね。

スア 私たち、けっこうハードなものが好きみたいです。(笑)

ユヒョン 辛さを楽しむタイプです。(笑)

ハンドン 練習室で練習することと、ファンの方々の前でパフォーマンスすることは、だいぶ違うと思うんです。練習室では辛いな、大変だなと思っていても、インソムニア(ファンの愛称)のみなさんの前に立つと、そういったことは吹っ飛んでしまって、楽しいなっていう気持ちだけが残ります。

■そういう厳しい練習を乗り越えたうえで、いいパフォーマンスをするために気をつけていることはなんですか?

ユヒョン やっぱり表情の管理ですかね。いっそのこと笑っていたほうが楽だなと思うこともあるんです。私たちの音楽においては、ちょっとでも疲れて見えたらダメ、笑って見えてもダメ。真顔をキープしないといけないところが、すごく大変だなと思っています。

■じゃあ、これからは表情に注目しながら見ますね。

スア 特にユヒョンを見てください!

■いちばん表情管理がうまいのはユヒョンさんなんですか?

ユヒョン 違います!私以外はみんな上手です!

ダミ なのでユヒョンだけ見てください。(笑)

■今後は9月18日に韓国でミニアルバム『Raid of Dream』をリリースして、10月からはヨーロッパツアーもあって、もう今年は終わっちゃうと思うんですけど、年内に達成したいことはありますか?

ハンドン あと3カ月ですよね。

シヨン (日本語で)時間が早いですね〜。

スア やっぱりカムバック(新作のリリース)をするので、ぜひとも今度こそは1位を獲りたいです。

■この記事が出る頃にはカムバックしていると思うんですけど、活動曲になる“Deja Vu”はどんな曲ですか?

ジユ 悪夢にもいろいろなジャンルがあると思っていて、これまでの悪夢はどちらかと言うと、強めなダークな方向だったとすると、今回は切なさがメインです。まだそこまでしか言えないんですけど、メロディーがとってもいい曲になっているので、ぜひ期待してください!

Interview & Text:タナカヒロシ

PROFILE
2017 年01 月にガールズグループとしては異彩を放つ “悪夢コンセプト”を掲げデビューを果たし、K-POP 界でも独自の立ち位置で話題となっている7 人組ガールズグループ。デビュー曲から一貫して、韓国ガールズグループでは珍しい強烈なメタルロックサウンドとパワフルなパフォーマを披露し、男性だけではなく、女性からにも多くの支持を得ている。2017 年はデビュー5 ヶ月にして日本プロモーションを開催、日本の多くのファンを魅了し、更にアジアと南米、欧州を巡回する最初のワールドツアー「Fly High」を開催。2018 年5 月に2nd ミニアルバム『悪夢・Escape the ERA』をリリース。夏にはアルバムを引っさげた 2度目のワールドツアー『WELCOME TO THE DREAM WORLD』を東京 をはじめ、ブエノスアイレス, サンティアゴ、リマ、ボゴタ、パナマシティの南米5都市とアジアで開催。そして11 月に『What-Japanese ver.-』で日本デビュー。2019年2 月には韓国4th ミニアルバム『The End of Nightmare』をリリース。3 月には日本2nd シングル『PIRI~笛を吹け~-Japanese ver.-』をリリース。5月にはアジアツアー「INVITATION FROM NIGHTMARE CITY」で5 カ国6 都市をまわり、5 月2 日に東京、5 月4 日に神戸の日本公演を開催。9 月には日本1stAL『The Beginning Of The End』をリリース。10 月からはヨーロッパツアーも決定している。
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RELEASE
『The Beginning Of The End』

DREAMCATCHER『The Beginning Of The End』

初回生産限定盤A(CD+DVD+ミニフォトブック)
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¥5,400(tax in)

DREAMCATCHER『The Beginning Of The End』

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DREAMCATCHER『The Beginning Of The End』

通常盤(CD)
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¥2,700(tax in)

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