FES☆TIVE VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

■タイの方って日本のアイドルが好きなんですかね?

土光 そうですね。特典会では日本語で話してくれたりもします。私たちと話すために日本語を覚えてきてくれたり、アニメもすごく人気なので、アニメで日本語を覚えたりもするみたいです。

■めちゃくちゃ感動しますよね、海外の方に日本語で話しかけられたら。

土光 めちゃくちゃ感動します!

 「日本語上手くないから~」って、言われたりもするんですけど、「それが言えている時点で上手だよ!」って感じ。(笑)

■ちなみにモンゴルはなぜ印象的だったのでしょうか?

土光 まず、自分の人生でモンゴルに行くとは思っていなくて。もう2回も行っているんですけどね。(笑) 移動のバスにはシートベルトが無くて、山道をガッタンガッタンしながら走るから、まるで遊園地のアトラクションみたいでした。でも途中でバスのイスがボコって外れて、「え!?落ちる!落ちる!」みたいな。(笑)

青葉 あれはホントに怖かった……。

土光 それに草原の中でやるライブは、「ここに自分たちがいるんだ」みたいな感動がすごかったです。近くに放牧の牛とか羊とかも見えました。

青葉 ずーっといるよね。(笑) 普通に道に動物がいるんです。「どこら辺にいた」じゃなくて、牛と馬がずっといます。群れでいるんです。「何あの塊?」って、よく見たら「馬じゃん!」みたいな。(笑)

■文化の違いを感じたエピソードなんかはありますか?

土光 タイの方たちって時間にルーズなんですよ。集合のバスが発車時間になっても着いていなかったりとか……。

青葉 インドネシアのイベントに出演した時は、出番の時間が2時間押しました……。現地の方は当たり前のように「2時間押してるよ~!」みたいなノリなんですが、日本だったら大事件ですよね。(笑) 時差もちょうど2時間くらいだったので、日本時間で午前0時くらいの出演になってしまって、メンバーたちも眠くなっていました。(笑)

■もしかしたら最初から舞台転換の時間は計算に入れていなかったのかもしれませんね。(笑)

青葉 しかもステージの真ん中にちょっと穴が空いているんですよ。ステージが真ん中に向かってV字状に凹んでいるのが立っていてもわかるんです。ジャンプすると「ギシッ!ギシッ!」って言うし。海外ならではだなって思いました。(笑)

■そして次の曲“あの日のファンファーレ”ですが、この曲は収録曲の中でもストレートな感じですよね。ついこの間、初披露されましたが、コロナ禍ではファンの方たちの反応も見えづらいのではないでしょうか?

土光 今は笑い声なんかもあげられないから、ステージでスベったみたいになることがあって……。(笑) でも特典会などでは「めっちゃ良かったよ!」と言ってもらえるから、声出しナシの時でも支えになりましたね。

■歌詞にちなんで、アイドルを始めたばかりの頃の自分に一言アドバイスができるとしたら、何を言いたいですか?

青葉 私はライブに対する気持ちや頑張りたい気持ちは昔から変わっていなくて、当時頑張れていなかった所もないし、初心は忘れずにやっているつもりだし……。意外と変わっていないかもしれません。

土光 私は始めたての頃はすごく弱かったんですよ。すぐに泣いちゃったり、何か言われたら気にしちゃったりしていたんです。昔の自分にアドバイスできるとしたら、「マジで最初から強くいて欲しい」じゃないと何も発言できないから。初期の自分は本当に「喋らない人」だったので、「もっとバンバン発言していきなさい!」って言いたいです。

 私は歌もダンスもすごく苦手で……。中学の時はバレーボール部だったのですが、3年間やっても補欠にすら入れなかったんですよ。コートにも入れず、3年生になっても上の座席からずっと応援していて……。でも、諦めない気持ちだけはあります。今も道の途中なんですけど、ずっと上を見続けていたら、確実に最初よりは成長できると思います。

■続けることは才能ですよね。

 自分より上手い人が諦めた時、自分が諦めていなかったら勝てるじゃないですか!(笑)

■確かに!(笑) そしてもうひとつのカップリング曲“No More 煩悩!”ですが、こちらはいかがですか?

土光 リリースイベントでもう披露しているのですが、ステージ前にしゃがんで目の前の人に振り付けをするような初めての試みもあります。曲も「カワイイ」を全面に出していて、「FES☆TIVEにも可愛さは出せるんだぞ!」系の曲です。(笑)

■ちょこちょこ難しい単語が出てくるのが、青春ラブコメっぽくていいですよね。

土光 ファンの方たちからは「可愛いのに歌詞はすごいこと言っているね!」と言われます。(笑)

■歌っていて気持ちがいいポイントはありますか?

 2番のAメロの「ほらまた堂々巡り~」の所は、音が落ち着いた感じで歌っていて気持ちいいんですけど、レコーディングの時に「ここはコンピューターみたいな感じで歌って欲しい」と言われて、気持ちよく歌いたいけど、なるべく抑えて無機質に歌うことを意識しています。

■歌詞と年末年始にちなんで、「私の煩悩」を教えてください。

 私は「睡眠」です。FES☆TIVE入ってから毎日早起きで……。(笑) この間は遠い所で10時~17時くらいまでのイベントがあって、その日は朝6時集合で、イベントが終わってからレッスンがあり、次の日は朝から福岡に行ったんです。福岡でも朝6時半起きの日があったのですが、それでも「今日はいつもよりちょっと長く寝られる!」なんて思っちゃうFES☆TIVEがホントに怖くて……。(笑)

土光 私は「物欲」がヤバいんですよ。服とかも色違いで迷ったらどっちも買っちゃう。好きなブランドのトップスの色が4種類あったのですが、そのうち3着持っています。(笑) 自分でもびっくりしちゃって。ライブ中のMCでも青葉に「瑠璃子は色違いで服買ったりするから」って言われて、「いや、そんなことないだろ!」と思いながら、そのMC以降にもうすでに5回くらい買っちゃっています。新しいものがどんどん欲しくなって……スマホも新しいのが出ればすぐ欲しくなっちゃう。進化のせいですよ、全て。(笑)

青葉 私は2022年5月くらいから犬を飼い始めたんですが、毎日家を出てからすぐに「ポコ(愛犬の名前)に会いたい!ポコに会いたい!」と思うようになり、家に帰りたい理由が「ポコに会いたい!」になりました。常に考えているんですけど、頑張って落ち着けるように我慢しつつ仕事をしています。(笑)

■では、睡眠欲・物欲・犬欲ということで……。最後に、新年の抱負を教えてください。

青葉 従姉妹の瑠璃子とも話しているんですけど、2023年は勝負の年にしたいです。コロナも落ち着いてきて、2023年にどれだけ伸ばせるかで今後が決まると思っているので、2023年は勝負の年にしようかなと。

土光 私は毎年「今年は頑張りたいな!」と思っているんですけど、2023年は「この年に懸けないと!」という気持ちが強くて。この年でFES☆TIVEをめちゃくちゃ勢い付けたいなと本気で思っています。今は対バンライブでもトリをやらせていただいているんですけど、頭一つ抜けたいなと思います。気合いを入れ直して、パフォーマンスもより一層気合入れて頑張ります。個人的には物欲をちょっと抑えたいかな。(笑)

 私ももう一段階上に行きたいという気持ちがあります。新メンバーで加入したんですけど、2022年は私のせいでできる曲が少なくなってしまう所があって……私は以前から「もっと大きい会場で演りたい!」という思いがあったのですが、FES☆TIVEに加入したら、思っていた会場で演れるんです。でも、私が入ったことによって、もう一つ上に行けるような、「新メンバーが入って良かったね」「新しい風が吹いたね」とみなさんに思って貰えるような存在になりたいです。海外に行けるようになったり、声出しが解禁されたりと、タイミングが良いところで加入できたと思っているので、このチャンスを潰さないようにしたいです。

Interview & Text:安藤さやか

PROFILE
ユニット名は フェスティバル・ポジティブ・アクティブ を組み合わせた造語。2013年3月に日本を元気にするために“お祭り系アイドル”として結成。2014年には「土浦キララまつり」、2015年には「さっぽろ雪まつり」に出演しライブを繰り広げる。同年5月には徳間ジャパンコミュニケーションズよりシングル『お祭りヒーロー』でメジャーデビュー。日本を元気にするべく都内を中心に毎回全力ライブを展開中。
https://festive.rizepro.net/

RELEASE
『ニホンバレデンセツ』

TYPE-A(CD)
TKCA-75127
¥1,200(tax in)

TYPE-B(CD)
TKCA-75128
¥1,200(tax in)

TYPE-C(CD)
TKCA-75129
¥1,200(tax in)

徳間ジャパンコミュニケーションズ
1月11日 ON SALE