ラストアイドル VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

ラストアイドル『君は何キャラット?』

■センターが変わったことで誰にでもチャンスがあるというか、希望が見えたみたいな感覚はあるんですか?

小澤 うーん、どうだろう……。

■みんなセンターには立ちたいんですよね?

鈴木 正直、立ちたいと思ったことがあんまりなくて。ファンの方に言ったことも一回もなくて。でも、(最終候補の)7人に選んでいただいて、誰がなってもおかしくない状態じゃないですか。そうなった時に私は、チャンスが来たというよりも、焦りが先に来てしまって。今の実力というか、この気持ちでセンターになっても、自分が耐えきれなくなってしまうんじゃないかという不安が勝ってしまったんです。もちろん、その時はセンターを狙ってがんばったんですけど、終わった時に「今の自分じゃなれないな」と気づけたので、いつ選ばれても大丈夫な実力をつけていきたいなと思いました。

小澤 確かに。ラスアイは人数が多いので、ファンのみなさんが見つけやすい位置に立ちたいとは毎回思っているんですけど、センターまでは考えたことがなかったんです。私は前回で初めてフロントに立たせていただけたんですけど、今回は少しだけセンターのしっぽが見えたなと思いました。

■畑さんは今回2位で、あと一歩でしたよね。

畑 私も同じ気持ちで……。フロントに立ちたい気持ちはあったんですけど、「もしかしたらセンターになるかも!?」と思った時に、毎日そればっかり考えるようになっちゃったんです。その時に今まで阿部さんが抱えていた負担とか、責任感とか、すごかったんだなって、初めて経験した気持ちがありました。今もフロントに立たせていただいたことで、ものすごく感じるものがあって。もっと引っ張っていかなきゃ、ちゃんとしなきゃっていう気持ちがありますね。

小澤 オーディションの時も、ずっと「どうしよう!?」って言ってたよね。

畑 怖かったんですよ。だから、ほのぴーが選ばれた時は、ちょっとホッとしちゃって。そんな気持ちになってしまうのはいけないんですけど、今回の企画では準備しきれていなかった面がありました。

■2期生ってまだ誰もセンターになっていないですよね?

畑 はい。フロントもなくて。だから、その道を作れたらなっていう気持ちは、今回すごくありました。

■間島さんはラストアイドルの初代センターですけど、経験者としてどうですか?

間島 私は全員がセンターを狙っているグループじゃないとダメだと思っているので。(笑) たとえば私が見ていたAKB48さんって、前田敦子さんもセンターできるし、大島優子さんもセンターできるし、センターを張れる人がたくさんいて、その中で「やっぱりこの子がセンターになったらいいよね」みたいな感じだからこそ、魅力があったと思うんです。だから、私はいつでもセンターになりたいと思っているし、そうじゃなきゃダメだなと思います。

■頼もしいですね。でも、前田さんはセンターになりたくなかった人だったと思うんです。

間島 そうですね。でも、センターになったからには、責任を持ってやっていたじゃないですか。しかも、絶対負けず嫌いだと思うんですよ。「譲りますか?」って言われたら「譲りません!」って言うタイプだと思うから。そこで「私はセンターに立ちたくないので、菜々実ちゃんお願いします」って譲っていたら、菜々実ちゃんしか育たないというか。菜々実ちゃんだけ前に行って、他のメンバーが置いていかれちゃうから、みんながいつでもセンターになれる準備をしておかなきゃダメだなと思います。

畑 今回で準備できました!

小澤 この10枚目で全員のレベルが上がったというか、本当に誰がなってもおかしくない状況を経験して、自分も含めてひとりひとりががんばらなきゃなって、和奏ちゃんの言葉を聞いて思いました。

■「次はセンターを獲りに行くぞ!」と。

小澤 そう思います。

■この先の展開も楽しみです。新センターの西村さん、改めて意気込みはいかがですか?

西村 バズらせます!

一同 おおー!

西村 ……って、せいやさんも言っていました。(笑) 「どうやったらバズるんやろうなぁ?」「一緒にカレーデートでも行くか?」って。(笑)

■どんな形でバズるのか楽しみにしています。(笑) 今回の曲でラストアイドルを知った人たちには、そこから何を見て欲しいですか?

鈴木 本当に今までたくさんのことをしてきたので、さかのぼって見て欲しいです。

小澤 「今回はインドだったのに、1つ前は殺陣やってるじゃん!」みたいな。(笑)

間島 そこが私たちの武器だと思うんです。しかも全部いい曲なんですよ。

小澤 親バカみたいな感じですけど、自分が客観的にラスアイの曲を聴いても、カップリングも含めて本当に全部いい曲なんですよ。とにかく曲を聴いていただきたいです。

間島 いろんなパフォーマンスをしているので、動画も見て欲しいです!

■いろいろありすぎて、初期の頃が遠い昔みたいな感じがしますね。

間島 前の人生の話みたいです。(笑)

小澤 まさかボリウッドをやっているなんて、初期の頃は想像もつかなかったですね。日本を越えるなんて思ってもみなかったので。

間島 これをきっかけに、いつかインドでもライブしたいですね!

Interview & Text:タナカヒロシ

PROFILE
秋元康氏がプロデュースする女性アイドルグループ。2017年にスタートしたアイドルオーディション番組「ラストアイドル」で7つの椅子を奪い合う前代未聞の“入れ替えバトル”の末、5組のユニットを輩出。2018年4月より同番組の3rdシーズンでは、再び入れ替えバトルを行い、新たにラストアイドル2期生と2期生アンダーと2ユニットが誕生し、全7ユニットで構成されている。2019年4月に発売した、団体行動にメンバーが挑戦し、振付に取り入れた6thシングル『大人サバイバー』はオリコン週間シングルランキング1位、オリコン週間合算シングルランキング1位、Billboard JAPAN HOT 100総合首位と3冠を達成。9月に発売した7thシングル『青春トレイン』はバブリーダンスの仕掛け人である、akane氏が振付を担当し、「ラスアイ史上、最高難度のダンス」に挑戦し話題を呼んだ。さらに2020年4月に発売された8thシングル『愛を知る』では初の選抜制を取り入れ、オーディションバトルを実施し18名の選抜メンバーが選ばれ、オリコン週間シングルランキング1位を再び獲得。 11月に発売した9thシングル「何人(なんびと)も」では、メンバーが本格的な“殺陣”に挑戦し、刀をダンスに取り入れた振付で注目を集めた。
https://www.universal-music.co.jp/last-idol/

RELEASE
『君は何キャラット?』

初回生産限定盤A(CD+DVD)
TYCT-39154
¥1,834(tax in)

初回生産限定盤B(CD+DVD)
TYCT-39155
¥1,834(tax in)

初回生産限定盤C(CD+DVD)
TYCT-39156
¥1,834(tax in)

ラスアイ盤(CD)
TYCT-30122
¥1,019(tax in)

WEB盤(CD)
PDCV-5034
¥1,019(tax in)

Virgin Music
4月28日 ON SALE