ラストアイドル VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

ラストアイドル『Break a leg!』

■MVも公開されましたけど、それぞれ感謝を伝えたい人の前で踊っていて。阿部さんは年の離れた妹2人ですね。

阿部 本当に妹2人にはいつも癒やしと支えをもらっているので、感謝を伝えられてよかったなって。2人も楽しんでいたみたいだし。

■撮影場所は、阿部さんが仙台で活動していた時によく立っていたステージなんですよね?

阿部 そうです。幼稚園くらいかな。それこそ私が妹2人と同じくらいの時に立っていたステージです。ファッションショーとか、ダンスの発表会みたいな感じだったんですけど。

■それが15年近い時を経て、感慨深いですね。木﨑さんもラストアイドル加入前は名古屋で活動していたんですよね?

木﨑 はい。私は中学1年からなんですけど、当時はアイドルに興味がなくて、そのMVに出演してくださった先生が、ダンスも歌も、表情とかも、全部教えてくださったんです。

■始めた頃はアイドルに興味がなかったんですか?

木﨑 「合格したら雑誌に載れますよ」っていうオーディションがあって、雑誌に載りたいと思って応募したら、アイドルのオーディションだったんです。その先生のおかげで、私は「アイドルってこんなに楽しいんだ」と思えるようになったので、感謝の気持ちを込めて踊りました。

■下間さんはお母さんの前で踊っていましたね。

下間 高校の先生とか、大学の友達とか、誰にしようか迷ったんですけど、いちばん感謝を伝えたい人となると、やっぱりお母さんなのかなと思って。最初は「顔出しはちょっと……」と言われたんですけど、やっぱりお母さんがよくて。監督さんに「なるべく顔は映さずにお願いします」って無理を聞いていただきました。でも、目の前で踊るとめちゃくちゃ恥ずかしくて、笑顔というよりはカッコつけて踊っちゃいました。(笑)

■お母さんは何か言っていましたか?

下間 衣装をこんな近くで見るのが初めてだったので、まじまじと見ながら「こんなに作り込まれているんだね!」みたいなことを言っていました。あと、スタッフさんから「ここはこうして」みたいに言われて、私が「はい!」って言ってすぐ踊るから、「仕事してんじゃん」って言われました。(笑)

■きっと心の中ではすごく嬉しかったでしょうね。お父さんの前で踊った米田さんも恥ずかしかったんじゃないですか?

米田 そうですね。いつもお父さんには暴言を吐いちゃっているので……。(笑) 私が踊った場所は、パパが私をアイドルデビューさせたくて、昔からいろんなアイドルのイベントを一緒に観に行っていた場所なんです。だからラストアイドルとしてデビューして、その場所に帰ってこられたので、パパは泣いてはいなかったですけど、喜んでいるだろうなって。本当にこのMVの機会があってよかったなと思いました。

■またファンキーな風貌のお父さんで……。

米田 みんな感動的なのに、急にファンキーなおじさん出てきて大丈夫かな?って思いますよね。(笑) 「ちゃんとヒゲ剃ってキレイにして来て」って言ったんですけど、当日になったら「ヒゲ、まだある」みたいな感じで。

■いや、カッコいいお父さんだと思いましたよ。お父さんは何か言っていましたか?

米田 何も言っていなかったですけど、鼻の下伸ばして喜んでいたので、それで伝わりました。(笑)

■そのギャップも素敵ですね!町田さんは高校時代の親友ですね。

町田 私は高校1年から2年に上がる時に転校したんです。それまで全日制の高校だったので、アイドルとの両立が難しくて、「もうやだー!」ってなりながら活動していたんですけど、その友達は「穂花行くよ!」って、駅まで送りに来てくれたり、支えてもらうことが多くて。でも、「突然なんだけど、転校するから、ごめんね」みたいな感じで離れちゃったので、ちゃんと感謝を伝えられずにバイバイしちゃって。転校してから連絡もあんまり取れていなかったので、歌って踊っている姿を一度見てもらえたらいいなって。3年ぶりになってしまったんですけど、一緒に過ごした教室で再会できて、その友達はめっちゃ泣いていたけど、私はめちゃめちゃ笑顔で踊りました。(笑)

■言えてなかった「ありがとう」が言えたんですね。

町田 はい。その言葉を言うことで涙しちゃいました。

■みんな素敵なエピソードですね。今回こういう経験をして、12月21日には4周年コンサートもありますけど、今のラストアイドルのどこを見て欲しいですか?

阿部 やっぱり一人ひとり本当にがんばっていて、それをサバイブで伝えられたと思うので、4周年コンサートでもそれを出せたらいいなと思います。みんなで決めるところは決められるグループなので、団結して、一体感を楽しんでもらえたらいいなと思います。

木﨑 このサバイブで一人ひとりが強くなったと思うし、ラストアイドルを応援していたら、一緒に楽しいとか悔しいとかっていう気持ちを感じられると思うので、まだ見たことない人にも一歩踏み入れて欲しいです。あとはメンバー同士のバトルが多いので、友達とかから「本当は仲はどうなの?」って言われることも多いんですけど、このサバイブ期間でもお互いを励まし合ったり、高め合ったりしていて、本当に素晴らしいメンバーがいっぱいいるので、そういうところも見て欲しいなって思います。

下間 今回選抜に入った子も、落ちてしまった子も、このサバイブ期間を乗り越えたことは、きっと自信になっていると思っていて。私も自分のパフォーマンスを「ダメだな」と思うこともあったんですけど、完走できたことがすごく自信につながったし、自分の課題も強みも見つかったし、みんなも「私はここができる」という部分が見つかったと思うので、そうやって個々が強くなったところを見て欲しいです。

米田 この1年で、本当にすごく成長したなって。バトルをやったからこその芯の強さとか、眼力とか、パフォーマンス中の表情で伝わると思うんです。4周年コンサートでは、そういうところも見て欲しいです。

町田 ラストアイドルって、バトルや企画をやるごとに、個々はもちろん、グループ自体も強くなっていると思うんです。こんなに一緒に成長を感じられるアイドルは他にはいないと思うので、このサバイブを経てパワーアップした私たちをぜひ見て欲しいです!

Interview & Text:タナカヒロシ

PROFILE
秋元康氏がプロデュースする女性アイドルグループ。2017年にスタートしたアイドルオーディション番組「ラストアイドル」で7つの椅子を奪い合う前代未聞の“入れ替えバトル”の末、5組のユニットを輩出。2018年4月より同番組の3rdシーズンでは、再び入れ替えバトルを行い、新たにラストアイドル2期生と2期生アンダーと2ユニットが誕生した。2019年4月に発売した、団体行動にメンバーが挑戦し、振付に取り入れた6thシングル『大人サバイバー』はオリコン週間シングルランキング1位、オリコン週間合算シングルランキング1位、Billboard JAPAN HOT 100総合首位と3冠を達成。9月に発売した7thシングル『青春トレイン』はバブリーダンスの仕掛け人である、akane氏が振付を担当し、「ラスアイ史上、最高難度のダンス」に挑戦し話題を呼んだ。さらに2020年4月に発売された8thシングル『愛を知る』では初の選抜制を取り入れ、オーディションバトルを実施し18名の選抜メンバーが選ばれ、オリコン週間シングルランキング1位を再び獲得。2021年4月に発売された10thシングル『君は何キャラット?」では、インド映画の代名詞“ボリウッドダンス”に挑戦し、霜降り明星のせいやがMVに出演し話題を呼んだ。
https://www.universal-music.co.jp/last-idol/

RELEASE
『Break a leg!』

初回限定盤A(CD+DVD)
TYCT-39164
¥1,834(tax in)

初回限定盤B(CD+DVD)
TYCT-39165
¥1,834(tax in)

初回限定盤C(CD+DVD)
TYCT-39166
¥1,834(tax in)

ラスアイ盤(CD)
TYCT-30126
¥1,019(tax in)

WEB盤(CD)
PDCV-5043
¥1,019(tax in)

Virgin Music
12月7日 ON SALE