■いろいろ試行錯誤されたんですね。
鍵本 はい。ほんと大変でした。(笑)
■谷内さんはいかがでしたか?
谷内 初めに敬多と輝が録っていたので、それを聴きながらコーラスと低い音を入れていったんですけど、2人のファンキーなところに乗っかるし、乗せられるし、みたいな感じでしたね。2人の時点でもう仕上がっているというか、すでにファンキーな感じ、ロックな感じができていたので、そこに乗っかるようなカタチで僕は歌って。だから、2人にすごく助けられましたよ。
■大変ではあったようですが、この曲をカバーしたことで可能性みたいなものも広がったのではないでしょうか。
鍵本 やっぱりチャレンジすることって大事だなって思いました。今回は制作の方々に背中を押してもらったので収録したけど、全部英語の曲を盤にするって、結構勇気がいるよね。
谷内・古屋 うん。
鍵本 どんな反応になるかはわからないんですけど、周りの方たちに背中を押してもらってチャレンジできて良かったし、ここからまた次のチャレンジのきっかけが生まれるのかなって、そういう気はしますね。
■管理人さんには聴いていただいたんですか?
鍵本 この曲はまだ……聴かせられないですよ!(笑)
■えー、聴いてもらいましょうよ。
鍵本 「ちょっと違うな……」とか言われそうで怖いです。(笑) でも、そういう方たちや、いろんな方に気に入ってもらえたらめちゃめちゃ嬉しいので、いろんな方に聴いて欲しいですね。
■そうですね。そして“Wild Fight”はガラッと変わって。
古屋 ザ・ポップスですね。
鍵本 この曲は精神年齢をぐっと下げて歌いました。
谷内 思いっきりポップスの歌い方に切り替えてね。でも歌詞は大人というか、いろいろ経験したからこその歌詞なんですよね。
古屋 ポップスだけど重みがあって、軽くは歌えないっていうね。
谷内 なので、これも難しかったんですけど、shungo.さんは、僕らの活動や想いをよく知ってくれている方で、そういうところを汲んだ歌詞にしてくれているので、違和感なく歌うことができました。これはもしかしたらshungo.さんから僕らへのメッセージかもしれないし、そういう捉え方もできるかなって思いながら。
■あー、なるほど。わたしは18周年を迎えられての、みなさんの新たな決意表明みたいなものなのかなと。
谷内 確かに、そうもとれますよね。
■18年間、あらためて振り返ってみていかがですか?
谷内 めちゃめちゃ早かったし、めちゃめちゃ濃いなって。というか、ここまで続くとは思っていなかったです。続けたいとは思っていたけど。そういう中で、今現在、思い描いていたところにいけてるかって言ったらそうではないと思っているので、これからもっともっと自発的に動いていかないと。時間を作ってもっともっとやっていかないとっていう想いの方が強いですね、振り返るというよりは。
■これからのことへの気持ちの方が強いと?
谷内 そうですね。節目と言えば節目ですけど、2年後の20周年というキリのいい節目に向けて、まだまだ成長していかなくちゃいけないなって。そういう想いの方がやっぱり強いですね。
■鍵本さんはいかがですか?
鍵本 大人になったなって思います。(笑) 18年前は中2でしたからね。若気の至りでスタッフに迷惑かけたこともたくさんあるし、生意気言っていたんだろうなって思うと、いろんな気持ちになるけど、恵まれた環境だったからこそ身につけられたこともたくさんあるなと思って。好きに音楽も作らせてもらえたし、興味のあることをやらせてもらえたし、それをちゃんと応援もしてもらえたし。最近では作詞・作曲や、映像編集もするようになって、この環境だからこそ身についたスキルがたくさんあるなって、今あらためてそう思いましたね。それに加えて、最近はビジネス的なスキルが欲しいなと思っていて、クリエイティブを生かすためにはやっぱりマーケティングが大事で、どれだけスキルを持っていても、それを観てもらう場所がなければ意味がないので。これからはビジネス的なスキルも身につけていきたいなって思います。
■自由にやらせてもらったからこそ、そういう面にも興味が持てたのかもしれないですね。
鍵本 そうかもしれないです。ほんとに自由にやらせてもらって、恵まれていますからね。なので、これからはそれを生かしていける場所を自分たちで開拓して、もっともっと大きく成長していきたいです。
■なるほど。古屋さんはいかがですか?
古屋 一言で言うともう幸せですよね。自分はダンスから入ったんですけど、最初はダンスが嫌いだったんですよ。
■そうなんですね。
古屋 親がやれって言うからやっていて、ズル休みも何回もしたし、それほどイヤだったんです。でも、発表会で人前で初めて踊った時、すごい衝撃で。こんな楽しさ今まで感じたことないって、その時まだ10年くらいしか生きていないですけど、10年の人生の中で最高の時で、「あー、もうこれだ!」って。僕は人がやっていないことが好きで、当時はまだダンスをやっている人もほとんどいなくて、自分だけがこの楽しさをわかっているみたいな優越感もあったんですよ。そういう好きなこと、楽しいことを18年も仕事としてもやれているっていうことは、もう幸せでしかないし、感謝しかないです。なので、応援し続けてくれる人たちや、親や社長に早く恩返しをしたいなって。結果を出してね。それがいちばんの恩返しだと思うので……まだまだがんばります!
■これからも、さらには20周年に向けて楽しみにしています。最後に読者にメッセージをいただけますか。
谷内 今回はなかなかパンチのある1枚で、初めて聴く人は、こういうテイストのグループなのかなって思うかもしれないんですけど、僕らをさかのぼると、いろんな音楽をたくさんやっているので、これを機にLeadの音楽に触れてもらえたら嬉しいです。
鍵本 今だからこそできることって限られてるようで、意外と無限大にあると思うので、これからも新しいカタチを生み出していけたらと思います。10月にはライブをやろうかなと考えているので、この“Tuxedo~タキシード~”もセットリストに入れつつ、この期間中に僕たちが何を思って何を行動してきたのか、そういうものが伝わるステージを作りたいし、単純に楽しいステージにしたいと思うので、楽しみにしていてください。
古屋 おうち時間が続いていますけど、Leadがおうちでも楽しめるような存在になったらいいなと思っています。YouTubeのチャンネルもメンバー3人持っているので、暇な時はのぞいてもらって、もちろん曲でも勇気をあげられたらいいなと思っているので、これからもLeadをよろしくお願いします!
Interview & Text:藤坂綾
PROFILE
谷内伸也・古屋敬多・鍵本輝からなるダンスボーカルユニット。終始踊り続ける持久力とキレのあるダンスが魅力の実力派グループ。2013年3月に中土居が卒業し、同年よりオリジナルメンバー3名でLead第2章のスタートを切った。以降はメンバー自身が楽曲制作により深く携わるようになり、それぞれが作詞・作曲を手掛けた楽曲も数多い。
Lead Instagram:https://www.instagram.com/Lead_insta/
Lead オフィシャルウェブサイト:http://Lead.tv
Lead オフィシャルBlog「Leadship」:http://ameblo.jp/lead-blog/
Lead オフィシャルTwitter:https://twitter.com/Lead_tv
Lead 公式YouTubeチャンネル:http://www.youtube.com/user/LeadOfficialCh
Lead 公式LINE:https://line.me/ti/p/%40lead
RELEASE
『Tuxedo~タキシード~』
通常盤(CD)
PCCA-04967
¥1,200(tax in)
初回生産限定盤A(CD+DVD)
PCCA-04964
¥1,700(tax in)
初回生産限定盤B(CD+DVD)
PCCA-04965
¥1,700(tax in)
初回生産限定盤C(CD+スペシャルブックレット)
PCCA-70554
¥1,700(tax in)
配信サイト一覧:https://lnk.to/Tuxedo
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