■ミイナさんの楽曲は、心地のいいゆったりとしたサウンドが特徴のひとつかと思いますが、曲を作る時にサウンド面で意識していることはありますか?
ミイナ まだレーベルと契約していない時は、ギターだけで曲を作っていたのですが、契約してからはプロデューサーの方を紹介していただいたりして、自分の曲を次のレベルに引き上げていく段階があって。その時にドラムやベース、キーボードが入ってくることで、いろんな方向性が目の前に広がったんです。その時に自分がこれからどんなサウンドを作りたいのかを探すのにはすごく時間がかかったんですけど、自分にしっくりくるのはこのオーガニックなサウンドだということに気付いた時はすごく興奮して。そういう要素を入れることが一番重要なことなんだなと気付きました。それからは自分の音楽もより作りやすくなったと思います。
■ミイナさんにとって「音楽を作る」「歌う」というのは、どういった存在なのでしょうか?
ミイナ もちろん2つとも自分にとって大きな意味を持つもので、自分の中の大部分を占めているものです。自分の大好きなことのひとつですし、フラストレーションなども含め、自分の気持ちを外に出す手段でもあって。自己表現を可能にすることが、歌うこととか曲を書くことだと思います。普段の会話では自分のパーソナルなことを表現するのがあまり得意ではないのですが、音楽を通して表現することができるのは、自分にとってすごく大きなことだなと思います。
■来年以降、日本でやってみたいことを教えてください。
ミイナ やっぱり単独公演が一番大きなやりたいことですかね。いろんな場所でライブをやりたいですし、日本のフェスにももっと出てみたいです。今年は日本にたくさん来ているのですが、毎回楽しいですし、来る度にいい経験をさせてもらっているので、これからも日本でいろんなことをやっていきたいと思っています。
Interview & Text:村上麗奈
PROFILE
デンマーク人の父親と日本人の母親を持ち、コペンハーゲンを拠点に活動するシンガー・ソングライター。現在23歳。コペンハーゲンのベッドルームから書き上げられる、心地良くドリーミーなポップソングが話題となり2021年8月にデビューアルバム『Better Days』をリリース。同アルバムの収録曲“エヴリー・セカンド(Every Second)”では500万本以上のインスタグラムのリールが作成され、ミイナ・オカべの楽曲はFacebook/インスタグラム上でこれまでに合計75億回を超える再生回数を記録しており、日本をはじめ、世界中でトレンドに。2023年11月10日、フジテレビ系月9ドラマ『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』の主題歌 “Flashback feat. Daichi Yamamoto”他、全6曲を収録した日本独自EP『Flashback EP』をリリース。
日本公式サイト:https://www.universal-music.co.jp/mina-okabe/
海外公式 X(旧 Twitter):https://twitter.com/minaokabesings
海外公式 Instagram:https://www.instagram.com/minaokabesings/
RELEASE
『Flashback EP』

日本独自EP(CD)
UICO-1335
¥1,980(tax in)
ユニバーサルインターナショナル
11月10日 ON SALE