≒JOY VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

≒JOY『≒JOY』

イコラブ、ノイミーに続く第3のグループが、結成からの日々と話題の初MVを語る。

=LOVE、≠MEに続く指原莉乃プロデュースによる第3のグループとして、今年3月29日に「≒JOY」(ニアリーイコールジョイ)が誕生した。この7月には=LOVE・≠MEとの合同フェス『イコノイジョイ 2022』(富士急ハイランド コニファーフォレスト)でステージデビューを飾り、いよいよ本格的に動き出した彼女たちは、ここまでの歩みをどう感じているのか。13人のメンバーの中から市原愛弓、大西葵、村山結香の3人に、激動の日々を振り返ってもらうとともに、MVも話題沸騰中のオリジナル・ファーストソング“≒JOY”や、=LOVE・≠MEとの初合同曲“トリプルデート”について語ってもらった。

■お披露目から約3カ月、最終オーディションからだと半年ほど経ちましたが、ここまで活動してみていかがですか?

村山 合格した時は「本当に受かったの?」って、まだ実感がなかったんですけど、お披露目から時間の経過が早くて、あっという間に感じています。

市原 結成してからまだ間もないのにお仕事をたくさんさせていただいて。初めてのステージになった『イコノイジョイ 2022』も、あんなに大きな場所に立たせていただいて、本当にありがたいです。

大西 合格した時は人生の運を使い果たしたんじゃないかというくらい、すごいことが起きてしまったなと思いました。実際に活動が始まってからも、一つ一つの規模が大きくて……もっとがんばらないといけないなと、焦ることが多いです。

市原 メンバーの半分以上はダンスとか何かしら経験しているんですけど、葵は未経験だから焦る気持ちはわかります。みんなのレベルが高いなと思うので。

村山 私も年長組なので、グループを引っ張っていかなきゃと思っていたんですけど、そんな余裕もなくて。むしろみんながしっかりしているので、負けないようにというか、みんなのおかげで成長させてもらえているなと感じています。最近はレッスンのたびに意識を高め合える仲間がいてよかったなと思っています。

■ここまでの活動では、何がいちばん印象に残っていますか?

村山 やっぱり初めてのステージだった『イコノイジョイ 2022』は、規模の大きさとか、いきなり先輩方と一緒にステージに立つこととか、発表された時から驚きが大きくて。1カ月半くらい練習期間があったんですけど、ステージが広いので立ち位置の番号も30番くらいまであって、それを覚えるだけでも精一杯でしたし、その上でニアジョイらしさを作り上げていくことが大変で……。

市原 大変だったよね。

村山 でも、メンバーみんなで助け合いながらレッスンに臨めました。みんな自分のことで精一杯でしたけど、グループとして「いいものを作りたい」という気持ちは一致していたので、メンバー内でのミーティングもしましたし、パフォーマンスだけではなく、チームの結束を固める期間でもあったと感じました。(お披露目直後に行われた2泊3日の)合宿も濃い時間でしたけど、この1カ月半は合宿以上にメンバーとの距離が縮まった気がしていて。

村山 合宿はメンバー同士、ほぼはじめましてだったんです。お披露目でやっとみんな揃って話したという感じで、それからすぐに合宿だったので。だから、今思うとまだ猫かぶりながらの合宿だったなって。(笑)

■合宿のドキュメンタリーは(dTVとYouTubeで)公開されていましたけど、そう聞くと今後出てくるドキュメンタリーも楽しみです。市原さんがこの半年で印象に残っていることは?

市原 やっぱり「イコノイジョイ2022」ですね。1カ月半で20曲以上を覚えたんですけど、その間にMV撮影とかもあったから、もう余裕がなかったんです。でも、みんなダンスを覚えるのが本当に早くて。そんなに基礎レッスンもしていないのに、教えてもらったら普通に踊れちゃうんですよ。それもあったから、このメンバーと一緒なら大丈夫だろうなって。本番も緊張しましたけど、みんなで楽しむことができて本当にいい思い出になりました。

大西 私も「イコノイジョイ2022」なんですけど、練習期間は立ち止まっている暇もないくらい忙しい毎日だったんです。でも、合同フェスが終わって振り返ってみると、本当に濃い時間だったなと思って。私はステージに立つこと自体が初めてでしたけど、どういう状況かわからないからこそ駆け抜けられたというか。今もう一回あそこに立てと言われたら、怖くて立てないです。「夢だったんじゃないかな?」と感じるくらい、あの日は現実離れしていたなと思います。

■冷静に考えたら、初ステージで1万人も観客がいるって、とんでもない状況ですもんね。

大西 ステージに立ったら、その場所の近くのお客さんたちがこっちを見ているんですよ。それで、みなさんボードとかにいろいろ書いてくださっているじゃないですか。

市原 「ハートして」とかね。

大西 そう。「そんなの何百回でもやりますよ!」と思って。もう全部やろうと思っていました。

■ステージに立つのは怖いのに、ハートを作る度胸はあるんですね。(笑) 合宿のドキュメントではダンスの先生から「見て欲しい時は自分から見る」と言われていましたけど、それは実践できましたか?

村山 いきなり1万人の方たちの前だったので、どうしても練習中は想像つかない部分もあったんです。でも、実際にステージに立ってみて、特にソロで歌うところではたくさんの方たちが私を見てくださって。その方々が幸せそうな表情をしてくださっていたので、改めて「私たちの仕事は幸せを届けることなんだな」と感じました。

市原 私はニアジョイ単独でパフォーマンスする時になったら、お客さんが座ってしまうんじゃないかと不安だったんです。でも、そんなことはなくて。本当にみなさん優しいなと思いました。

■「イコノイジョイ2022」ではオリジナル・ファーストソング “≒JOY”も披露されましたけど、改めてどんな曲か教えていただけますか?

村山 夢を歌っている歌詞で、「これからがんばろう!」って、新しい一歩を踏み出す気持ちにさせてくれる曲だと思います。(歌詞を書いた)指原さんは私の感情をそこまで知っているはずがないのに、私がオーディションを受けた時の気持ちがそのまま歌詞に乗っているんです。初めて聴いた時は感動して、ウルっとしちゃいました。

市原 ニアジョイは明るくて元気な子が多いので、ニアジョイらしい明るい曲だと思います。特に「暗闇で 光 見つからない」から「それでも走りたかった/何度でも」のところが、「ツラくても、みんなで協力してがんばるんだぞ、止まらないぞ」という気持ちにさせてくれて、本当にお気に入りです。

大西 私は最初にこの曲を聴いた時に「世の中にある曲の中でいちばんいい曲!」と思いました。歌詞も大好きですし、メロディーも明るくて、気持ちが上がる感じで元気が出ます。

市原 この2人は高音のパートを任されていて。(大西の)「さあ/響いて」も、(村山の)「笑ってる!」も、本当に高いんですけど、2人は完璧なんですよ。そこはぜひ注目して欲しいです。

大西 人生で初めてこんなに高い声を出したんです。今までこんな高い声を自分が出せるとは知らなくて。ずっと歌は好きだったんですけど、人前で歌う機会もなかったし、褒めてもらえることもなかったので、「自分で大丈夫かな?」と思うことも多くて。“≒JOY”はずっと歌い続けていく曲だと思うので、これから成長を見せられるようにがんばります。

■まだまだ伸びしろがあると考えたら、末恐ろしいくらいの歌声ですよ!“≒JOY”はMVも公開されていますけど、注目して欲しいポイントは?

市原 みんなでわちゃわちゃしながら走ったり、ジャンプしたりするシーンが本当にほっこりするので、そこを見て欲しいです。

大西 学校が舞台で、学生っぽいシーンと、衣装を着て「アイドル!」っていうシーンがあるので、どっちも見て欲しいです。

村山 先に撮影した“トリプルデート”のMVでは、まだ慣れない感じだったメンバーが、“≒JOY”の撮影では少しだけ堂々としていて、普段見せないような愛嬌もたくさん見られるので、そこに心を撃ち抜かれていただきたいです。私は完成したMVを見た時に、みんながかわいくてキャーキャー叫んじゃったので。(笑) 特に(江角)怜音は普段はクールな感じなんですけど、このMVでは普段の印象とは違うかわいらしい感じも出ているので、そういうギャップも楽しんで欲しいです。

■みなさん的に「ここはかわいいなぁ」と思ったおすすめのシーンはありますか?

村山 私は2番のAメロで(大信田)美月から(山田)杏佳が歌うところです。周りはみんなダンスしているんですけど、2人だけカメラを向いて歌っていて。そこがキラキラしていて、素敵でかわいい。見入っちゃいますね。何回も見ています。

市原 私は間奏で結香ちゃんと怜音と(藤沢)莉子ちゃんがダンスしているシーンですね。あそこでMV全体がキュッと締まる感じがするんです。手を回すところでダンスが本当に上手なのが伝わってきて、「うわー!」ってなります。

大西 私は(天野)香乃愛と怜音が一緒に歌っている「泣き虫はもういない」のところです。そこの振り付けはフリーだと思うんですけど、香乃愛の表情や手の動きとかが天性のアイドルだなと思って。本当に一瞬なんですけど、そこを見て欲しいです。

村山 あと、最後の「そうだ 夢は全部、此処にある」の後で、みんなで「うんうん」って頷くシーンは、一瞬音がなくなるので、みんなのタイミングが合わずに苦戦していたんです。それで撮影の時にダンスの先生がカウントを言ってくださって、みんなで本当に無邪気な「うんうん」ができたので、そこを見ていただきたいなと思います。

■そういう経緯があったから生まれた表情だったんですね。

村山 そうですね。フェスで初披露した時も、みんなでカウントを意識して「うんうん」ってしていたので、思い出深いですね。

市原 がんばったよね。

■イコラブ、ノイミーと合同で歌った“トリプルデート”についてもお聞きしたいんですけど、これは完全にイコノイジョイについて歌われた曲ですよね?

市原 本当にかわいいが詰まった曲だなと思って。歌詞に「ハート ダイヤ ティアラ」という各グループのロゴのモチーフが入っているところも素敵だし、「せーの!イコノイジョイ!」のところはフェスの時にお客さんもすごい盛り上がっていたし、もう「ザ・かわいい」という曲になっています。

村山 私たち視点で聴くのと、先輩方の視点で聴くのでは、また違って聴こえる歌になっていると思うんです。「ドキドキ」という言葉も、私たちは緊張の意味が強いですけど、きっと先輩方は楽しみでドキドキしているのかなとか。MV撮影の時も、それまで先輩方とは顔合わせくらいしかしたことがなかったので、本当に緊張していたんですけど、先輩方がリードしてくださって、優しさにとても救われて。そのおかげで笑顔で撮影できたし、勉強という意味でもいい経験だったなと思います。