RED-i VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

『echo』には、私たちが泥臭く歌い続けている曲たちを響かせたいという思いが込められています。

「赤い情熱のエモーショナルロックアイドル」というコンセプトを掲げる6人組グループRED-iが、9月30日に2nd EP『echo』をリリース。バラエティ番組「クロナダル」のEDテーマに起用された“バラッド”を初めとした計5曲が収録されている。2026年7月10日にZepp Shinjuku (TOKYO)でのワンマンライブが決定し、勢いに乗るRIN、AYARU、CONAMI、MIYU、KALOA、SIUの6人に、新作『echo』の魅力を聞いた。

■初めに自己紹介と、この夏の思い出を語ってください。RINさんからよろしくお願いします。

RIN ブルー担当のRINです。7月に生誕祭を開催したのが思い出に残っています。“いーあるふぁんくらぶ”という曲をカバーさせてもらったのですが、歌詞にある「うぉあいにー 言えるかな」の「にー」の部分を「RIN」に変え、「うぉあいRIN 言えるかな」にしたんです。そのセリフを、コールアンドレスポンスの際に徹底的に言わせるという、わがままな取り組みをさせてもらいました。私の推しとか関係なく、他の出演してくださったアイドルさんも含め、全員に強制的にやってもらったので、すごい幸せな気持ちになりました。「なんかめっちゃ言わせてるやん」という面白さも途中で込み上げてきました。(笑)

■次はKALOAさんお願いします。

KALOA パープル担当のKALOAです。MIYUちゃんと一緒に高尾山に登りました。暑い中でもたっぷりとマイナスイオンを感じ、最後に花火を見れたのには夏を感じました。

MIYU 私とKALOAの目標が、富士山に登ることなんです。ただ最初に富士山に行くのはハードルが高いと聞いたので、ウォーミングアップで高尾山から始めようかと思って。他のメンバーも誘ったんですけど、誰も乗り気じゃなかったのでKALOAと2人で行きました。

RIN ケーブルカーだったら行くけどねぇー。(笑)

KALOA それじゃダメです!事務所の中にも行きたい人がいるので、来年は富士登山をスケジュールに組んでもらえればと思います!

■それでは、次にAYARUさんお願いします。

AYARU グリーン担当のAYARUです。嫌な夏の思い出を語らせてください。私の家は自然がたっぷりのところにあるので、結構いろんな虫が生息しているんです。玄関にはカマキリやバッタが張り付いているのは、もはや日常です。(笑) ある日、部屋で寝ていたら、聞き覚えのある「ビーッ!」という音が玄関で鳴っていて。それで外に出てみたら、セミが力尽きていました。今年は暑すぎたのか、逆にセミを見ないなと思っていた矢先だったので、なんだかそれで「夏」を感じました。(笑)

CONAMI 私もセミつながりで思い出があります。ある日一人しか通れないぐらいの細い階段を上がろうとしたら、ど真ん中にセミが仰向けで倒れていたんです。もしかしたら、近づいた瞬間に暴れ出すかもしれないじゃないですか。(笑) もう怖くて30分くらいずっと様子を伺っていました。それで意を決してまたいでみたら、どうやらお亡くなりになっていたようで……。でも翌朝に見たらいなくなっていたので、その真相はわかりませんでした。

■このままだと6人中2人がセミの話になってしまうので、CONAMIさんは他に違う思い出はありますか?

CONAMI はい。オレンジ担当のCONAMIです。私の地元の大阪に帰り、テーマパークへ遊びに行ったのが思い出に残っています。私は高所恐怖症で絶叫マシーンが苦手なのですが、親友に無理やり付き合わされてしまい、心臓がバクバクでした。RED-iの活動の中では、2024年と比べて、野外ライブをたくさんできたことが思い出に残っています。やっぱり太陽の下でパフォーマンスするだけで、夏を一気に感じられました。来年は他のアイドルさんがよくやっていた「放水ライブ」がしたいと思っています。水のたっぷり入ったバケツで「ボーン!」とずぶ濡れになってみたいです。

■次はMIYUさん、よろしくお願いします。

MIYU ホワイト担当のMIYUです。今年の夏は地元に帰って家族と過ごしたり、8月30日の誕生日当日を祝ってもらったりと、たくさんの思い出があります。9月に生誕祭を開催するので、夏をまだまだ引っ張るつもりです。あとは、大雨の中の花火大会です。カラッと晴れた休日に花火を観に行くことになったのですが、到着した時には土砂降りで……。ゾロゾロと帰る人がいる中、傘を差しながらズボンをまくって眺めた花火がキレイでした。

■お待たせしました。最後にSIUさんよろしくお願いします。 

SIU イエロー担当のSIUです。私はこの中の誰よりも夏を満喫していたと思います。バーベキュー、ビアガーデン、花火大会、そして海へ行き、浴衣を着てお祭りにも参加しました。私は暑いのが大の苦手なんですが、誘われたら外に出るタイプなんです。

RIN 基本的に家から出ないRED-iのメンバーの中でも、SIUちゃんだけは特殊かもしれません。ライブ終わりにそのまま6人で遊びにいくことは結構あるんだけど、みんな誘われ待ちです。(笑)

■自己紹介ありがとうございました。それでは9月30日に発売が決定しているアルバム『echo』収録曲の魅力を教えていただきたいです。まずは“バラッド”からお願いします。

RIN 「さわやかなロックナンバーのリード曲」を謳い文句にしている曲なのですが、本当にその通りです。RED-iらしいエモーショナルな歌詞は健在で、ロックなのに爽やかさもあるところが魅力です。普段あまりロック系のメロディを聴かない人でも響きやすく、RED-iに興味を持ってもらえるきっかけになる曲だと思います。

KALOA 最近のRED-iは「THE・ロック」を感じる激しめの音楽が多かったので、幅広い世代の人に好きになってもらえる曲が来たなと思いました。すでに発表されているMVは、私が大好きな富士山の近くで撮影しました。自然あふれる場所だったので、みんなでぶっとい雑草のもぎりからスタートしたのが印象に残っています。(笑)

AYARU 「僕は愛を歌う」という歌からスタートするのが最高です。まっすぐなメッセージのおかげで、誰もが愛する人を思いながら聴ける楽曲になっていると思います。当初は、私が担当の2番のサビとラスサビは裏声で歌うことになっていました。でもレコーディングの際にラスサビだけ地声で当てることになり、気合で対応したのをよく覚えています。ファンの方から「ラスサビだけ地声なのが良い」との感想をもらえたのは嬉しかったです!

CONAMI  “バラッド”の音源を初めて電車の中で聴いた時、涙を流してしまいました。なぜ泣いてしまったのかは上手く説明できません……。これまでの楽曲とはまた異なる難易度を持つ楽曲なので、1人でスタジオに入り練習もしました。ステージでは、初期メンバーのRIN、AYARU、CONAMI、そして2章で加入したKALOA、MIYU、SIUが、3対3で向き合うシーンがあります。そのRED-iのストーリーを意識したパフォーマンスには、いつも胸が震えてしまいます。

MIYU 私は「Oh No Crazy I Love You」と、英語でセリフを言うパートを担当しているのですが、その表現には苦労しました。ライブではその場のテンションで表現を変えて良いと言われたのですが、レコーディングでは1つの表現しか選べないので、「叫ぶのが正解?」、それとも「語りかけるのが正解?」など、とにかくひたすらに考えました。最終的には、聴いている人の背中を押しつつも、一緒に歩むイメージで声に乗せました。ライブでは毎回違った歌い方になると思うので、ぜひそこに注目してください!

SIU しなやかな雰囲気をまといながら、指先まで余韻を残すようなダンスが魅力の楽曲です。MVではターンをする回数が多いところに苦労しました。大自然の中で撮影したので、ライブハウスのように前後を掴むのがすごく難しくて。回転した後に「え?私は今どこにいる?」となりながらも、必死でフォーメーションを組んだのが印象に残っています。(笑) 私はロングスカートの衣装だったので、あっという間に砂だらけになってしまうのも大変でした。

■続けて“EXPLODE”の紹介もお願いします。

RIN 歌詞にもあるように「Yeh!!」となりながら盛り上がれる楽曲です。曲名に合わせて「全員爆発しろよ!」という思いで歌っています。(笑) ライブでは、イントロを初めとして、細かい振り付けがあるところにも注目してほしいです!

KALOA  この曲の振り付けは、「海を泳ぐ魚になって」の部分では私たちが魚になっているし、「大地を走る風になって」では風になっていて、ライブの度に新しい発見ができる楽曲だと思います。CONAMIちゃんが「愛の世代の奴らは」とおしゃれに歌うところを起点に、曲の空気が一変していく様子も面白いです。