SEiRëëN VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

SEiReeN『Poppin’ Fantasy』

■これをきっかけに上月さんファンと小泉さんファンが結婚とかもあるかも?

上月 そうなったらすごいことですね。

小泉 大丈夫かなぁ?

上月 Poppin’ Fantasy婚があるかも?

小泉 が、がんばろうね。(笑)

■MVもYouTubeで公開されていますけど、注目して欲しいポイントは?

上月 私、れんれんが「恋の花びら〜」で、指で花びら作って手を振るところ好きだよ。

小泉 あれ友達に「全然花びらじゃないやん」って言われたんですよ。(笑)

上月 えー、かわいいよ。あと、本を選んでるところも好き。かわいいです。

小泉 ありがとうございます。(照) 私はガーリーな私服衣装を着たせれちゅが新鮮すぎて。

上月 ほんとだよね。(笑) れんれんは自前の衣装なんですけど、私はそういう系の私服を持っていないので、れんれんが貸してくれたんですよ。

小泉 私が準備しました。自分が2人いるみたいで、見ていておもしろいんですよ。

■ここでもソロでは見られない上月さんが。

上月 本当にそうですね。

小泉 せれちゅはソロの時はシンプルに赤、黒、カッコいいみたいな衣装が多いので、今回みたいなパステル、レースとかは新鮮だと思います。

上月 私は普段、スカート丈は膝より下、ウエストはベルトでキュ、首は襟しっかり、それに大きいリボンみたいなタイプが多いんです。でも、れんれんはスカートは短ければ短いほどいい、上と下は分かれさせてお腹を出すとか、もう全部が違くて。

■全面的に小泉さんに寄せた衣装なんですか?

上月 そうですね。「やったことないのやってみようよ」って言われて。

小泉 「この形の衣装を着たら絶対かわいいでしょ!」っていう、私の黄金比率なアイドル衣装をそのままはめ込んで着てもらいました。

上月 色も最初、れんれんがピンクを着ることは決まっていて、私は赤にするか青にするかみたいな話だったんですけど……。

小泉 布選びをしに行った時に、青の布が全然なくて、もう水色にするしかないなと思って。

上月 いきなり電話がかかってきて、「ごめんだけど水色でいい〜?」って。「あ、いいけど……」と戸惑っていたら、「思ったよりラブリーになっちゃうんだけど、いい?」って続けられて、もう事後報告みたいなものだったよね。(笑)

小泉 衣装さんと布選びしている途中で、「これはラブリーすぎてヤバいかもしれないから、一回確認してから買います」と言って電話したんです。

■布選びまでやったんですね。

小泉 そうですね。結構こだわりがあって、素材を大事にしているので。

■いつもの上月さんとは違うかもしれないですけど、めちゃめちゃ似合っているなと思いました。

小泉 そうなんですよ!色白で、似合うんですよ。

上月 あ、ありがとうございます。(照)

■まだこの衣装に恥ずかしさはあるんですか?

上月 さすがに3カ月くらい経ったので、もうなくなりました。最初はファンの方も私も見慣れなさすぎて、目が合うたびに爆笑みたいな。(笑)

小泉 え〜、ひど〜い。

上月 でも、今まで赤い衣装ばかり着ていたんですけど、今回で水色とか青とかもいいかもしれないと思いました。

小泉 最近、水色のワンピース買っていたよね?

上月 そう!

小泉 今まで彼女、私服が黒ばかりだったんですよ。

上月 パステルとかなかったから。今までじゃ絶対に買わないような服を買っちゃいましたね。それは完全にれんれんの影響で、かわいい服を着るようになりました。

小泉 やったー!

■小泉さんは「アイドルはこうあるべき」みたいなこだわりが強いんですか?

小泉 めちゃくちゃあります。私はアイドルが大好きで自分もアイドルをやっていて、「こういうアイドルがいいよね」みたいなものが自分の中にあるんです。でも、せれちゅには私の考えにはなかったいいところがたくさんあるので、お互いにいいものを持ち寄って、さらにいいものを作りあげられたらいいなと思っていて。今回の衣装も、せれちゅが色白でアイドルらしい容姿だからこそ似合うと思って作ったんですよ。

■人によって正解は違うみたいな?

小泉 そうですね。でも、やったことないところに挑戦するのもいいと思っていて。せれちゅはアニソンも歌うので、SEiRëëNではアニソンのカバーもやっているんですけど、私は今までアニソンを歌ったことが全然なくて。でもやってみたら「こんなに素敵な曲がいっぱいあるんだ!」って、新しい文化に触れているなと感じています。

■2人とも新しい扉をたくさん開けているんですね。カップリングの“New Stage”についても聞きたいんですけど、こちらは上月さんが作詞したんですよね?

上月 はい。“Poppin’ Fantasy”を作詞してくださった柿沼雅美さんとの共作になるんですけど、書かせていただきました。

■僕は最初にSEiRëëNの情報を知った時に、期間限定の企画ものくらいのイメージで受け取っていたんですけど、この“New Stage”を聴いて、本気なんだなと思ったんです。

小泉 やっぱりやるからには生半可なものは届けたくないっていう気持ちでしょ?

上月 そうね。

小泉 そういう気持ちはお互いにあって。

■「これから隣で夢を叶えよう」とか、グッと来るものがありました。

上月 この曲は“Poppin’ Fantasy”よりも先に取り掛かったので、どういう気持ちでSEiRëëNをやっていきたいのか、柿沼さんにもお伝えして作っていったんです。始まりの曲だったので、そういうフレーズをとにかく入れたかったし、お互いの名前にある「花」とか「月」とかも響きがいいなと思ったし。あと、れんれんのことをもっと知りたいと思って、すごいツイッターを見ましたね。

小泉 えー!「おはぱんだ〜♡」と「きょうもいちにちおつかれんれん〜♡」しか言ってない。(笑) 

■その要素は感じられないですね。(笑) でも、やっぱりSEiRëëNにかける想いは強いものがあるんですか?

上月 私は昔、長野のご当地アイドルをやっていたんですけど、それ以来8年ぶりのユニットになるので、何かいいものを届けたいなっていうのと、ソロアイドル同士が2人で1つのことを手掛けるって素晴らしいなと思って。そういう想いも柿沼さんに伝えましたし、とにかく弾けたかわいい曲にしたいなと思って。

■本当にこの曲があるのとないのとでは、SEiRëëNに対する印象が全然違うなと思います。

上月 ありがとうございます!嬉しいです。

■SEiRëëNとして、この先の目標を教えていただけますか?

小泉 どんな活動をやらせていただけるのか、まだまだ未知数なユニットでもあるので、その時にできる自分たちの最高のパフォーマンスをして、どんどん上を目指していきたいし、それをソロにもつなげられたらいいなと思います。

上月 SEiRëëNでフェスへの出演も決まったんです。SEiRëëNでお話をいただけたことにビックリしたんですけど、これからもそういう機会を増やしていきたいです。

小泉 まずはSEiRëëNとして初めての夏を楽しみたい。次のステップのことは、この夏を乗り越えてから考えたいなと思います。

■2人とも長くやってきただけあって、目標が堅実ですね。(笑)

上月 ははははは!(笑) でも、はじめたからには中途半端で終わりたくないので。

小泉 そこの意識も一緒なんですよね。コツコツやることがいちばん大事かなと思います。(笑)

Interview & Text:タナカヒロシ

PROFILE
それぞれアイドル活動を始めて8年目になる“上月せれな”と“小泉花恋”の2人組ユニット。「SEiRëëN」というユニット名は、2人のそれぞれの名前と、歌で人を魅了するギリシャ神話のモンスター・セイレーンが由来になっている。

RELEASE
『Poppin’ Fantasy』

Type-A(CD)
QARF-60105
¥1,200(tax in)

Type-B(CD)
QARF-60106
¥1,200(tax in)

Type-C(CD)
QARF-60107
¥1,200(tax in)

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6月28日 ON SALE