私立恵比寿中学 VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

■そう考えると、この先も楽しみです。ちなみに初回盤にはBlu-rayがついているので、どんな内容か紹介してもらえますか？

星名　はい。初回生産限定盤Aには、昨年末のクリスマスに幕張メッセで3日間やらせていただいた『クリスマス大学芸会2018』の3日目の映像が入っています。私は（怪我をして）いないですけど……。

中山　もう1年前になっちゃうんですけど、楽しみに待っていてくれた方もいるので、ようやくみなさんに届けられてよかったです。

星名　1日目が甘い雰囲気の曲を中心に、2日目はクール目な曲を中心にやったんですけど、3日目はそれを合わせた感じで。

■みなさん的に見てほしいポイントは？

中山　“サドンデス”ではいつもダンスバトルをやっているんですけど、その公演のときは私だったらバトンをやったり、ダンスをバリバリ踊るメンバーがいたり、それぞれ特技みたいなものを披露していて。りかちゃんはブレイクダンスをやったんですけど、経験があったわけではなくて、この日のために練習したんですよ。ここでしか見られない映像が詰まっているので、ぜひ見てほしいです。

■初回生産限定盤Bのほうは、また違う映像がついているんですよね？

星名　夏に10周年を記念したエビ中主催のフェス（6月22日開催『MUSiCフェス〜私立恵比寿中学開校10周年記念 in 赤レンガ倉庫〜』）をやらせていただいたんですけど、そのときの私たちのライブが収録されています。個人的にはここで10周年を本当に実感したというか。すごいたくさんの方が来てくださって、夜だったのでサイリウムの光がきれいで。その光景に10年の重みを感じたライブですね。アンコールで披露した“永遠に中学生”は、8年くらいずっとやってきた曲なんですけど、過去でいちばん楽しかった、思い出に残った“永遠に中学生”になりました。

■これが12月18日にリリースされて、年末にもライブがありますけど、今年はどんな1年でしたか？

星名　とにかくライブをしていた1年でした。

中山　うん。ずっとライブしてたよね。

星名　ライブ以外のお仕事もしているんですけど、今年はみなさんと同じ空間で何かを楽しむことがすごく多くて。いまも全国ツアー中（12月8日で終了）なんですけど、いろんな方の顔を見て、直接ありがとうを言うことができて、すごく充実した1年でした。でも、これだけライブをやって、アルバムも出して、応援しがいあったなという感じで終わらせてほしくないなっていうのは、メンバーでも話しているんです。この先のエビ中も見続けたいと思ってもらいたくて。

■今回のアルバムも、10周年を締めくくる作品というよりは、10周年の先が楽しみになる作品ですよね。

星名　そうできたらいいなっていう想いはあります。

■中山さんはいかがですか？

中山　エビ中はこの時期はこのライブっていう定番が毎年あったんですけど、今年はイレギュラーがたくさんあって。10周年だし、忙しくなるよって言われていたんですけど、すっごい働けたので、この勢いを落とさずに11年目も、その先もやっていきたいなと思います。

■まだまだ働きたい？

中山　はい。全然働きたいです！(笑)

■ちなみに10周年はいつまでなんですか？

星名　いつまでなんですかね？(笑)　結成は8月なんですけど、10周年って言い出したのが去年の1月で。

■2009年8月結成ですよね？

星名　私としては8月まで続けたいんですけど、「10周年イヤー」ということでフライングしちゃったので。(笑)

中山　ビックリしたよね。私も藤井さん（校長として親しまれる結成時からのマネージャー）のツイッターで知ったから。(笑)

■まぁ、ファンのみなさんが楽しめれば、あまり気にしなくていい気もしますけど。その先に考えていることはありますか？

星名　なんだろう……。アイドルフェスとかに出たときに、あのグループが解散するっていう話を聞いたりすると、10年アイドルをやるって、本当にありがたいし、すごいことなんだなと感じていて。あんまり方向性を決めすぎないで、いろんなことに挑戦して、ずっと続くようなグループになっていけるのがいちばんなのかなって。ここまで10年やってこれたので、それを自信にがんばっていきたいなと思います。

■中山さんはこの先の目標は？

中山　いまツアーで全国をまわっているんですけど、今回だと青森には初めて行ったんですよ。せっかくだったら47都道府県を制覇したいなとは思います。まだ行けてないところがあるので。

■10周年を迎えて、2人は途中加入ではありますけど、まだ成長している実感はありますか？

星名　いまのほうがある気がしますね。最初は「楽しい！」と思ってやっているだけだったので。それがみんな大人になって、まわりも変わっているし、環境も変わっているし、いろんな話も聞くし。これからのほうがいろいろと変わっていきそうな気はします。

■じゃあ、10周年で燃え尽きるようなことはないですか？

中山　いやいやいや。

星名　まだまだ燃え尽きないですよ。「まかせろ！」って感じですね。(笑)

Interview & Text：タナカヒロシ

PROFILE
2009年8月結成、現役中学生が1人もいない「永遠に中学生」6人組グループ。通称「エビ中」。アリーナコンサート・単独野外フェス・バラエティ・映画・舞台・モデルなど縦横無尽に活躍。結成10周年イヤーとなる2019年は3月に岡崎体育、吉澤嘉代子らのアーティストから10代の気鋭ミュージシャンMegaShinnosukeに加え、V-Tuberとしても活躍する東雲めぐ、そして先輩であるももいろクローバーZなど、多数アーティストとコラボを果たした5thAlbum『MUSiC』をリリース。6月22日には横浜・赤レンガ倉庫で単独アイドルが主催する史上初の音楽フェス『MUSiCFES』を開催した。12月18日に6thAlbum『playlist』をリリース。
https://www.shiritsuebichu.jp

RELEASE
『playlist』