THE BEAT GARDEN VANITYMIX 2019-2020 WINTER PICK UP INTERVIEW

THE BEAT GARDEN『Snow White Girl』

■歌詞でも書かれているエピソードがあったからこそ、現在のTHE BEAT GARDENが形成されているんだな、という感想を持ちました。そしてバラード調の“エピソード”とは一転して、アップテンポなメロディーが印象的な3曲目“Everyday”はどのように制作されたのでしょうか?

U 3曲目に関しては「クリスマスパーティーをイメージできる曲にしたい」ってメンバーとも話していたんです。というのも、今回のシングルはTHE BEAT GARDENの冬のワンパッケージにしたいねっていう話をスタッフさんと話していて。だから、3曲目はパーティー感のある楽曲になりました。

■毎日のストレスをメンバーが代わりに吐いてくれるような一曲とのことですが、クラップや掛け声の部分があったりして、ライブで歌った後は本当にすっきりしそうな曲になっていますよね。

U Beemerのみんなも学校や会社でいろいろあるみたいで、そんな話を握手会の時に聞かせていただくんです。それで日頃の鬱憤を楽しく消化できる曲が僕らにもあったらいいなって思って。あと、よく「毎朝この曲を聴いています」ってメッセージをいただくので、ちゃんと通勤通学でも聴ける曲、1日の始まりの曲がTHE BEAT GARDENにもあってもいいのかなと思って作りました。

■この曲はSATORUさんの見せ場的な、スクラッチ部分がありますよね。

SATORU DJスタイルをもっと出していこうということになりまして。名古屋公演でインディーズ楽曲の“JUNGLE GAME”をスクラッチを入れたオリジナルバージョンで披露したんですが、その準備と“Everyday”の制作が並行していたので、今回の曲にもスクラッチを入れようと。メンバーには内緒でクラブを周って勉強してきたりしましたね。

■ちなみに、みなさんのストレス発散方法は?

SATORU 僕は仲の良い地元の友達と飲みに行くことですかね。

MASATO 僕は最近気づいたんですけど、おしゃれするとストレス発散になるんですよね。スタイリストさんに衣装を下してもらって、新しいアイテムが増えたりして、それを身に着けると気分が晴れるというか。天気の良い日に外に出かけてみようかな、なんて足取りが軽くなったりして。ライブのときの勝負の自分とはまた違う自分になれるんです。

U へえー、なんかかっこいいね。

REI この前、地方のホテルでMASATOさんと同じ部屋だった時、ホテルのガウンを着て、姿勢も良くって、なんか高貴感があったんですよ。僕が「なんなの?」って聞いたら「俺ってさ、服にめっちゃ左右されるんだよね」って言っていました。(笑)

MASATO 僕、ホテルにある部屋着は絶対に着るようにしているんです。地方でもしっかりくつろぐために、宿泊するホテルのガウンを必ず着るという決まりがあるんです。逆にライブとかだと気持ちを入れるために下着から靴下まできちっと「これを着る」と決めていつも挑むんですよね。

U MASATOは繊細なんですよね。

■REIさんとUさんは?

REI 僕はNetflixを観ることですね。最近だと「ストレンジャー・シングス」を見終わりました。

U 僕はこれといったストレス発散方法がないんですよね。ストレス溜まってないのかもしれないです。でも、こう言っている人が一番ストレス溜まっているらしくて。(笑) 僕、分かりやすいらしくて、ちょっと不機嫌になるときがあるっていうくらいです。

SATORU それは“Everyday”を聴いてちゃんと発散して!

■最後にVANITYMIXのWEBサイトでレポートさせていただいた「THE NEST IN DIAMOND HALL」のライブの感想もお聞かせいただけますか?

U 全国7ヶ所を巡った『Message』ツアーを経て、曲の成長やお客さんとの成長があっての今回のTHE NESTだったので、僕らのエゴによるストレス発散がいい意味で爆発できましたね。Beemerから懐かしい曲のリクエストを前回のツアー中にいただいていて、僕らも歌いたかったので、セットリストにインディーズアルバム『Air』と『WILL』の曲を結構入れたりして。メジャーデビュー後の曲たちも含めて、両方の曲が成長して、熟成されて、爆発した日だったのかなと思います。

REI Beemerに向けたライブを作りたいなと思って、昔の曲を混ぜたり、SEやセトリも試行錯誤しましたし、みんなで事前にたくさん話し合いましたね。あとは、僕らのワンマンライブといえば、東京や大阪でやることが多くて、名古屋ではまだやったことがなかったので、今回のTHE NESTの地に決めさせていただいて。久しぶりに名古屋の方々に会えたのも嬉しかったです。

MASATO 僕は『Message』ツアーを通して、Beemerの皆さんと会話できたという感覚があったんです。ライブを見てもらうというよりも、ライブを通してお互いと会話してもいいんだなっていうことを体感したので、それを持ってTHE NESTでは、もっとお互いが自由でいいんだと。パフォーマンスやセットリストを僕らの自由にやらせていただいて、それにお客さんたちも着いてきてくれたのがすごく印象的でした。あとは単純に楽しかったです。初歩的なことですが、「ライブってこんなに楽しんだ!」っていうことに改めて気がつきましたね。

SATORU ライブが楽しかったのはもちろん、今回はメンバーの支えもあって、いろんなことに挑戦させてもらいました。例えば、いつもはREIちゃんがライブ全体のトラック調整をしているけど、今回はすべて僕が担当したり。メンバーにも相談しながら、Beemerに気持ちよく聴こえていたらいいなと思って作りました。新しい挑戦でしたし、楽しかったですね。

■そんなライブを拝見させていただいて、来年1月26日の『「THE NEST 2020」IN TOKYO』も、より楽しみになりました。

U ありがとうございます。過去の曲も、今の自分たちだからこそ堂々と等身大で歌えるようになりました。今は素直に届けられるように曲たちも成長してくれていると思うので、初めて来てくれる人も、Beemerも、THE BEAT GARDENをもっと好きになってくれる1日になると思います。THE NESTはこれからずっと続いていくワンマンライブになるので、この新木場公演に来たことが、将来的にド―ムとかでライブ出来たときに「私は新木場の時から行っていたんだ」と言ってもらえるようなライブにしたいと思っています。ぜひたくさんの方たちに来て観てほしいです。

Interview & Text:日野 綾

PROFILE
2016年にメジャーデビューした、自身で作詞・作曲までこなす、U・MASATO・REI・SATORUの4人からなる3ヴォーカル1DJグループ。エレクトロサウンドにエッジのきいたギターリフを織り交ぜロック要素を加えた〈エレクトリック・ダンス・ロック〉というジャンルを確立。ワンマンライブはチケットが即日完売する人気を誇る。
thebeatgarden.com

RELEASE
『Snow White Girl』

THE BEAT GARDEN『Snow White Girl』

初回限定盤(CD+DVD)
UMCK-7038
¥2,000(tax in)

THE BEAT GARDEN『Snow White Girl』

通常盤(CD)
UMCK-5685
¥1,300(tax in)

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