■KENTOさん、良ければお気に入りの楽曲を教えてもらえますか?
KENTO 全曲お勧めなんですが、あえて1曲をあげるなら、MVも作ったFUMIYAくんの手がけた“MY RULE”ですね。ラスサビのトラックがめちゃめちゃ気持ち良いし、歌詞が今のVELLE.Jにめちゃめちゃハマっているから超好きです。
■YUSUKEさんは、“UNREAL”を手がけていますね。
YUSUKE “UNREAL”は、新体制になってから作りあげた曲で、タイトルは「常識外れ」や、「超越した存在」という意味を持つように、自分たちがそういう存在であるようにとの思いを込めて作りました。歌詞には、「限界を決めずに突き進んでいく」気持ちを書きました。曲を作ったのはアルバムを出すと発表してからでしたけど、そこに至るまでに胸の内に抱えていた想いを、ここにバーッとぶつけています。
■FUMIYAさんは、MVも撮った“MY RULE”を作っています。
FUMIYA “MY RULE”も、“M.C.D”と同じようにヘイトやアンチの声をあげる奴らに向けた曲で、どんな奴だろうと、自分らの楽曲に触れている間や、ライブという同じ空間にいる時は、みんな余計な感情を取っ払って一つになれる。そういう意味合いを込めています。実は作詞・作曲をするのはこれが人生で二度目だったんです。ラップ調の楽曲になったのは、トラックを聴きながら歌詞を乗せていったら、自然と強い口調になり、たくさん言葉を詰め込みたくなって、最終的にそうなりました。“MY RULE”のMVでは、VELLE.Jの本来あるべき姿を提示しています。カット数も多くて、メイキング映像もYouTubeにアップしているので、ぜひみなさんもお気に入りのカットを探してみてください。
■KAZUKIさんは、他の多くの曲たちを手がけています。気になったのが、幸せな恋をしている男心を歌にした“143”でした。
KAZUKI ラブソングというと、どうしても失恋系の内容が多くて、幸せなラブソングを歌うことってあまりないじゃないですか。だからこそ、男側の視点からの幸せいっぱいのラブソングを書きたくてこの“143”を作りました。ここに記した想いは、日々「そうだったらいいな」と感じている想いです。この曲もMVを制作したのですが、この曲には男女の役者さんに出演していただいていまして、自分もいろいろとディレクションをしながらMVを作りました。MVはカット数も多かったので、2人の役者さんには、いろんな衣裳姿になってもらって撮影しましたので、ぜひ歌詞とリンクした2人の役者さんの表情にも注目してください。
■今作のアルバムはメッセージ性の強い楽曲から幕開ける形を取っていますよね?
KAZUKI 冒頭に収録した“Sway the time”と、“Burning out”の2曲は、今のVELLE.Jの道標となる曲たちで、その後に続く“Party Party Party”は、幅広い人たちに歌を届けたくて作った曲です。実際にTikTokでもたくさんの人たちに踊っていただけたし、iTunesのランキングでも1位を獲得できました。今のVELLE.Jの顔ともいえる楽曲を序盤に詰め込んで、いろんな表情を見せていく流れを作りました。同時に、この曲順自体がライブの流れも感じさせるので、体感的にも楽しんでもらえるかなと思っています。『TEMPUS』というアルバム自体が、新体制になってから現在までにVELLE.Jが歩んできた道のりを詰め込んだ作品になりました。ぜひ今のVELLE.Jの想いを堪能してみてください。そして、12月25日にはなんばHatchでワンマン公演を行います。ここではまさに今のVELLE.Jの曲を楽しめますし、いろんな演出も行いながら、とんでもなく楽しいライブを見せていきます。
YUSUKE そのライブはクリスマス当日ということで、ぜひデートコースの一つにVELLE.Jのワンマンライブを組み込み、ライブで熱い気持ちになった上で、その後のデートも熱く楽しんでもらえたらいいなと思っているし、ここで同じ趣味を持つ仲間と出会えたりもするかもしれないので、そういう場にしていただいても構わないから、まずはVELLE.Jのライブを見に来てほしいです。
KENTO この日のワンマン公演に足を運ぶと、あなたにいろんなVELLE.Jマジックが起きますよ!
■それは、どんなマジックなんですか?(笑)
KENTO それはライブ会場で確認してみてください!(笑)
TAICHI お前、ほんまは何も考えてないやろ!(笑)
Interview & Text:長澤智典
PROFILE
5人組Vocal Group。2022年7月31日、メンバーの再編成を経て新たな5人で活動を再開。同時に発売されたミニアルバム『NOVUS』は、手売り販売のみにも関わらず、8ヶ月という異例の速さで1万枚を完売した。”J-HIPHOP”をメインとし、”カッコよさ”と”分かりやすさ”を兼ね備えた楽曲をコンセプトに、メンバー全員が作詞・作曲を手掛け、衣装やステージ演出に至るまで全てセルフプロデュースで行っている。2024年には、初の全国ツアーを大盛況に納め、同年12月25日には、なんばHatchでのワンマンライブも決定している。”関西若手NO.1″との呼び声も高い彼らの勢いは誰にも止められない。
https://www.vellej.com/
RELEASE
『TEMPUS』

通常盤(CD)
QARF-69259
¥3,000(tax in)
rockfield
12月10日 ON SALE