夢みるアドレセンス VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

■曲にちなんで、みなさんが他の誰よりも頑張って来たことってなんですか?

鳴海 デビュー当時、他のメンバーは「都会の女の子」だったし、「まさにアイドル!」って感じで、私からしたら別世界の女の子みたいで……。私は下町育ちからいきなりポーンと出て来て、外見もプチプラコスメで頑張ったりしたんですけど、「どうにも及ばないな……どうしよう?」となりまして。その時の私は「誰よりもファンの方を大切にする。パフォーマンスを大切にする。基礎を大切にする。」というのを頑張り始めました。頑張り始めてからはパフォーマンスなどを褒めてくださる方たちも多くなってきて、今の結果に繋がっているんだなって思います。

日比谷 私が夢アドに入った時は「キレイ系の夢アドを売りたいんだ!」って感じだったので、当時のプロデューサーさんから「もっとおしとやかにしてくれ」と言われました。当時は「夢アドらしさを大事にしなきゃ!」って、先輩たちの動画をめちゃくちゃ見たりして、バキバキにやり過ぎていたところを、アイドルに寄せるのを頑張っていたなって思います。今は前よりも男性ウケが良くなりました。(笑)

関根 私は昔からずっと芸能界を目指していて、高校生の時は1人で韓国に住み、向こうの事務所に入って練習していました。ダンスは17年目になります。帰国して大学生になったら芸能活動を辞めようと思っていたんですが、大学2年生の時にサークル活動の一環で学生ダンサーの全国ミスコンに参加して、数千人の中からファイナリストまで残ったんです。

■ファイナリストに!すごいです。

関根 そういうことを含めて、今までやりたいことに必死に生きて来ました。韓国留学の時も自分で学校を調べて、日本の学校と単位を互換して卒業して戻ってきました。完璧主義というか、「自分は自分の理想の姿でいたい」という想いが強くあります。リーダーから「あんまりムリしないでよ!」って連絡をいただくくらい抱え込み過ぎちゃう所はあるんですけど、自分がなりたい姿や完璧だなって思える所まで必死にやっています。

櫻野 私が頑張っていることは、SNSでファンの方たちとコミュニケーションを取ることです。ライブで楽しんで貰うのは一番大事なところですが、ファンの方たちがお家で見られるコンテンツとしてSNSが必須というか、SNSなしでは生活できないなと思うので、その更新を頑張っています。いつも決めた時間に投稿していて、朝だと「おはよう」ツイートを毎日……土日はサボっていますけど。(笑)

一同 (笑)

櫻野 平日は毎朝6時台に「おはよう」のツイートをして、11時に文字だけの感謝のツイートを、12時になったらライブの告知をしています。その後、お昼はぐーすか寝ていたりしますが。(笑) 私は可愛らしいものが好きなので、アフタヌーンティーやキャラクターのイベントに行ったりと、SNS投稿のために出かけたりもしています。これからもっと頑張りたい所ではあるんですが、現時点ではまだプチ頑張り中です。

藤白 私が頑張っているのは、ファンの方に思いをしっかり届けることです。アイドルになる前はコミュニケーションがちょっと苦手で、得意になりたいと思って配信を始めたんです。そうしたらたくさんの方たちが来てくれて。その中で、病気の方や外に出られないという方から届いた「配信を見ていつも元気をもらっている」というコメントを見て、私が喋ったりすることで幸せや元気を届けられるんだなと思ったことが、アイドルを目指すきっかけにもなりました。

■素敵なエピソードですね。

藤白 でも実際アイドルになると「届ける」ってすごく難しくて……。初めは踊りながらファンの方の目を見るのも難しかったです。今は「観に来てくれたからには絶対に幸せにする」って気持ちで、幸せになってもらえるようなコミュニケーションを心がけています。ライブでも1個1個きちんと届けられるように、家の鏡の前で練習してから出かけたりするように頑張っています。

■藤白さんはライブ中によくお客さんの目を見ていますよね。

藤白 応援してくれる方たちに「いっぱい見てもらった」と思ってもらえるように、ちゃんと目を見て歌詞を歌うようにしています。

安達 私は「アイドルになること」を考えるようにしています。小学生の時からオーディションを受けていて、最初は書類選考で落ちていたんですけど、だんだんと二次、三次と受かるようになってきて、ようやく今年アイドルになれたので。それまでは自分がアイドルになることしか考えていなくて、「そのためなら何でもやります」としか思っていなかったんですけど、今は「自分はグループの中だったらどういう立ち位置にいたらいいのか」というのを勉強しようと思っています。

■グループとしての自分の立ち位置ですね。

安達 今でもやれることは少しずつ、小さなことでもひとつひとつやっていこうという所は変わらずに土台にしていますが、「どうやったら夢アドはもっとたくさんの人に見て貰えるんだろう?」とか、「どうやったら人気が出るんだろう?」と常に考えて、毎日頑張っています。

一同 おお~!(拍手)

柊木 私は「歩みを一歩も止めないこと」を頑張っています。私はこの中で多分いちばん「アイドルに近い一般人」なんですよ。

■「一般人に近いアイドル」じゃなくて?

柊木 「アイドルに近い一般人」です。アイドルになりきれていないっていう感じ。(笑) 配信オーディションでも、この中ではいちばん低い順位で入って、歌もダンスも全くやったことがない状態でのスタートだったので、「すごい人たちの中に入っちゃった!」みたいな。オーディションを見ているだけでもすごい人たちだったのに、「私で良いのかなぁ……?」と。だから、私は一般人だけどアイドルに近い存在みたいな感じなんです。

■なるほど……。深いですね。

柊木 でも夢アドに入れたんだし、だからこそ誰にも遅れを取りたくないし、少しでも早くみんなと肩を並べられるようにしたい。だから一日も休みたくないんです。社長には「声が良くてMCで喋れるから採用したところもある。そういう所で頼れるように、喋り方だけでも研究し続けて」と言われているので、それは毎日勉強したりもともとの特技だったから伸ばしつつ、苦手な所もこれからできるようにという感じでやっています。

関根 (柊木)まあやは歌も未経験だったんですけど、重要なパートを歌ってくれたりとかしていて、今では絶大な信頼を寄せています。

■もう一般人じゃないですよね。立派なアイドルですよ!

柊木 でももっとアイドルらしいアイドルになりたいんです。まだ私は一般人に近いアイドルなんです。アイドルが好きだからこそです!

■そしてもう1曲のカップリング曲“夏が来たぜ!!”ですが、面白い曲ですよねこれ。季節外れのリリースとなってしまいましたが、来年の夏に向けての予習ということで。

鳴海 サビの「夏が来たぜ~!」って同じ言葉を繰り返すところも聴きどころなんですけど、ラップが入るんですよ、夢アドにしては珍しく。あと、(藤白)れもんちゃんが最初ソロで歌っているところがめちゃめちゃ良いです。

■歌い出しって歌うの難しそうですよね?

藤白 難しいです。自分がまさか曲の歌い出しを任せていただけるとは思っていなかったので、すごい緊張したし、「任されたからにはやらなきゃ!」と思ってすごく練習しました。

安達 「おひとり様でも問題無い」って歌詞があるんですけど、私も1人でライブに行ったことがあります。1人でライブ行くのって緊張するし、「盛り上がれるかな?」って思ったりもするんですけど、この曲を聴いて「1人でも盛り上がっていいんだ!」って気持ちになって応援してくれると嬉しいなって思います。

■それでは最後に今回の新曲“アクセラレーター”にちなんで、みなさんの「全部捨てても叶えたい夢」を教えてください。

鳴海 「せーの」で言おっか。せーの!

一同 日本武道館!

Interview & Text:安藤さやか

PROFILE
2012年に人気ティーンファッション誌モデルを中心にグループを結成。2015年3月にシングル『ByeByeMyDays』でソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズよりメジャーデビュー。オカモトショウ、志磨遼平、首藤義勝、川谷絵音ら豪華クリエイターによる楽曲提供を受
け、中野サンプラザ・豊洲 PIT・Zepp DiverCity Tokyo公演など成功を収める。2019年3月には 2ndアルバムをリリースし、5月から開催された全国ツアーは無事に完走。2022年5月12日に新メンバー6 名が加入し、計8名で、新体制として8月の10周年ライブで再スタート。
https://yumeado.jp/

RELEASE
『アクセラレーター/夏が来たぜ!!』

Type-A(CD)
QARF-60148
¥1,200(tax in)

Type-B(CD)
QARF-60149
¥1,200(tax in)

Type-C(CD)
QARF-60150
¥1,200(tax in)

rock field
11月22日 ON SALE