矢吹奈子 VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

■これまでの『タミ恋』の撮影で、チャレンジだったなと思えるシーンなんかはありますか?

矢吹 悔しさとイライラを滲ませたセリフを言いつつも、クッキーを食べるというシーンは頑張ったなと思います。(笑)

■それはすごいシーンですね。(笑)

矢吹 そもそも食べ物を口に入れながらのお芝居経験がなく、きちんとこなせるのか不安な気持ちがありました。それも野外での撮影だったので、寒くて口の中もパサパサで、セリフが詰まってしまうかもしれなくて……。(笑) 本番では、とにかく口からクッキーが出ても気にしないくらいの勢いでチャレンジしてみることにしました。結果は一発OKで、監督からも「感情が良く出ていた」と褒めてもらえたのが嬉しかったです。思い切りやってみることの大事さを知り、また一つ殻を破れた場面だったと思います。

■撮影現場はどのような雰囲気なんですか?

矢吹 私は撮影に入る時、いつも身構えてしまう方なんです。でも『タミ恋』の現場では、初めからほとんど緊張しなかったのをよく覚えています。もしかしたら、どこか同じ温度を纏う方たちが集まっているからかもしれません。宮舘さんが座長として心地よい空間を作ってくださっているおかげで、なんだか時間がゆったり流れているような感覚もあります。

■居心地がいい環境なんですね。

矢吹 「誰かに気を遣って話しかけなきゃ」というような意識も生まれず、撮影の合間も、各々自由に過ごしている感じがまた良くて。肩の力を抜きながら、のびのびとお芝居に挑戦させてもらっています。

■最後に矢吹さんから『ターミネーターと恋しちゃったら』が気になっている人に向けて、メッセージをお願いします。

矢吹 『ターミネーターと恋しちゃったら』は、高性能アンドロイドの時沢エータが400年先の未来からやってくるという物語です。私は今作の撮影を通して、「現代を生きる人々の心も“アンドロイド化”しているのかも?」なんて、考えてしまう瞬間がありました。SNSが日常に溶け込んだ今、他人の目を気にするあまり、感情を素直に出せないこともあると思うんです。そんなまったく遠い話とも言い切れないリアリティの中で、アンドロイドと人間がむずがゆい感じで距離を縮めていくという、そのもどかしさがあるからこそ、キュンとする瞬間がより際立つのが『タミ恋』の魅力です。共感できる部分を探しながら、いろんな角度で楽しんでもらえたら嬉しいです。

Interview & Text:川上良樹

PROFILE
2013年8月、HKT48第3期生オーディションに合格し、翌年4月よりチームHとして活動を開始。2018年に韓国で開催されたオーディション番組『PRODUCE48』に参加し、「IZONE」のメンバーに選ばれる。2018年10月29日に「IZONE」としてデビューし、専任活動を開始。2021年4月に、2年6ヶ月の活動期間を終了。2021年5月より、HKT48として2年5か月ぶりに活動再開。俳優業を本格的にスタートし、連続ドラマにも多数出演。2023年4月に行われた卒業コンサートでHKT48を卒業。現在は俳優を中心にバラエティ番組等でも活躍している。
https://nakoyabuki.com/

【作品情報】
『ターミネーターと恋しちゃったら』


テレビ朝日系「オシドラサタデー」
4月4日スタート 毎週土曜日夜11時〜放送
脚本:関えり香
監督:宮田和弥、飛田一樹、竹園元(テレビ朝日)
音楽:沢田完
プロデューサー:神田エミイ亜希子(テレビ朝日)、島本講太(ストームレーベルズ)、石塚清和(ファインエンターテイメント)、卜部龍(ファインエンターテイメント)
制作会社:ファインエンターテイメント
制作著作:テレビ朝日 ストームレーベルズ
キャスト:宮舘涼太 臼田あさ美 松倉海斗 長井短 矢吹奈子 番家天嵩 山崎静代 佐藤江梨子 勝村政信 石田ひかり
https://www.tv-asahi.co.jp/tamikoi/

STORY
イケメンアンドロイド・時沢エータ(宮舘涼太)は、何者かに狙われている女性・神尾くるみ(臼田あさ美)を護るために400年後の未来からやってきた。ひょんなことから一つ屋根の下で暮らすことになった2人。一筋縄ではいかない2人の想いはどう重なり合い、恋に発展していくのか…!? 笑って、ときめいて、そして、泣ける…これまで見たことのない究極のSFラブコメが展開。