AXXX1S VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

1stミニアルバム『Ability』のリリース日は僕の誕生日当日なので、この日だけは浮かれそうです。(笑)

AXXX1Sのニューシングル『Ability』が、アニメ「デュエル・マスターズ WIN 決闘学園編」OP主題歌へ起用中。同曲を含む1stミニアルバム『Ability』も9月26日(火)にリリース。『Special Force』、『ResQ!!』、『Ability』と、3曲連続アニメタイアップという話題性も追い風になり、今、幅広い世代の人たちがAXXX1Sに熱い視線を注いでいる。AXXX1S、ぜひチェックして欲しい逸材だ。岡田勇輝、一ノ瀬瑞希、宮月優斗、多村栄佑、丸橋拓海、田中晋大郎、遠藤幹也、橋本夏椰斗、8人に話を訊いた。

■『Special Force』、『ResQ!!』、『Ability』と、3曲連続でアニメのテーマ曲を担当されていますが、AXXX1Sに今、勢いよく追い風が吹いていますよね。

宮月 ワンマン公演の会場の規模がやるたびに大きくなるなど、作品をリリースするごとに応援してくださるファンの方々が増えているのは実感していますけど、自分たちの活動ペースや生活はまだ何も変わっていないので、正直、追い風と言われても実感はとても薄いです……。(笑) ですが、周りの人たちからそう見えているのであれば、それは好評価ということだろうから、素直に嬉しいです。

■メンバー自身、「今、キテるぞ!」という感覚はそんなには感じていないということですか?

宮月 最近は、発売したシングルがチャートの1位にランクインするなど、数字としての面でも実感することはありますけど、少なくとも自分は、「下がることなく、ちょっとずつ上がっているな」とは感じていても、「今、キテるぞ」という感覚はないですね。口には出さないだけで、メンバーの中には実感している人もいるかも知れないけど、そもそもメンバーのみんなも謙虚なんで、とくに表立って浮かれることはないです。岡田とか、どうなの?

岡田 日々の生活や活動面での変化はあまり感じていないです。外の方々から評価の言葉をいただける機会が増えたことはめちゃめちゃ嬉しいですけどね。評価が増えるごとに、メンバーみんなグループや個人のことを冷静にはもちろん、厳しい目で見るようにしています。誰一人「フラフラ~ッ」としているメンバーは、ここにはいないです。

宮月 メンバーみんな環境に変化の兆しが出るごとに、よりシビアに自分たちを見据えるようにはしています。まぁ一ノ瀬くらいじゃないですかね……「フラフラ」はしていないけど「フワフワ~ッ」としているのは。(笑)

一ノ瀬 はい、僕は「フワフワ~ッ」としています。(笑)

宮月 彼はAXXX1S内のムードメイカーなので、一ノ瀬の行動や発言によってグループ内の空気が緩むこともあるし、みんなもその空気感を楽しんでいるから、そういう存在も欠かせないなと思っています。だからこそ、彼だけは「フワフワ~ッ」としたままでいてもらって、他のメンバーは常に気持ちを引き締め続けます。

一ノ瀬 じゃあ、僕はこれからも「フワフワ」し続けます。(笑)

■瑞希さんは、元から「フワフワ〜ッ」とした性格の方なんですか?

一ノ瀬 そうですね。普段からこんな感じで「フワフワ」と楽な感じで生きているので。(笑) だからと言って、調子づくこともないですし、変なプレッシャーを感じることもないです。ほんと、いつも気楽に活動させてもらっています。

■じゃあ、3曲連続でアニソンのタイアップがついたことも、鼻で「フフンッ」と笑い飛ばす感覚ですか?

一ノ瀬 いえ、そんなことはないです!タイアップが決まる度、めちゃめちゃ嬉しかったですよ。とくに今回の“Ability”についたアニメ「デュエル・マスターズ」シリーズは、自分も小さい頃にずっと観ていたシリーズですから、めちゃめちゃ嬉しかったです。

宮月 アニメの主題歌を担当できるだけでもすごいことなのに、それを3曲連続ですよ!こんな機会を得るって、そうそうないことだと思うんです。本当に恵まれた環境にいるなと強く感じています。AXXX1Sのファンの方々も、アニメのタイアップを本当に喜んでくれています。逆にアニメ作品を好きで観ている方々が、AXXX1Sに興味を持ってくれて、リリイベやライブに来てくださる頻度が増えたこともめちゃめちゃ嬉しいです。今の支持層の中には、アニメ作品を通してAXXX1Sのことを知り、それでファンになってくれた方々も相応にいますからね。

■それはめちゃめちゃ嬉しいことですね。

宮月 アニメ作品のファンの方々は、楽曲やグループのことを忖度なく評価していますし、その上での支持が、オリコンのランキングなどにも数字として反映されているんだと思えたら、そこは素直に嬉しいです。その波及効果もあるのか、最近では、街中でも自分たちの楽曲を耳にする機会が増えました。この間もご飯を食べていたら、僕らの曲が流れてきたり、自宅の最寄り駅周辺でも僕らの楽曲を耳にできるなんて、そんなに嬉しいことはないですから。

丸橋 この間ドン・キホーテに行ったら、店内でも流れていたからね。

一ノ瀬 それは僕も経験しました。“ResQ!!”がアニメ「キャップ革命 ボトルマンDX」の主題歌として流れている時期の話になるけど、最寄り駅で小さい子が、「だからhelp me! help me!」と口ずさんでいる姿を見た時は、すごく嬉しかったですね。

丸橋 その子を助けてあげなかったの?

一ノ瀬 いやいや、そういう意味で歌っていたわけではないから……。(笑)

宮月 小っちゃい頃に好きになったアニソンって、大人になってもずっと覚えているじゃないですか。ちびっ子たちが、大人になってもAXXX1Sの曲を覚えていてくれたら、そんなに嬉しいことはないですからね。幅広い世代の人たちに支持を得る曲になったのも、橋本が「ここはこういう風に歌った方が、歌声が活きるよ」など、どの曲でもしっかりディレクションをしてくれていることが大きいんじゃないかな?!

橋本 自分たちの楽曲を耳にした時、たとえ初見であろうと、歌詞に込めた想いをしっかり伝えたいという気持ちが自分の中にはあります。だからこそ、毎回のレコーディングでも、メンバーそれぞれに「ここはこういう想いだから、この歌詞の部分を強めに」とか、「ここの一節は少しゆっくりめで、ここは息を多めに」などのアドバイスをしながら、歌詞に込めた感情をリアルに歌声で伝えてもらうようにしています。うちのメンバーの強みは、ちょっとしたアドバイスでも、その通りにしっかりと対応して表現してくれるところなんです。そこがAXXX1Sの強みですね。

■今回の1stミニアルバム『Ability』のリード曲は“Ability”ですが、アドベンチャー感満載なMVも話題を集めていますね。まずは、全員に“Ability”の魅力について語っていただければと思います。

一ノ瀬 じゃあ、僕からいきますね。“Ability”は「今、果てない夢が動き出した 明けない闇は世界に無いんだから」と歌いだします。この部分を筆頭に、歌詞のあちこちに「デュエル・マスターズ」の内容にぴったりの歌詞が出てきます。疾走感のある爽やかな曲調も含め、とても聴き心地の良い曲に仕上がりました。この曲のMVは、千葉県の房総半島界隈にある、海を見下ろせる広大な自然に囲まれた山間を中心に、泊まり込みで撮影しました。いくら山間と言っても、真夏にあの衣装姿ですから……撮影中は笑顔を浮かべながらも、もう汗だくでした。しかも衣装姿の撮影場所には日陰がなくて、涼むところがロケバスの中だけで……。撮影の合間はみんなロケバスに非難して、ハンディファンで涼んでいました。

宮月 “Ability”は、本当にカッコいい曲調に仕上がりました。僕はAXXX1Sの中ではラップを担当しているのですが、疾走感を持った曲調の中でも、ちょっと重みのあるラップに挑戦しているので、そこが聴きどころです。僕は今年で31歳なんですが、ファンの人たちの間でも、31歳とは思えないかわいさから「30歳児」というあだ名をもらっています。(笑) この曲の中での僕は、まさに「しょた感」を持ったプリティーでキューティーな30歳児なんです。自分でいうのもなんですが、すごくかわいいので、キュンキュンしたい方はぜひMVを観てください!

田中 前作の“ResQ!!”はかわいい王道のアイドル曲でしたが、今回の“Ability”はこれまでのAXXX1Sのナンバーの中でも、一番疾走感を持った楽曲に仕上がりました。振り付けは、アニメ「デュエル・マスターズ WIN 決闘学園編」の世界観を意識した部分もあるから、そこを発見してみてください。これまでのAXXX1SのMVといえば、スタジオの中で撮影をするのが主でしたが、この曲に関しては、部屋の中での撮影もありましたが、外ロケの撮影が中心でした。自然光の中でのメンバーの表情が見どころです。ただ、暑さの中での撮影は本当に大変でした……。僕らメンバーも汗だくでしたけど、MVには着ぐるみ姿の熊が出てくるんですよね。あっ、着ぐるみって言っちゃっていいんでしたっけ……?

宮月 普通に本物の熊は使わないし、そんなのは誰だって見ればわかるだろ!(笑)

田中 熊の着ぐるみ姿の人が、今回の撮影では一番大変だったと思います。熱い陽射しの中だったのもそうだし、夜にたき火を囲んでのシーンもありますけど、その時も熊だけは着ぐるみ姿でしたからね。スタッフさん、本当にお疲れさまでした!

遠藤 “Ability”は疾走感がある曲なのはもちろん、アニメ「デュエル・マスターズ」にまつわる歌詞も印象深いし、小さい子たちが聴いてもわかりやすい内容にもなっています。MVの中でも「デュエル・マスターズ」にちなんで、カードも登場します。それぞれが手にしたカードを一つに組み合わせると宝の地図になり、それを手がかりに僕らは冒険の旅に出るという、そういうストーリー仕立てになっているところも楽しんでください。

岡田 僕も“Ability”のMVの話になりますけど、MV中では、全員が熊に追いかけられるシーンが出てきます。みんな熊に追いかけられて逃げまどうんですけど、途中から僕だけ、少し高い位置に移動して、みんなが逃げまどう姿を高みで見ているんですよね。(笑) そこはあらかじめそう決まっていたシーンではありませんでした。

■えっ、そうなの?

岡田 撮影中に僕は「このまま走り続けたら体力的に限界が来て、倒れる……。もう走るのはやめておこう」と判断して、一人だけ高いところに非難して休んでいました。MVでは一連の動きがそのまま使われているから、個人的にはそこが見どころです。(笑)

橋本 AXXX1Sは、3曲連続でアニメのタイアップをいただきました。その中でも僕の一番お気に入りは“Ability”です。アニメの放送をリアタイで観ているくらい大好きな楽曲なんです。嬉しかったのが、男の子のファンが増えたこと。AXXX1Sは女性ファンが中心だったのですが、アニメ「デュエル・マスターズ」のテーマ曲という理由もあって、男の子たちを中心に男性ファンが一気に増えたのも嬉しいです。

多村 今回の“Ability”で僕らが着ている衣装が青いのは、アニメ「デュエル・マスターズ」の中で使われているカードが青色ということからなんです。そこで衣装にも青を大胆に取り入れています。アニメの内容と歌詞の繋がりも含めて、作品との親和性にも注目してください。MVは「忘れた何かを探しに行く探検隊」をテーマに作成しました。冒険をしていく中で、熊から逃げるなど、メンバーたちのかわいい演技姿も見られるので、そこにも注目してください。

丸橋 僕はライブに遊びに来た時の“Ability”の楽しみ方をお教えしますね。一番とラスサビの後半に「ほら手繋いでよ」という歌詞が出てきます。その場面で僕らは、みんなで手を繋ぎ、仲間として踊りだします。ライブの時は、ぜひみなさんも両隣の人たちと仲良く手をつなぎ、同じAXXX1Sを好きな仲間となって、一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。