BUZZ-ER. VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

BUZZ-ER.『サクラエビデンス』

強い意思と強い覚悟のもとたどりついたいま
――これまでのすべての想いがつまったメジャーデビューシングル

7人組ダンスボーカルグループ・BUZZ-ER.(ブザー)がメジャーデビューシングル『サクラエビデンス』をリリース。2017年の結成から約2年で成功させたZepp Tokyoでのワンマンライブ、そして今回のメジャーデビュー。よき流れの中、かなりのスピードでたどり着いたそのわけは、メンバー全員の強い意思と強い覚悟があってのこと。その強く大切な想いについて、そしてこれまでのすべてが詰まったこのシングルについて、KOHEYとSHUNにたっぷり話してもらった。

■結成の経緯を教えていただけますか?

KOHEY 僕がダンスボーカルグループをやってみたくて、そこからメンバーを集めたのが始まりです。もともと役者志望で高校生の頃から仕事としてやっていたんですけど、卒業のタイミングで役者をやるか、いま僕がメンバーのヘアメイクを全部やっているんですけど、美容師の専門学校に行くか、やったことのないダンスボーカルに挑戦するかっていうところで、人生一度しかないし、若いうちだったらできるだろうと思って、卒業してからメンバーを集めていたんです。

■どれくらいの期間で集まったんですか?

KOHEY 1年半くらいかかりました。いい人が見つかるまでは絶対にやらないって決めていたので。

■なるほど。

KOHEY そのとき僕はバックダンサーとしてライブ活動をしていたんですけど、そこで一緒になった人がSHUNの兄貴で。「弟を紹介するわ」ってSHUNを紹介してもらって、そこから一緒にカラオケに行ったり、毎日歌の練習したりしてね。

SHUN したね~。

KOHEY そういう繋がりで集めたのがBUZZ-ER.になったっていう。

SHUN もともとはフリーで無所属で活動する中、メンバーそれぞれがセルフプロデュースじゃないけど、打ち合わせをしたり、曲や歌詞についてアイデアを出したり、いろんなことを経験しながらいまの事務所と一緒にやることになったんですけど、いまでもそのときと変わらずに自分たちで物事を決めたり、意見やアイデアは言ったりしていますね。

■2017年の4月に活動を開始されているんですよね?

KOHEY・SHUN はい。

■いまの7人が集まったのはいつ頃なんですか?

SHUN 2016年の11月頃に初めて顔合わせしたのかな…。

KOHEY そうそう。

SHUN 自分はそれまでに特に何か活動をしていたわけではないので、日中はアルバイトをして、そのまま深夜練習に行って、朝に帰ってきて、ちょっと寝たらまたバイト行って、みたいな生活をしていて。KOHEYはまた別でバックダンサーの活動をしていたから、その後また深夜練習で合流、みたいな感じでね。

KOHEY  SHUNは普通のコンビニ店員だったんですよ。

■SHUNさんもダンスボーカルに興味があったんですか?

SHUN 僕はずっとバンドをやっていて、だから歌はずっとやりたいと思っていたから、バイトをしながらチャンスをうかがっていて。でもそれにちょっと一区切りつけようかなと思っていたところに、兄からKOHEYを紹介してもらって。そこから急に加速していったんです。それが夏くらい。

■KOHEYさんと出会ったのが?。

SHUN そうです。そこから「一緒に歌やろうよ」って歌から入ったんですね。「2人で歌ってイベント出ようぜ」みたいな感じで、ほぼ毎日バイト終わったあとに2人でカラオケに行って、ってことをやっていたら急にダンスボーカルグループって話になって。(笑) そこから11月にメンバー初顔合わせになるっていう。

■KOHEYさんがメンバーを集めるときのポイントや基準というのは何だったんでしょう?

KOHEY トータルのバランスではあるんですけどね。メインボーカルとして歌える人を主軸に2人欲しいとか、あとはやっぱりイケメンというところにこだわりたくて。とは言っても、系統というか個性の違うイケメンを集めたいなって。それで、そこからめっちゃがんばって本気出して探したら1週間で集まっちゃって。(笑)

■え、すごい!

KOHEY 1年半のバックダンサー時代は、まだそこまで本気で人を探していなかったんですよね。そこまでやろうとも思っていなかったので。でもいざ本気で探したら意外とすんなり7人集まっちゃったっていう。

■本気って大事ですね。(笑)

KOHEY ですね。(笑) 候補はいっぱいいたんですけど、声をかけてちゃんと会ってみて、やろうって決めたのはこの7人だけ。この7人以外には声を掛けずに決まったって感じです。

SHUN 6人に声を掛けて全員OKっていうね。

KOHEY 結構強行したところもあるんですけどね。(笑)

■例えば?

KOHEY 僕とプロデューサーで説得したり、それでも「うーん……」って人には、これはHAUなんですけど。(笑) HAUは最初乗り気じゃなくて、とりあえず当時出来ていた候補曲を聴かせたら、その曲が彼のタイプだったらしくて、イヤホンを外して3秒くらいで「やります!」って言い出したりして。(笑)

■早い!(笑)

KOHEY ちょろかったです!(笑)

■ふふふ。7人で初めて会ったときはどうでしたか?

SHUN いやー、僕はもう人見知りなんで大変でした。集まった場所が渋谷の109の前で、当時渋谷に行ったことがあんまりなかったので、「やばい!やばい!やばい!」みたいな。(笑) それで109に着いたら、それっぽい人がばぁーって集まってきて、「え、どうしよう、僕声かけられない」みたいな。(笑)

KOHEY 集めた本人の僕とプロデューサーがちょっと遅れちゃったんですよ。

■それはSHUNさんがかわいそうです…。(笑)

KOHEY と言っても5分くらいですよ。(笑) 僕はHAUに一緒に行って欲しいって言われたから、HAUと合流して向かっていたら、SHUNから「いまどこ?めっちゃ“それっぽい”人いっぱい来ているんだけど、はやく来てくんねぇ?」って連絡がきて。

SHUN 僕としては、109に着いたら「SHUNこっち、こっち」とか言ってくれる想定だったのが、いきなりひとりで「はじめまして…」ってことになっちゃって。もうほんと大変でしたよ。

■そのはじめましてから打ち解けていくまでは?

KOHEY 結構かかりましたね。

SHUN かかったね。

■KOHEYさんとSHUNさんはどうだったんですか?

SHUN たしかライブで初めて会ったんだよね?

KOHEY そうだね。

SHUN ライブに行ったときにKOHEYもいて、兄から紹介されて「うわー、かっこいいなー、大人っぽいなー」と思って、年齢を聞いたらまさかの同い年で、「え!同い年なの?」って、そこから意気投合してカラオケ行って、メシ行って。

■2人が打ち解けるのは早かったんですね。

KOHEY わりと早かったですね。そのほかのメンバーと打ち解けるのが時間かかったよね。

SHUN うん。

■どういうふうに打ち解けていったんですか?

SHUN 日々の会話というか、「ごはん行こうよ」とか、「今日どうだった?」とか、「ここのダンスの振りちょっと教えて」とか、そういう会話の中で徐々に。

KOHEY SHUNはまだ全然慣れてないとき、SHALFに「一緒に帰ろう!」って言われて、「あ、大丈夫です」って断ってたよな…。(笑)

SHUN あはははは、1回断りました。「えー、ひとりで帰りたい」って。(笑)

■わかります、わかります。人見知りからしたら、一緒に帰るだけでもドキドキですもんね。

SHUN もうドキドキですよ。ほんとドキドキの連続でした。

KOHEY 「あいつ大丈夫か?」ってずっと言われていましたもん…。全然心を開かないから。

■そんなにですか…?

SHUN そうなんです。

KOHEY 「あいつは心を開くとめっちゃ面白いんだよ!」って僕が裏でずっと言っていたんですけど。(笑) でもだんだんを開いてくれてね、いまでは…。

SHUN いじられキャラになっちゃってます。(笑)