BUZZ-ER. VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

BUZZ-ER.『サクラエビデンス』

■そう考えると挫折があってこそのいまだし、7人全員でここまできたことも誇りに思えますね。

SHUN 本当にそうですね。ほかのメンバーを入れるっていう選択肢もなかったし、ひとりでも脱落したら解散しようって決めていたんです。

■そういうお話を聞くと、またこのメジャーデビューが感慨深いです。お話それちゃったので、またシングルのお話に戻して…2曲目の“DAWN”、これめちゃめちゃカッコいいです。

SHUN この曲は「夜明け」って意味なんですけど、もっと良くなるだろうってレコーディングの前日に話をしていて。それで、僕、KOHEY、CHIBA、SHALFで、いまから集まらない?ってことで、プロデューサーたちが集まっている場所に一緒に行くことになって。夜中の1時か2時くらいにタクシーかっ飛ばして行って。歌詞のここをこうした方がいいとか、ここの部分はいらないから削っちゃおうかとか、そういう作業をしてできた曲が、この“DAWN”なんです。出来上がったのが朝の9時くらいで、夜明けをともにしたので、これはもうタイトルはこれでいこうって、ドーンって。(笑)

■なるほど。(笑) 納得できるまでとことんこだわりたかったと?

SHUN やるのは自分たちなので、やっぱり納得できるまで。ちょっとレコーディングスタッフのみなさんには申し訳ないんですけどね、「お願いします!」って。

KOHEY 昔は遠慮していたんですけどね。最近になって、言いたいことはちゃんと言おうって。やっぱり僕らにとって音楽が一番大事になってくるものなので、そこはちゃんと追求しようっていう話をして、結果、みんなで深夜に集まるっていう。(笑)

SHUN KOHEYに関しては別現場でダンスの深夜練習をしていて、それ終わりで合流して。

KOHEY 6時くらいに。(笑)

■早朝の6時?

KOHEY はい。(笑)

SHUN それで、KOHEYどう?って。

KOHEY いや、眠いよって…。(笑)

SHUN そんな曲です。(笑)

■あははは。歌詞はご自身たちの想いが詰まっているんじゃないですか?

SHUN 詰まっています、めちゃめちゃ詰まっています。曲もカッコいいんですけど、歌詞にもぜひ注目して聴いて欲しいですね。

■KOHEYさんがおっしゃっていましたが、言いたいことを言うようになって、やっぱり変わってきましたか?

KOHEY 僕はずっとダンスをやっていたので、どちらかというとそっちの方が得意なんですけど、邦楽だから言葉がわかるので、やっぱり伝えたいことってあるじゃないですか。

■はい。

KOHEY だからこそ伝えきれない歌詞になってしまうと、それはもう伝わらないので。そういうことを考えると、歌詞ってすごく大事なんだなって。だから思ったことはちゃんと言った方がいいなって、最近になってすごく思ったんです。でも難しいね…、歌詞って。

SHUN うん、難しいね。その一言、二言でダンスの振りも変わってくるから、そこが面白いところでもあるんですけど、難しいところでもありますね。

■言葉だけでなくダンスでも表現するわけですからね。そこは考えながら作るんですか?

SHUN あんまり考えないんですけど、構成としてダンスも歌もサビはなるべくキャッチーにしたいっていうのはありますね。BUZZ-ER.はとくにサビにこだわっているので、構成として、ここはこういう振りにしたいから絶対に変えないとか、そういうことはあります。

■サビにこだわる理由は?

SHUN ライブで、例えば10分とか20分しか持ち時間がないときに、いかにお客さんの耳に届くかっていうことが大事になってくるじゃないですか。サビが流れちゃったら何も残らないというか。だからやっぱりサビが勝負になってくるので、そこは昔からこだわっているところです。“サクラエビデンス”だと、「サクラ舞うこのエビ エビ エビデンス」は、聴いていて、「ん…?」ってなりません?

■すっごくなりました!

SHUN その「何?何?何て言ってるの?」って、振り向かせることがまずは大事なんですよ。いかに耳に残るかって、なんなら脳に直接届くものを心掛けていたりするし。(笑) そこはBUZZ-ER.がずっと大事にしているところですね。

■そういう意味では“Still in love”は普遍的というか、自然に誰の心にも入っていくような気がします。この曲は作詞・作曲ともにBUZZ-ER.のクレジットが入っていますね。

SHUN この曲はCHIBAが携わっていて、もともとは夢とかそういうテーマの曲だったんですけど、トラックのビートの感じから、まったく別のラブソングというカタチに変わって、彼が提案することで、結構大幅に変化した曲なんですけど、めちゃめちゃいい曲だから、デモをもらったときに“サクラエビデンス”のカップリングにしたいって話をしたら、満場一致で決まったよね。

KOHEY そうだね。

SHUN ミドルテンポだから落ち着いて聴けるし、ちょっといい歌詞があったりしてね。

■未来につながっていくというか。

SHUN そうなんです。この曲に関しては誰もが共感できるというか、そういう歌詞にしたって本人も言っていたので。この曲はBUZZ-ER.を知らない人でも好きになってもらえるんじゃないかと思います。

■お話を聞きながら、あらためていまのBUZZ-ER.が伝わる1枚になったんじゃないかと思いました。

SHUN 自分たちのやりたいことが詰まった、やりたいことを実行できた、充実感のある1枚になりました。

■これまでの想いが全部詰まっている気もするし。

SHUN ちょっと詰め過ぎちゃったんじゃないか…くらい。(笑)

KOHEY ほんとそんな1枚になりましたね。僕たちのメッセージも全部込められたし。聴いた人が共感できる曲もこの3曲の中に必ずあると思うので、聴く人の人生の支えみたいなものに少しだけでもなれたら嬉しいですね。

Interview & Text:藤坂綾

PROFILE
2017年4月から活動を開始したダンスボーカルグループ。メンバーはSAKU、SHALF、SHUN、CHIBA、YUYA、KOHEY、HAUの7人。グループ名は口コミを意味するマーケティング用語“BUZZ”に由来する。2019年7月にインディーズでリリースしたシングル『Black or White』は、20,000枚を超えるセールスを記録し、オリコンのシングルチャートでデイリーランキング7位、ウィークリーランキング12位にランクイン。8月にはZepp Tokyoでのワンマンライブを成功させる等、結成から僅か2年で一気に頭角を現し、注目されている。
https://buzz-er.net/

RELEASE
『サクラエビデンス』

BUZZ-ER.『サクラエビデンス』

初回限定盤(CD+DVD+フォトブック)
CRCP-10444
¥3,000(tax in)

BUZZ-ER.『サクラエビデンス』

通常盤 TYPE A(CD)
COCP-10445
¥1,000(tax in)

BUZZ-ER.『サクラエビデンス』

通常盤 TYPE B(CD)
CRCP-10446
¥1,000(tax in)

CROWN GOLD
4月8日 ON SALE

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