Leola VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

Leola『白いページの中に/朝が来るように』

■“朝が来るように”は8年前の曲とのことですが。

Leola はい。まだデビューも決まっていない育成中の下積み時代、小さなライブハウスでも歌ったし、レコード会社のプレゼンでも歌ったし、デビューのきっかけをつかんでくれた曲でもあるんです。挫折もしたし、失敗もしたし、苦楽をともにして一緒に闘ってきた曲です。

■当時はどういう想いで書かれたんですか?

Leola これは先に曲があったんですけど、曲を聴いて自分の中から出てきたのが、昔一緒にいた人のことを思い出してのいろいろな感情だったんです。なので、そういう想いを重ねながら書いたんですけど……照れくさいです。(笑) しかもプロになる前、初めてプロデューサーさんたちと一緒に作ることになって、いちばん最初に書いた歌詞なので、青いというか、背伸びしている感じがくすぐったいし、カッコよくいたいとか、大人に見られたいとか、負けたくないとか、なんかわかったような感じとか、それが全部出ちゃってる。(笑)

■なるほど。(笑)

Leola だからすっごく照れるんですけど、8年経ってようやくこの歌詞に自分が追いついたかなって、やっとこの歌詞の等身大になれたような気がします。8年経ったからこその優しさを含めて歌うことができたり、ちょっと俯瞰して歌えるようになったんじゃないかなと思うので、そのために今までこうやってずっととっておいたんでしょうね、きっと。

■全然違和感なく聴けますもんね。歌詞に手を加えようとは思わなかったですか?

Leola それは当時の自分に申し訳ない気がしたんです。一生懸命書いたし、いろんなところで歌っていたし、そこを塗り替えるのは違うなって。この良さも絶対あると思うし、このままの歌詞で今の自分が歌ったらどうなるかっていうのも知りたかったんです。だから、変えるというのことは全然頭になくて、むしろ歌うのが楽しみでした。

■なるほど。ジャケ写もとっても素敵なのですが、これはどんなイメージで?

Leola 2曲同時に出すので、2曲に共通して漂うものを表現したくて、部屋に差す光と影みたいなものがいいなと思ったんです。あとは曲と同じように想像を膨らませられるものにしたいなと。“朝が来るように”は、歌詞に寝室が出てきて、私がひとりで迎える朝が描かれているし、“白いページの中に”は、歌詞には出てこないけど、「ホテルローヤル」が寝室のイメージがあるじゃないですか。なので、スタンドライトで哀愁を加えて、色合いも夕焼けか朝日かわからないようなものにしてと、いろいろ考えてできたのがこれなんです。光の中の文字も、わたしの描いてたものをブラッシュアップしてくださったもので、イメージ通りのものに仕上がりました。

■では、最後に聴きどころを含めてメッセージをいただけますか。

Leola 2020年は、おそらく今作がラストになると思うんですけど、今年はいろいろと思いつめちゃったり、思い込んじゃったりする時間が増えた人が多いんじゃないかと思うんです。これから寒くなってくると、さらにそういう気持ちが増えてしまうかもしれないけど、この2曲はそういう悲しさや辛さを含みつつ、最後には明るい光が差す楽曲になっているので、もし悲しい気持ちになってしまっても、そこから希望を見出せるような、そんな時間をこの曲と一緒に過ごしてもらえたら嬉しいです。

Interview & Text:藤坂綾

PROFILE
ハワイ語でLeoは声、laは太陽。「太陽の声」が彼女の名前。2016年4月に『Rainbow』でデビュー。2ndシングル『Let it fly』で大型TVCMに起用され一躍注目される。2017年7月、自身初となるフルアルバム『Hello! My name is Leola.』をリリース。2018年2月には、初の映画主題歌となる5thシングル『Puzzle』、同年8月には、自身初となるミニアルバム『LOVE, LIFE LAUGHTER』をリリース。2019年8月に2ndフルアルバム『Things change but not all』リリース。2020年7月には、ウェディングソング『ふたり feat. JAY’ED』を配信リリース。
http://www.leolalala.com

RELEASE
『白いページの中に/朝が来るように』

デジタル配信シングル

デジタル配信シングル
https://smar.lnk.to/PkJf74kb

Sony Music Associated Records
11月13日 ON SALE

https://www.youtube.com/watch?v=lBBAN3y34H0