Leola VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

■あとは発売時期がこのシーズンにぴったりですね。

Leola　やはり夏というのは自分の中でもすごく特別ですから。そのようなマインドも忘れずにしっかりと入れたくて。真ん中に幾つかのサマーチューンも入れています。

■分かります。今回はサウンドアプローチは様々なれど、結局歌っている内容は一本芯が通っていますもんね。「いろいろなことがあるけど、それでも私は前に進んでいく」みたいな。

Leola　その感想はすごく嬉しいです。まさにそれらは今の自分の気持ちを表していて。それが各楽曲に表れていたんだと思います。それこそ、今年デビュー4年を迎え、上手くいかないことも含めて、いろいろなことがあって。だけど、「それでも私は進んでいくんだ、進まなくちゃいけないんだ」そんな気持ちでここ最近は過ごしてきましたから。やはりここで諦めたくないし、もっともっとみなさんに伝えたり、音楽で繋がりたい気持ちがすごく強くあって。逆にみなさんからパワーをもらうことも多かったりするし。その辺りも含めて一緒に進んでいきたくて。

■今作はけっこうお客さんも交えて、一緒に完成させていく曲が多いですもんね。

Leola　そうなんです!!その辺りには、今年は絶対にツアーをしたいとの気持ちも込もっていて。ちょうど昨日がツアーの初日だったんですが、初日にも関わらず、アルバムの新曲をセットリストに沢山組み込んだんです。どれぐらいみなさんが反応してくれるかを確かめたくて。探り探りやったんですが、全くの新曲も含め、みなさんちゃんとついてきて下さって。この曲たちってライブで完成していく曲たちなんだな…と、改めて実感しました。

■既にライブでは今作の新曲もやられていたんですね。

Leola　そうなんです。でも、アルバム発売前に先にツアーをやれて本当に良かったなって。

■それは？

Leola　ツアーの中でみんなで作っていって、それで完成していったものを、逆に作品として改めてアルバムで聴けたらすごくいいなって。答え合わせじゃないけど。

■“Alright!”なんて是非みんなで一緒に歌いたいです。あのみんなで歌うアンセム感はたまらないでしょうから。

Leola　この“Alright!”も、このアルバム用の新曲だったんですが、もう既にライブでは歌っていて。おかげさまで、みなさん一緒に歌ってくれています。今までは背中を押したり、寄り添うタイプの曲が比較的多かったんですが、この“Alright!”は、どちらかというと「行くよ!!」と手を引っ張っていく感じの曲で。「イヤなこともあるだろうけど、それでも進んでいこう、私が引っ張っていってあげるから」そんな気持ちを込めてレコーディングに臨みました。本当に旗手みたいな曲で。それこそみなさんのアンセムになってもらえたら嬉しいです。

■それらも含め、作品全体に一つの大きな物語や流れを感じました。

Leola　“Alright!”で一緒に行こうよと引っ張っていって、最後の“ヒカリ”は、奥底で光っている私を魅せる、みたいな。そして最後、光に向かって進んでいく私や自分の姿を想像してもらえる、そんなイメージのアルバムでもあるんです。特にこの2曲は、今の自分だからこそ歌える曲だと自負していて。他の曲たちはそこをつなぐ役割かなと。なので、間を噛み締めつつ聴いて欲しいです。それこそ今作はいろいろとあった、いいことも悪いことも含めて進んできたこの2年間の都度と、そこを経たから見つけられた、改めての自分の気づきや決意、想いが詰まっているので。是非その辺りも含めて聴いて欲しいです。

Interview&Text：池田スカオ和宏

PROFILE
ハワイ語でLeoは声、laは太陽。「太陽の歌声」が彼女の名前。2016年4月に『Rainbow』でデビュー。2ndシングル『Let it fly』で大型TVCMに起用され一躍注目される。2017年7月、自身初となるフルアルバム『Hello! My name is Leola.』をリリース。2018年2月には、初の映画主題歌となる5thシングル『Puzzle』、同年8月には、自身初となるミニアルバム『LOVE, LIFE LAUGHTER』をリリース。精力的なアーティスト活動を続けている中、2019年の夏を彩る、最新配信曲“Alright!”を含む全11曲を収録した待望の2ndフルアルバム『Things change but not all』を8月7日にリリース。
http://www.leolalala.com/

RELEASE
『Things change but not all』