Payrin’s VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

■MVも観させていただきましたが、今作のMVの観どころはどこでしょう?

妃南 全体的に静と動の融合というか、Payrin’sは二面性をテーマにしているので、衣装も白黒だったりとか、そういうところを全面に出して、静と動を上手く表現した作品になっていると思います。

■撮影で苦労した点やハプニングなどもあったら教えてください。

立花 鏡を使ったシーンとか?

瀬川 今回、鏡を使って撮るシーンがあって、メンバーが一人づつ順番に呼ばれて撮影していったんですけど、菜波ちゃんが一番最後で、他のメンバーの時は鏡を正面に置いたり、横に置いたりしての撮影だったんですけど、菜波ちゃんの番になったらもうやるバリエーションが無くなって、鏡が地面に敷いてあったんだよね。(笑)

立花 そうなんですよ!スタジオに入ったらそうなっていて、それで這いつくばって鏡をバンバン叩くっていうね。それも監督から「もっと狂ったような感じで」って指示があって……。(笑)

瀬川 みんな今回のMVは割りと感情を出さずに口ずさむような感じで撮っていたんですけど、菜波ちゃんだけは鏡を下に敷かれてバンバンしているのは、めっちゃシュールで面白かったよね。(笑)

三原 「あのシーン使われるのかな?」ってみんなで話していたけど、ちゃんと使われてたね!(笑)

妃南 しかも叩くのが音と合っていて音ハメしたみたいになっているんです。(笑) そこも見どころですね。

■今作のカップリング曲“エイミー”ですが、こちらの曲の聴きどころも教えてください。

妃南 “エイミー”は“オルタネイト”とはまた違った感じの曲になっていて、私は結構ボカロ曲をよく聴くんですけど、すごくボカロ曲っぽい感じですごくいい曲だなって思います。

三原 この曲は歌詞が可愛らしくて、今までのPayrin’sにはあまりないような直接的な感じの歌詞になっているんです。Payrin’sの曲は何を言っているかわからない歌詞が多い中で、“エイミー”は感情をそのまま伝えているような可愛い歌詞なんですが、それを可愛らしく歌っていなくて、ちょっと影がある感じなのがPayrin’sらしくていいと思います。「可愛い曲をPayrin’sが歌ったら」みたいな感じ。(笑)

立花 私は「バキュン」の歌詞を言うのが苦労しました……。今は少し慣れてきましたけど、最初は「私ってバキュンとか言うキャラちゃうし……」みたいな感じで。(笑) でも曲としてはすごくいい曲で、今までは強くカッコよく歌う感じが多かったけど、今回はウィスパーとまでは言わないけど、ささやくようないつもとはまた違った歌い方をみんなしているので、“オルタネイト”とはまた違った二面性が見せられていると思います。

瀬川 Payrin’sの普段の楽曲は、みんなそれぞれ声の特徴が違うので、歌で自分の色を出すっていうか表現しているんですけど、“エイミー”はみんな歌い方が寄っているというか、声を張らずに落ち着いて歌っているからか、耳なじみが良くてサラッと聴ける曲になったなと思います。
すごくバランスがいいっていうか、この4人で1年半やってきたからこそ合わせられたのかなって。

■ちなみにこの曲のタイトルの“エイミー”はどんな意味ですか?

妃南 “エイミー”はフランス語で「愛される」という意味があるんですけど、この曲の中では愛されていないような女の子を描いていて、でも逆にタイトルは“エイミー”っていう皮肉が込められています。

■なるほど。この曲の歌詞の中には「AM2:00の青に溶けだす」とありますが、みなさんはAM2:00はいつも何をしていますか?

妃南 私は寝ています。

三原 私はお風呂に入るか入らないか葛藤しながら、虫を食べる動画を観ている時間ですね。(笑)

立花 ちょうどご飯を食べている時間かも。

■え?!その時間にご飯を食べたら、寝るのは何時なんですか?

立花 夜型なんですよ。寝るのは朝の5時とかかな。(笑)

瀬川 私は帰ってすぐにお風呂に入るので、お風呂上がりで出前を頼んだくらいかな。でも夜はUberの人が少なくて届くのが遅いんですよね。それがなぁ……。(笑)

■今ちょうどインストアイベントなどをやっていると思いますが、Payrin’sのライブの見どころというか、ライブでぜひ注目して欲しいところを教えてください。

瀬川 Payrin’sはいろいろな楽曲があるから、ライブでも大きな波を作れるんです。聴かせる曲もあるし、お客さんを巻き込んで盛り上げられる曲もあるので、観ていてもジェットコースターみたいで楽しいかなって思います。ぜひライブに遊びに来てみてください!

■最後に今年中にやり遂げたい目標をお願いします。

妃南 この体制になって初めてCDをリリースさせてもらえることになって、ありがたいことにこうやってメディアにも取り上げていただけて嬉しいです。この調子でもっともっといろいろな人たちに知ってもらえるように頑張りたいです。目指せ!サンリオピューロランドでワンマンライブ!

三原 個人的な目標は家に帰ってすぐにお風呂に入ることと、滑舌をよくすることです。あとはお客さんを殴らないこと、暴言を吐かないことですかね……。(笑) Payrin’sとしての目標は、どんな規模のワンマンライブでも変わらず、チケットをソールドアウトさせるのが目標です!

立花 私個人的には、この前ソロ曲もリリースしたので、この勢いでアルバムも出せたらいいなと思っています。Payrin’sとしては、先ほどのサンリオピューロランドでのワンマンライブもそうですけど、口に出したことは必ず叶えたいです。あとは、大きなイベントとかにPayrin’sを呼びたいと思ってもらえたり、Payrin’sを観たいと思ってくれる人たちを増やしていけるようなライブをすることです。

瀬川 Payrin’sは今までライブのチケットを即完したことがないんですけど、4月にワンマンライブもありますし、チケットを即完したいです!

Interview & Text:土谷拓史

PROFILE
四つ打ちギターロックの楽曲と、モノトーンゴシックをベースとした衣装など、独自の世界観で活動しているアイドルグループ。キャッチコピーは、『ボカロサウンド × ソリッドギターロックアイドル』。新進気鋭のボカロPやロックバンドなど、様々なアーティストから楽曲提供を受けながら活動を続け、大型アイドルフェスへの出演を果たす傍ら、バンドセットでの活動も行う等、アイドルの枠にとらわれない活動を行なっている。
https://payrins.jp/

RELEASE
『オルタネイト』

QARF-60245
¥1,200(tax in)

rock field
3月5日 ON SALE