SAY-LA VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

SAY-LA『正統派の夏が来る』

■ちなみに推しメンとは?

藤沢 もう卒業しちゃったんですけど、アンジュルムさんの和田彩花ちゃんです。

■つい最近(今年6月卒業)ですよね。和田さんがいた頃のアンジュルムとは共演はしていない?

藤沢 していないんですよ!アンジュルムさんは今年の「@JAM EXPO」に出演されていたんですけど、和田さんは卒業されたあとで、もう死にたかったです…。

■それは悔しいですよね。天原さんが好きな歌詞も教えてください。

天原 えー…ちょっと歌詞見ていいですか?(笑)

森 ちょっと!

天原 あー、「夏は暑いもの」って歌っているんですけど、最近は外でのライブが多くて、マジめっちゃ暑いなって思いながら歌っています。ここがいちばんツボりますね。

藤沢 暑いの好きなの?

天原 嫌いだけど、マジ暑いわ〜って思って、気持ちがこもります。(笑)

■いい話の流れにオチをつけてくれましたね。(笑) でも、僕は「夏は暑いもの」のあとに、「当たり前のことも/極めれば特別になれる」って続くのが素敵だなと思いました。この曲は最後のサビで清水さんが歌い上げるところも見せ場だと思うんですけど。

清水 はい。いつも緊張しています。こんなにいっぱい歌割りをもらったのは初めてなんですよ。だから、あの…、緊張しています。

 でも、この夏ずっと披露してきて、どんどん仕上がってきてるよね。

清水 そうなんです。いまは音源よりかっこよく歌えていると思っていて。だからCDを聴くと「もっとできたな」って。

藤沢 どんどん声も大きくなっているしね。

沙藤 ライブ中だと、あむむ(清水)が歌っているときに、ファンの方も一緒に熱唱しているんですよ。そこがけっこう好きだったりします。(笑)

■それ、見せ場が潰されちゃいませんか?

清水 でも、一緒にやってくれるのもうれしいので。負けないように私もがんばります!

■がんばりすぎて喉を壊さないようにしてくださいね。振り付けは藤沢さんが考えたそうですが。

藤沢 はい。SAY-LAにとって初の夏曲だったので、弾ける感じをイメージしました。あと、ファンの人にも覚えてもらいやすい振り付けにしたいなと思って。SAY-LAのライブは、振りコピしてくれるファンの方も多いんです。だから簡単に振りコピできて、振りコピ映えする感じを意識しました。

■インスタ映えならぬ振りコピ映え。(笑) どこが振りコピしやすいですか?

藤沢 サビですね。あと、Aメロの「夏が来る〜」っていう部分も。ぜひYouTubeとかで覚えてもらって、一緒にライブを盛り上げてほしいです。

■カップリング曲についても聞きたいんですけど、2曲目の“初恋カルボナーラ”は、前作の“ガチ恋ペペロンチーノ”の続編的なニュアンスもあるんですか?

森 全然違う感じです。(笑) 今回は「初恋」なので、甘酸っぱい歌詞になっています。

■初恋の相手と結ばれたかと思ったら、あっという間に破局したっていう歌詞ですよね。

沙藤 そうなんですよ。(笑)

森 光さん(SAY-LAの楽曲制作を手掛ける石谷光)によくあるけど、失恋で心が痛いなって思っている曲も、メロディーはかわいらしいんです。

■石谷さんに歌詞の意味を聞くこともあるんですか?

沙藤 めっちゃ聞きます。

藤沢 この曲は実体験とフィクションを織り交ぜているって言ってました。

森 でも、それ以上は教えてくれないんです。

■あとは自分で想像してってことですよね。3曲目の“友達ウェディングベル”は、タイトル通り友達の結婚を祝う曲なんですか?

藤沢 私が友達の結婚式に行ったときがあって、その翌日から毎日のように結婚式したいとか、行きたいとか、大騒ぎしていたんです。それを見た光さんが作ってくれたのかなと思います。もう落ち着いちゃいましたけど。(笑)

森 SAY-LAは年齢的にはお姉さんになるので、友達を送り出すことも増えてきて、「同級生のあの子は結婚したんだ。じゃあ私はアイドルとして成功しないとな」とか、そういうことを考えるきっかけにもなりましたね。

■SAY-LAのファン同士で結婚とかもあるんですか?

藤沢 ファン同士のカップルとか、夫婦の方はいらっしゃいますね。最近もライブに夫婦の方がいらっしゃっていたので、この曲の「お似合いな二人」のところで二人にレスしました。(笑)

■ファン同士で付き合えば、確実にレスをもらえそうですね。(笑) 4曲目の“愛呼吸”は、普段「ありがとう」や「愛してる」を言えない相手に向けた曲だと思いますけど、みなさんは誰を思い浮かべました?

藤沢 ワンマンライブのときに、お母さんが見に来ていたので、ファンの人たちを見つつ、お母さんに念を送りながら歌っていました。

■いつも支えてくれてありがとう的な?

藤沢 はい。そうしようって、しおまる(咲山)と一緒に話して。

咲山 リハーサルで。

■いい話じゃないですか。

咲山 でも、私のお母さんはアンコールから来たから見ていないんですよ。(笑)

■それは残念。(笑) 藤沢さんのお母さんは?

藤沢 ちゃんと開演からいました。ただ、歌詞の意味は教えていないので、普通に「よかったよ〜」って言われただけでしたけど、気持ちは伝わっていると思います!

■他のみなさんは誰を思い浮かべました?

森 私も家族ですね。離れて暮らしているので、どうしても感謝の気持ちを伝えることができなくて。家族を想像して歌っています。

天原 うちは歌詞を見たママから、「昔飼っていた犬のことを想って歌いなさい」って言われたんです。(笑) そうすれば絶対に気持ちがこもるはずだからって。

沙藤 私、もともと母子家庭で、3姉妹の末っ子なんですけど、3年くらい前に母が亡くなって、そこからお姉ちゃんたちに協力してもらいながら生きてきたんです。でも、やっぱりケンカとかしちゃうし、「ありがとう」もうまく言えなくて。それで、光さんから歌の意味を聞いたときに、自分にも響くなと思って。ワンマンはお姉ちゃんも見に来てくれたので、想いを込めて歌いました。

■まさにピッタリな歌詞だったんですね。この“愛呼吸”って、落ちサビの「人は愛なしで生きられない」「人は愛呼吸している」で、そういうことなんだ!って意味がわかって。

咲山 そう!私もそこでやっとわかりました。

■ファンのみなさんがいるから呼吸ができているよっていう意味でもあるなと思いました。

藤沢 Bメロの「あなたに届けたい言葉」のところで、手を前にするんですけど、そのときにファンの方にレスしているんですよ。

森 そこはみんなやっていると思います。

咲山 私、自分の手を見ています…。

■ダメじゃないですか!

咲山 指先が震えちゃうんです。

清水 わかる!震える!

天原 ホントだ!なんで!?

■意識すればするほど震えるので、むしろファンの人たちを見たほうが震えないと思いますよ。

咲山 じゃあ、ファンの人を見ます!

森 アドバイスもらっちゃった。(笑)