■みなさん結構大人になりたいんですね。次は“BLUE DIZZINESS”の歌詞にちなんで、アイドルをしている上でのマイルールを教えてください。
安本 アイドルを長く続けていて感じていたことは、常にポジティブな感情をファンの方に届けたいということです。みんなに明るい未来が想像できるものを届けるように意識しています。
星名 ビジュアルを良くすることです。やっぱりどうしても昔の写真とかを出されたりするじゃないですか。(笑) それこそ中学生の頃の写真とか、十何年前の写真が出されたりするんですけど、「その時よりも今の方がカワイイ」って言われるように頑張っています。
中山 私はステージを全力で楽しむことです。自分が楽しむことできっと伝わるものがあると思うので、それがマイルールです。
小久保 ファンの方と一緒に頑張れる目標を1つ立てるようにしています。そうしたら「みんなでその目標に向かって頑張ろう!」ってなれるし、達成できたらより嬉しいので。
風見 今できることを全力でやることです。私はいくら練習しても本番では不安になることが多いんですけど、今できる全力を出すようにしています。
桜井 私はやっぱり笑顔でいることだと思います。自己紹介でも言っているんですけど、常に笑顔でいることは、見ている人にも幸せな気持ちになってもらえると思うので。アイドルでいる以上は、ステージ上でも違うところでも常に笑顔でいることを大事にしています。
■日常生活でもいつも笑顔の人は得するって言いますよね。そして今作のニューアルバムには夏曲“Summer Glitter”と、冬曲“CRYSTAL DROP”がありますが、みなさんは夏派と冬派どちらですか?まず冬派の方は手を挙げてください……って、全員の手が挙がりましたね!ちょっとびっくりです。(笑)
小久保 でも曲は夏派です。(笑) “Summer Glitter”は私が私立恵比寿中学に入ってから初のオシャレ曲というか、他にもオシャレな曲はあるんですけど、こういうタイプのオシャレな曲が初めてだったので、キラキラしてカワイイ曲だけど聴きやすいなと思っています。
風見 私は実際の季節も曲も冬が好きなんですけど、こんなにちゃんとした冬の曲は初めて歌いました。しかも明るい曲じゃなくて、しっとりめの冬の曲が好きだったので、そういう曲を歌えて嬉しかったです。あと、“CRYSTAL DROP”ってあんまり間奏が無くて、みんなの声がよく聴けるのもいいですよね。
安本 “CRYSTAL DROP”は、大人メンバー的にはまさにガッツリ平成の青春時代を思い出すような曲調じゃないですか?めっちゃエモい気持ちになります。
■確かに!初めて聴いた時、2004年くらいのJ-POPを思い出しました。20代には懐かしい感じがありますよね。(笑) “Hello another world”と“kyo-do?”は、広い意味でとらえると「ふたりで旅に出る歌」ですが、みなさんは誰とどこに行ってみたいですか?場所は「行ったことがない場所」、「多分一生行けないと思う場所」限定でお願いします。
星名 私はずっと母と「ボリビアのウユニ塩湖に行きたい」と思っています。ただ、そんな長期休みもなかなか無いし、行くのも大変だし、綺麗に見えるかも天気によるらしいので……でも行っている方の写真を見るとめちゃくちゃ綺麗だし、あんなに面白い世界があるのかな?ホントにあるのかな?って思うので、ぜひ行ってみたいです。
小久保 私は友達とずっと「雪と触れ合いたいね」って話をしていて、小学生の頃からフィンランドに行きたいと思っていて。フィンランドってサンタさんがいるじゃないですか。(笑) だから友達と一緒に雪と戯れて、サンタさんに会うためにフィンランドに行きたいです。
風見 私は莉子ちゃんとカナダに行きたいなって思っています。オーロラを見てみたくて。莉子ちゃんも「オーロラを見たい」って言っていたイメージがあるので、二人旅ができたら楽しそうだなって思います。
中山 私もカナダのイエローナイフ(オーロラの名所)に行きたいんですけど、母とは「私立恵比寿中学を卒業したら世界一周の船旅に出ようね」って話をしています。時間を作って一緒に旅に出たいです。
安本 私は海外旅行の経験があんまりなくて、やっと莉子ちゃんと韓国に行けたので、次はもっと遠くのパリに行ってみたいです。実はうちの兄が旅行マスターで、旅行会社でバイトしていたくらい旅行が好きなので、パリに行く時も安心です。(笑)
桜井 私は「ココ!」って所は思いつかないんですけど、食べることが大好きなので、和香ちゃんと仲村悠菜と、それこそお菓子の国じゃないですけど、甘いものがいっぱい食べられて一生太らないところに行きたいです。(笑)
■それはみんな行きたいところですね。(笑) 話は変わって、今回のアルバムには個性的な楽曲が集まりましたが、「このメンバーにはこの曲が似合う」と思う楽曲はなんですか?
小久保 風見に合うと思う曲は“Summer Glitter”です。大人っぽいけど、よく見ると子どもっぽさもあって、それが曲にも表れています。おしゃれで大人っぽいけど、今の子たちの気持ちも入っている曲なので、“Summer Glitter”だと思います。
風見 えまには“BLUE DIZZINESS”が合います。えまって笑顔が明るいイメージがあるんですけど、この曲を歌っている時はめっちゃカッコいいんです。歌い方も英語の発音が良かったり、リズム感も良かったりして、聴く度に「この曲すごく上手いな」と感じます。1曲丸ごとえまが歌っているのを聴いてみたいです。
桜井 彩花ちゃんはめっちゃエモな人だと思っているので、それが切ない儚い“CRYSTAL DROP”に合うと思います。歌い方とかもすごいエモい感じで合っていて、この曲だと思いました。
安本 美怜に合うのは“DRAMAQUEEN”です。歌詞の雰囲気の無敵モードな感じとか、いつの時代も最高だっていう感じとか、そんな所が「無敵の美怜だな」って思います。(笑)
星名 中山は“TWINKLE WINK”が合っています。すごくポップな歌詞なんですけど、その中に芯があって、それが中山の性格にすごく合っていると思います。MVもきっと可愛い感じに仕上がっていて、どこか大人になっている所が中山の姿と重なると思います。
中山 小久保は“STAY POP”が合うんじゃないかな。冒頭からハジけている可愛らしい感じがする曲なのですが、小久保は私服もカラフルで可愛くて、等身大で可愛らしい姿が全部詰まっていて似合います。
■2024年、今年楽しみにしている予定はなんですか?
安本 やっぱり春のツアーですね。今回のアルバムを引っさげたツアーだし、曲のラインナップに横文字が多くて、とにかくオシャレで私立恵比寿中学にとって挑戦的な曲も多いので、これをライブにどう落とし込むのか。形になった時の達成感は半端ないと思います。最終日も楽しみです。
星名 私も春ツアーがすごく楽しみです。っていうかツアーは毎年楽しみなんですけど、昨年からは声出しOKになったので。新曲は今までの私立恵比寿中学に無かった楽曲もあり、コールのポイントも変わると思うので、私自身もいろいろと考えていて、どういう風にコールするかの動画を作ろうかなって話も出ています。そういうのもこれまで無かったことなので、新しい切り口を楽しみながら共有できたらいいなと思います。
中山 私は10周年で小林歌穂と一緒に私立恵比寿中学に入ったのですが、私と歌穂ちゃんで「かほりこライブ」をやるのが目標です。現時点では決まっていないんですけど、できるように頑張るので、ぜひ遊びに来てほしいです。
小久保 私は最近ミラーレス一眼カメラを購入したんです。だからそれでメンバーの写真集を勝手に作ろうと思っています。(笑) 衣装も用意していて、あとはスタジオを抑えるだけの状態まで来ました。すごく楽しみです。
風見 私は3月に初めて10人でやる舞台がすごく楽しみです。まだどういう設定とか役とかは話せないんですけど、10人でどんな物語になるのかドキドキしているので、みなさんも楽しみにしていてほしいなと思います。
桜井 春ツアーが楽しみです。私立恵比寿中学に入るまではどこかに遠出することがなかったので、初めてのツアーでは初めて飛行機や新幹線に乗って、食べ物も美味しくて……。2回目の春ツアーになる今回は、新しいアルバムを引っさげたツアーなので、10人らしさを見せられたらいいなって思います。
■最後に、今回のツアーで巡るのが楽しみな場所を教えてください。
安本 私は北海道です。兄が北海道にいて、車で「やっほ〜!」って迎えに来てくれるんです。(笑) いろんな所に連れて行ってくれるのもすごく楽しみにしています。
星名 私は福岡の食べ物が好きで、もし可能だったら延泊しようと思っています。あと、サウナが好きなので、行った先でもサウナ巡りをしたいと思っています。
小久保 まだ発表になっていない7月6日の会場がすごく楽しみです。(笑) 「どこかな?」って予想していてほしいです。
風見 私は栃木です。餃子が大好きで栃木といえば餃子なので、餃子を食べ歩きたいなって思っています。
桜井 私は北海道です。海鮮が食べたい。(笑)
中山 私は「場所」っていうよりも、やっぱり最終日だから大阪公演が楽しみです。ツアーを通して1番の集大成として完成されたものが観せられると思うので、それを楽しみにしています。
Interview & Text:安藤さやか
PROFILE
私立恵比寿中学は、10人組の女性アイドルグループ。グループの活動コンセプトは、「永遠に中学生」いくつになっても走ったり歩いたり時には止まったり、いつも全力で終わることない青春をそれぞれのペースで進んでいく。そのカラフルなステップは見るものすべてに無限のパワーを感じさせる。忘れかけていた「あの頃」の記憶を「非日常」なエンターテイメントとする、誰もが「永遠に中学生」というコンセプトのもとにスタート。メジャーデビュー10周年イヤーとなる2022年は3月に7th Full Album『私立恵比寿中学』をリリース。9月21日には10周年記念アルバム『中吉』を発表。10周年を記念して毎月10ヵ月連続リリース。2023年5月3日、4年ぶりとなる14th Single『kyo-do?』をリリース。2024年2月28日結成15周年イヤーを飾る、10人体制初となる8枚目のフルアルバム『indigo hour』をリリース。
https://www.shiritsuebichu.jp/official/pc/
RELEASE
『indigo hour』

初回生産限定盤A(CD+BD)
SECL-2942
¥11,000(tax in)

初回生産限定盤B(CD+BD)
SECL-2944
¥9,000(tax in)

通常盤(CD)
SECL-2946
¥3,300(tax in)
SME Records
2月28日 ON SALE