SOLIDEMO VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

SOLIDEMO『生と死』

■ふふふ、なるほど。(笑)

佐々木 今回のユニット曲はいろいろ話し合う中で、正反対の曲を作ろうってことで、結果、いい振り幅の2曲になりましたね。“Closer to you”があることで、“Survivor”が生きるし、“Survivor”があることで“Closer to you”も生きるっていう。

■たしかにそうですね。

佐々木 しかも3人と5人で、この人数でやるのにも意味があって。僕らは偶数グループなので、センターができないんですよ。だけどこのユニット曲で3人と5人にすることでどちらもセンターができるっていう、そういうコンセプトもあったんです、実は。

■なるほど。“Survivor”はもうめちゃめちゃかっこいいですよね。

佐々木 もうめちゃめちゃかっこいいです!

シュネル この曲はイントロでもう即決だったよね。

佐々木 そう。僕がノリノリ過ぎちゃって、一発で「これだ!」って。

シュネル これはこれでSOLIDEMOにはないくらいのアッパーな曲で、けっこうダンスも多めなので、目でも楽しめるというかね。

佐々木 まさに男って感じですよね。

■はいはいはい。

佐々木 男っていうのと、きれいめなオラオラな感じ。その中間を表現したかったんですけど、それはメンバー的にも言えることで。木全はわりとどっちでもいけるんですよ。で、中山と向山は男らしいほうにあんまりいけない。僕と山口はもう男らしいしかない。で、木全が真ん中で2、1、2になっているのでバランスもすごくよくて、この5人だからこそいけたのかなっていうのもありますね。

木全 この曲はパフォーマンスで魅せる曲だと思うので、ぜひライブで観てほしいですね。僕、すっごい苦労しましたもん、振り付け。(笑)

佐々木 そうだったよね。

木全 僕はメンバーの中だとわりとはやく振りは入るほうなんですけど、これはすっごい苦戦して。

佐々木 木全が好きなダンスのジャンルが、三浦大知さんみたいなスタイルなんですよ。でもこれは基本ヒップホップだしね。

木全 そう、ガッチリ系のね。(笑) でも、苦労したからこそ思い入れもありますよ。

シュネル この曲は男でもかっこいいと思うから、男性の方にもぜひ観てもらいたいです。5人の個性が闘っている感じがすごくいいんですよ。みんなキャラが違って、いい感じでバランスも整っていて。

木全 あー、わかる。パフォーマンスしていても全然違うなって思う。

シュネル そうだろうね。

木全 SOLIDEMOの楽曲をパフォーマンスしているときって、メンバーを見ながらというか、感じながらやっているところもあるんですけど、“Survivor”はもう自分!って、そういう感じで、たぶんみんなもそうだと思うんですよ。だから5人の個性がバラバラなのにまとまっているというか、うまく言えないけど、わかります?

■それぞれの個性が立っていて、それがうまくまとまっているというか?

木全 そうです、そうです。ちゃんとまとまっているんですよ、バラバラに。(笑) そういう感じなんです。

佐々木 「俺、かっけーな!」って思って歌っていますからね。(笑) 「俺を見ろ!」みたいな。いままでSOLIDEMOの楽曲でそんなこと考えたことないからね。(笑)

木全 本当にそうだよな。

佐々木 自分の世界に入っちゃってるよね。イントロでもうくるし。

木全 下向いてるときからすでにね。

佐々木 下向いて、「くるくるくるー!おーーーーー!きたー!ドーン!」ってね。(笑)

木全 すっげーわかる!

佐々木 すみません、ニュアンスのみで。(笑)

■大丈夫です、ちゃんと伝わっています。(笑) いっぱいお話していただいて、今回はいままでにない3曲、いままでにないシングルに仕上がったとあらためて思いました。

佐々木 “Survivor”と“Closer to you”が待望の音源化って、ファンの方にはそう言ってもらっていたんですよ。

木全 ちょうど1年前のツアーからやったんじゃないかな?

佐々木 そうだね。握手会やSNSで、ずっと「音源化はまだ?」って言われていて。今回“生と死”のカップリングで入れられるというのは僕らもうれしいし、ファンの方も喜んでくれると思います。どれもA面でいけるような曲たちだし、この3曲を通して新たなSOLIDEMOを知ってもらえたらうれしいですね。そういう振り幅が見せられるシングルになったと思うし、あらためて“生と死”の話をすると、正直この曲を聴いて、実体験でそういう思いをしたことがある人の中にはツラくなる人もいると思うんですよ。でもそのツラさって大切な感情だと僕は思っていて。その人に対しての想いを忘れないためにこの曲が存在してくれたらいいなって。感情は時間が経つと忘れていくけど、「この曲を聴くとあいつのこと思い出すよな」とか、「あいつとの日々を思い出すよな」って、そういう曲になってほしいなと思いますね。

Interview & Text:藤坂綾

PROFILE
全員の平均身長が180cm以上の8人組男性ボーカルグループ。SOLIDEMOとはSOLIDとEMO(emotional)の2つを組み合わせた造語。クールで品格のある一面を持ちながらも時に女々しい恋心を歌う、その2面性からSOLIDEMOと命名。『メイド イン ジャパンのアーティストがアジアで活躍する』ことを目標に、2014年4月16日1stシングル『THE ONE』でメジャーデビュー。また2014年12月「第56回 輝く!日本レコード大賞」新人賞を受賞。2019年は、4月21日にTOKYO DOME CITY HALLにて5thANNIVERSARYライブを成功させ、8月14日に12thシングル『Forever young』をリリース、11月27日に13thシングル『生と死』をリリースと、引き続き精力的に活動中。
https://solidemo.jp/

RELEASE
『生と死』

SOLIDEMO『生と死』

SOLID盤(CD+DVD)
AVCD-94648/B
¥2,200(tax in)

SOLIDEMO『生と死』

EMO盤(CD)
AVCD-94649
¥1,100(tax in)

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11月27日 ON SALE