アーティストの Wakanaが 12月18日、東京・中央区の浜離宮朝日ホール(音楽ホール)でワンマンライブ『Wakana Classics 2024』を開催した。 2020年から毎年12月の恒例となる本公演は、今年で5度目の開催。ソロデビュー5周年、そして12月10日には40歳という節目の年を迎えたWakanaが、様々な楽曲をクラシックアレンジしてお届けするファン待望のライブでは、2023年に参加した武部聡志さんプロデュースのトリビュートアルバム『ジブリをうたう』に収録のカバー“もののけ姫”や、3rdアルバムのタイトル曲でもある“そのさきへ”など全17曲を披露し、集まったファンに一足早いクリスマスプレゼントを歌い届けた。
本番前の取材会に純白のドレスで登場したWakanaは「今日は2020年からいろんな曲を歌わせていただいてきたので、アニメクラシックの曲と自分のオリジナル曲もたっぷりと用意してみなさんに楽しんでいただけるといいなと思っています」と声を弾ませ、師走恒例のライブを前に「毎年がもっといい年になるといいなって思っているんですけど、今年も本当にすごくすてきな年で、お客様にたくさん会えた 年でもあるし、音楽を通して自分自身のことを考えることができました」と充実の一年を振り返った。
続けて2019年のソロデビューから5周年の節目にWakanaは「2024年はソロでの活動を始めて5周年を迎えることができて、本当にありがたいこと」と感謝を口にし、今後の目標についても「もっと歌の幅も広げていきたいですし、今までに歌わせていただいたたくさんの曲たちも、今日のようなクラシックスタイルにアレンジしてお届けしたい」とにっこり。「いつかは大きなオーケストラでも歌わせていただけたらと思うようになって、今後はそういった機会も目指しながら頑張っていきたい」と力強く意気込んだ。
さらに来年1月15日には東京ガーデンシアターで『Kalafina Anniversary LIVE 2025』の開催を控えるWakana。2019年3月に解散した3人組女性ボーカルユニ ット「Kalafina」としては約7年ぶりの公演に「久しぶりに3人で歌をお届けでき ることに本当にワクワクしてますし、待っていてくださったみなさんがやっぱりすごく私たちの支えになっています」と目を輝かせ、「今は3人で歌える時間を過ごして いるわけですけれども、リハーサルの度に『あの時はこうしてたよね』と3人で確認をしながらやっていくなかで、離れていた時間はあっという間に縮まるものなん だなという風に感じています」とほほ笑んだ。
そんな日々のリハーサルについても「久しぶりの感覚ではありながら、感覚を取り戻すというよりも、3 人で歌った瞬間にもうその空白は全て瞬時に埋まるように感じることができて、すごく不思議でした」と手応えを語り、「来年の1月にみなさんにまたお会いできるんだという楽しみでいっぱいです」と笑顔を見せた。
Photo:大川晋児
「Wakana Classics 2024」@浜離宮朝日ホール セットリスト
01. 揺れる春
02. 殻
03. 希望
04. Rain(言の葉の庭)
05. When she loved me(トイ・ストーリー2)
06. いのちの名前(千と千尋の神隠し)
07. 風のとおり道(となりのトトロ)
08. もののけ姫(もののけ姫)
09. snow falling/Kalafina
10. Underneath the Tree/Kelly Clarkson
11. 標
12. 金木犀
13. Flag
14. 明日を夢見て歌う
15. magic moment
ENCORE
01. Happy Hello Day
02. そのさきへ