■Melty×Mellowは現在、『Melty×Mellow 5大都市ツアー』を実施中です。ファイナルは、9月29日に豊洲PITで行う『5thAnniversary ONE-MAN LIVE Episode Ⅱ-Moonlight Chronicle-』公演になります。この日は、Melty×Mellowの5周年も祝う日にもなりますが、どんな内容になりそうでしょうか?
秋山 今まさに演出家さんといろいろと打ち合わせながら、具体的に詰めている段階ですけど、この日はツアーのファイナル公演でありつつ、5周年を祝う日ですから、5年間の歩みの集大成を見せていけたらなという気持ちで準備を進めています。
加藤 先に「新曲の披露と新衣装のお披露目がある」と告知もしているから、そこも楽しみにしていて欲しいです。
秋山 今回は「今まで出来なかったこと、今までやってこなかったこと」を演出も含めてやろうと思っているから、みなさん楽しみにしていてください。
■秋山さん、小笠原さん、陽向さん、加藤さんは、結成時からのメンバーですが、5周年という言葉には、いろんな想いや重みを感じることも多いのでしょうか?
秋山 感慨深いですよね。5年間活動をしてきた中で、普通では味わえない経験や起きないような出来事を体験するなど、本当にいろんなことがあったので。
小笠原 嬉しいのが、結成時からのメンバーが4人いる中で5周年を迎えられることです。途中から加入してくれた来知もずっとグループの力になっているし、翔も隼人もこの1年間ずっと力になってくれてMelty×Mellowを支えている。こういうライブアイドルという活動をしていると、1年も持たずに活動を辞める人もいるんですよ。それこそ努力が続かない、先も見据えることもない、そんな中途半端な気持ちで始めたことで、その厳しさに耐えられずに辞めていく人たちも決して少なくはないシーンの中で、この2人(翔&隼人)と1年の日々を迎えられるのが嬉しいというか、この7人は一緒に人生を歩んでいく同志だから。
陽向 確かにこのシーンって、結構移り変わりが激しいのも事実です。そんな中、毎日毎日「何々に取り組んでいこう」と向き合い続けてきた中で、気づいたら丸5年が経とうとしています。確かに振り返るといろんなことを思い返しますけど、今もそうですが、次にやるべきことに向かって必死に歩んでいる日々です。
■結成が20202年9月ですので、まさにコロナ禍最初の年にMelty×Mellowはスタートしたんですね。
陽向 正直、大変な時期からのスタートでした。それも僕はアイドル活動のスタートがMelty×Mellowからだから、コロナ禍での進み方すべてが、自分にとっては初めてのアイドル活動の経験になっていったから、大変ではありながらも、そういうものだと受け止めて続けてきました。結成メンバーの他の3人は、Melty×Mellow以前にも活動経験があったから、自分とは違う見え方や、捉え方をしながら進めてきたんじゃないかと思います。
加藤 確かにね。このシーンは流行りもそうだし、グループの隆盛の移り変わりも目まぐるしいからこそ、その波にいかに乗り続けられるか。そこがこの5年間、ずーっと試されながら勝負し続けてきたことです。そんな日々の中で我武者羅にやってきたら、5年という歳月が過ぎようとしていて、家族以上に長くメンバーと過ごしてきたことで、本当に強い絆で結びあえている関係になれたなと感じています。物事にはかならず終わりがあるけど、でもMelty×Mellowは、終わりを感じさせないグループでもあります。終わりがあるなんて想像ができないから、これからもずっと、できる限り長く一緒に活動を続けていこうと思っています。
■来知さんは、加入してからどれくらいですか?
朝比奈 僕は3年目ですね。すごくいいグループなので、このメンバーと一緒に人生を歩めてすごく良かったし、同じく長く続けていくのは当たり前の意識でいます。
■翔さんと隼人さんも、加入からまもなく1年とはいえ、Melty×Mellowの5年という歴史の歩みを背負っている感覚ですか?
月城 5年間このシーンを駆け抜けてきたって、本当にすごいことだなと思います。活動初期からのメンバーがしっかりと継続しているのも、僕はMelty×Mellowの魅力だと感じています。僕がここまで続けられたのも、自分がやるべきことに全集中していける環境を先輩方が作ってくれたからこそです。活動をしていても、中身の濃さを通して、5年間という重みをしっかりと糧にしているグループだと感じているからこそ、僕も5年分の想いを一緒にぶつけていく気持ちでいるし、これからも全力で駆け続けようと思っています。
氷織 僕らが加入する前までの4年間の想いや想い出は、そこまで培ってきた先輩方だからこそ感じられる想いだなと僕は思っていたし、そこを受け止めすぎて気持ちが重たくならないようにとも思っていました。それよりも僕は、4年間の歩みを持ったMelty×Mellowの中に、新しい風を吹かせようという気持ちで加入したし、その気持ちで1年間走ってきました。むしろ、そういう役割を担えていたらいいなと思ってやってきた1年間だったなと思います。僕はアイドル未経験で加入していますので、4年間実績を積み重ねてきたグループの中に、素人がポーンと入れてもらえたことへの嬉しさはありますが、正直、最初の半年間は歌やダンスに食らいついていくので必死でした。でもその頃から、先輩方と同じ色に染まるのではなく、自分なりに新しい色を取り入れながらグループの役にたてればと思ってきました。それこそMCの感じもそうだし、先輩におんぶに抱っこではなく、自分も6人と同じ立場であり、友達や仲間であり、という同じ目線でやってきました。実際に活動も半年を過ぎた頃からは、自分の意見も伝えるようになりました。そこの気持ちは今も変わらずに持っていることです。
■隼人さんは、Melty×Mellowに入ったことは、自分を成長させていくすごく良い経験にもなっているんじゃないですか?
氷織 もちろんなっています。それまでの僕は一人で考え、一人で何かをやることが多い環境でしたけど、ここには同じ目線で思いを語り、分かち合える仲間がいます。Melty×Mellowで活動を始めたことで、なんか「青春を取り戻せたな」とも感じています。
秋山 来知の時もそうだったけど、翔と隼人の加入も、Melty×Mellowに新しい風を吹かせてくれたのは間違いないからね。
■Melty×Mellowがここからどんな風に進化成長をしていくのか、楽しみにしています。最後に、改めて最新アルバム『Memorial Best』の魅力、そして今後へ向けての想いを聞かせてください。
朝比奈 このアルバムにはMelty×Mellowの5年間の想い出が詰まっていますし、5年間の集大成となるアルバムにもなりました。ここには、僕たちの全力のかわいさや儚さの面、バチバチしたカッコ良さなど、Melty×Mellowの持つ表現のすべてが入っているので、全曲聴いてほしいです。その上でライブに行くと「楽しい」や「幸せ」を感じてもらえるはずだからこそ、ぜひライブにも遊びにきてください。
秋山 Melty×Mellowとして動き出してから、まもなく丸5年が経ちますけど、これからもこの7人で一丸となり、大きな場所を目指して真摯に頑張り続けていきますし、その姿勢はずっと変わることはないです。9月29日には豊洲PITでワンマン公演を行いますけど、そこも通過点としながら、とにかく自分たちが行けるところまで頑張って行くだけです。気になったらぜひアルバムを手に取り、僕らの想いに触れてください。そして気になったら、ぜひライブにも遊びにきてください。僕らはいつでもお待ちしていますから。
Interview & Text:長澤智典
PROFILE
「Melty×Mellow」は2020年9月29日にデビューした、秋山元樹、加藤匡真、小笠原雄人、陽向唯大、朝比奈来知、月城翔、氷織隼斗の7人からなる“甘く儚いオルタナティブロック系メンズアイドル”。先日デビュー3周年を迎え、4年目に突入した、今メンズアイドルシーンで最も勢いに乗るグループ。2024年9月から新体制で活動している。
https://meltymellow.net/
RELEASE
『Memorial Best』

通常盤(CD)
QARF-69272
¥2,250(tax in)
rockfield
8月19日 ON SALE