=LOVE VANITYMIX WEB LIMITED INTERVIEW

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君は君だよ!自己肯定感が上がる魔法のニューシングルをイコラブが解説。

9月6日にデビュー5周年を迎えた=LOVEが、通算12枚目のシングル『Be Selfish』を完成させた。前作『あの子コンプレックス』では、失恋の複雑な心情を歌った彼女たちだが、今作には一転して「自分を大切に我がままに」という願いが込められており、明るくポジティブなパフォーマンスでメンバー自身も「自己肯定感が上がる」と口を揃える魔法のような楽曲に仕上がっている。イコラブ11人の中でも、比較的ポジティブメンバーだという大谷映美里、大場花菜、瀧脇笙古の3人に、本作が持つメッセージや自己肯定感の上げ方、かつてないほどビジュアルに力が入っているという韓国で撮影したMVについて、たっぷり語ってもらった。

■前作とはガラッと変わった明るいテーマの作品になりました。曲をもらった時の印象はいかがでしたか?

大場 明るいけどカッコいいところもあって、いろんな表情のある曲だなと思いました。あと、すごい自己肯定感を上げてくれる歌詞なんですよ。今までの表題曲は恋愛ソングが多かったんですけど、今回は「自分はありのままでいいよ」「君はそのままでいいよ」と歌っているので、みんなの支えになれる曲になったらいいなと思います。

瀧脇 私は聴いた瞬間に「あ……好きだ」ってなりました。(笑) 私は自分たちの曲に限らず、応援ソングが好きなので、この“Be Selfish”は、今までのイコラブの中でも上位で好きな曲です。

大谷 前作が失恋ソングだったので、久々に明るい曲が歌えて嬉しいです。花菜も言った通り、今までは恋愛ソングが多かったので、こういう老若男女問わず、みなさんに届けられる曲もいいなと思いました。

■先ほど大場さんも言っていた「そのままでいいよ」というメッセージは、どう受け止めましたか?

大場 みんな自信を持った時がいちばん輝いているので、指原さん(プロデューサーの指原莉乃)から私たちへのメッセージでもあるのかなと思っています。

■ここにいる3人もネガティブなタイプなんですか?

大場 この2人(大谷と瀧脇)は行動力があって、向上心があって、自分を追い求めていて、すごいポジティブだと思う。

大谷 この3人はポジティブメンバーな気がする。

瀧脇 私はネガティブな部分を見せたくないんですけど、もちろん凹む時もあるし、ポジティブだなって思う時はそんなにないかも。

大谷 そうなの!?

瀧脇 表で見せている面と、自分の内心で思っていることは違う時もあって。でも、ポジティブメンバーだと思われているんだなと、今言われて思いました。(笑)

大谷 偉い。ポジティブに見えているから偉すぎる。私も落ち込むことはあるし、すぐ泣いちゃうタイプではあるんですけど、切り替えが速いので、どちらかと言うとポジティブなのかなと思います。

■大谷さんは初期の頃、YouTubeのドキュメント(Documentary of =LOVE -Episode6-)で、インタビューに上手く答えられずに泣いていましたけど、ああいうのはもう大丈夫なんですか?

大谷 未だにありますけど、当時は「自分はこうであるべき」とか、「年上メンバーだからしっかりしなきゃ」とか、そういう概念に囚われていたんです。今はみんな私のことをわかってくれているし、私が苦手な部分を得意にしているメンバーもいるから、昔ほどじゃなくなりましたね。

■メンバーに頼ることで、ポジティブでいられるようになったんですか?

大谷 そうですね。もう5年間一緒にいて、最近ではお互いに頼って、頼られての関係です。あのドキュメンタリーが出たからこそ、自分らしくいられるようになったというか。自分らしくいたらポジティブになれたし、逆に上手くいくようになりました。

■「君のままで生きてほしい」という歌詞の通りですね。ちなみにみなさんは、どういう時に自己肯定感が高まりますか?

瀧脇 私はマラソンをやっているんですけど、いくら練習しても「なんかダメなんですよね」とか、すぐマイナスなことを言ってしまって、トレーナーさんから「もっと自己肯定感を上げてよ」と言われるんです。でも、走りきった時は「こんな自分でもできたんだ」と思えるので、何か結果を出すと自己肯定感が上がるのかなと思います。

大場 私はチャンスをいただいている時は、「今調子いいな」と自分の中でわかるんです。でも、「調子悪いな……」っていう時は、とことん調子悪くて。その差がありすぎるのがよくないところだなと思うんですけど……。

■特技のイラストを描いている時に自己肯定感が高まるとかはないんですか?

大場 絵は楽しんで描いているんですけど、こだわりすぎて「もっとこうしたい」と思っちゃうんですよね。

■あー、逆に。僕も原稿に納得いかなくて落ち込むことがあるんですけど、そんな感じですか?

大場 そうですね。一緒だと思います。

■大谷さんの自己肯定感が上がる時は?

大谷 かわいくいることで自己肯定感が上がるというか。歌詞にも「メイクは好きなように」とありますけど、メイクする前は自己肯定感とか全然ないんです。でもメイクして、好きなお洋服を着て、好きな自分になれると嬉しいですし、衣装を着ると自分がちゃんとアイドルになっている感じがして、自己肯定感が上がります。

■この曲がそのまま当てはまりそうですね。

大谷 だから本当に刺さります。自分のことも大事にしているし、周りのことも大事にしていて、すごく好きな歌詞です。

■MVは韓国で撮影したそうですけど、どうでしたか?

大谷 すごかったです。日本とはまた種類が違うなと思いました。いちばん違うのはメイクかなと思うんですけど、一本一本つけまつげをつけていただいたり、竹串をライターで炙ってまつげを上げていただいたり、とにかくすごかったです。

大場 肌のつくりもツヤッツヤだし、崩れないし。リップもマットのヌーディーみたいな色で、最初は「大丈夫かな?」と思ったんですけど、撮ってみたら全然イケていて。

大谷 めっちゃかわいかった!

大場 いつもプルプル系のリップしか使っていなかったんですけど、すぐに同じ色のリップを買いましたね。(笑) アイラインも「アイドルはやっぱりタレ目の方がいいかな」と思っていたんですけど、もう最近はつり目です。(笑)

大谷 完全に影響されてる。(笑) 今回は指原さんと韓国のメイクさんチームが、一人ひとりの髪型やメイクについて、何時間も会議してくださったみたいで。ものすごくビジュアルにも力を入れていただきました。

大場 私の金髪も、もともとイコノイジョイ 2022(7月に開催された=LOVE、≠ME、≒JOYとの合同ライブ)の時にハイトーンにしたんですけど、韓国のヘアメイクさんに「もっと明るくして欲しい」と言われたんです。それでさらにハイトーンになりました。

瀧脇 私も今回指定していただいたので、生まれて初めてブリーチしたんです。それまで「ブリーチは絶対しない」と言っていたので、MVが公開されるまで理由を言えなくて、その期間はちょっとツラかったです。(笑)

■そうだったんですね。大谷さんと瀧脇さんはもう髪色を戻していますけど、落ちちゃったとかではなく?

大谷 これは“好きって、言えなかった”(Type AとEに収録)のMV撮影に合わせてあらためて染めたんです。でも、これから“わたし、魔法使い”(Type BとEに収録)のMV撮影もあるので、こっちではまたハイトーンにしたいんですよ。

大場 ええっ!

大谷 だから髪がボロボロになっちゃうんですけど、かわいいのためには我慢しなきゃいけない時もあるのかなって。

大場 心配になってきた……。めっちゃシャンプーしておきな!

■かわいさのためには犠牲も必要なんですね……。MVにはうさぎとにんじんが出てきますけど、どんな設定なんですか?

大場 最初はランドリーにいるんですけど、あそこは現実世界で、私たちは流行に流されて人の目を気にしちゃっているんです。それで、うさぎにランドリーの中の世界に連れていかれて、いろいろなトラブルがありつつも、最終的には自分の色を見つけるっていうストーリーですね。だから最後に、それぞれ華やかな衣装を着て、いろんなメイクをしているシーンが出てくるんです。

■そういうことだったんですね!みなさん的にMVで注目して欲しいポイントはありますか?

大場 最後の方で「だるまさんがころんだ」と「かくれんぼ」をしているシーンがあるんですけど、あれは急遽撮ったシーンで、鬼もその場で決まったんです。私は「かくれんぼ」の鬼をやったんですけど、すごくルンルンしているので、一瞬なんですけど注目して欲しいです。(笑)

瀧脇 MVの中にお洋服の山が出てくるんですけど、現場で実物を見ただけでも「すご!」って思ったのに、CGでさらに大きくなっていて。映像を見てまたビックリしました。

大谷 確かに!私は今回の衣装がすごく好きで。今までデニムの衣装はあんまりなかったんですよ。

瀧脇 ずっと欲しいと思っていたから、すごく嬉しかった!

大谷 めちゃかわいいよね。でもポップすぎず、キラキラの装飾も女子っぽくて。このキラキラは、フィッティングの時にはもっと少なかったんです。それが本番になったらものすごい増えていて。衣装さんの愛を感じました。着られて本当に幸せです。

■ものすごく時間がかかっている衣装だというツイートを見ました。

瀧脇 そうなんですよ!

大場 春から作っていたらしくて。私たちが知る前の前の前から動いていたんですよね。

■本当に愛が詰まっていますね。カップリング曲についてもお聞きしたいんですけど、“好きって、言えなかった”では、学生の片思いが歌われていますね。

大場 イコラブとノイミー(≠ME)のドラマ(9月23日放送『もしも、この気持ちを恋と呼ぶなら…。』)の主題歌なんですけど、主人公の衣織が片思いしている役で、その子の気持ちを歌った曲になっているんです。バラードの恋愛ソングは初めてかも?

大谷 確かに。私、レコーディングの時に、みんなこんなにしっとり歌っているんだって、聴いてみてビックリしたんです。「みんなのこんな静かな声、初めて聴いたぞ」と思うくらいで。

大場 私も最初はかわいい寄りの声で歌っていたんですけど、みんなの歌声を聴いたら意外とエモーショナルで、絶対こっちの方がいいと思って、私もレコーディングではエモーショナルに歌いました。